読書がいかに人生に 役立つ 無駄のない アクティビティ かということを6月に入った2つのコラムで分かっていただいたかと思います。 脳にもとてもよく、 理解が進み、 生活習慣が定着しやすくなったり、 実際に 脳の中にある知識を使うことが増えたりします。 こんなにオトク であるならばやらない理由はないわけです。
日本は 識字率が100%と言われていて、 字を読めない人はいないはずなので、是非とも 日常生活の習慣に入れていただきたいです。
さて それを少しずつ じわじわ 無理なく習慣としていただきたいので、 そのために何をしてみると効果があるかということを考えてみます。
読書リストを作るというのがとっても大切なことで、前回はこれまで読んできたものに対して整理整頓してみましょう!という おすすめでしたが、 今回はその中でも「もう一度読んでみたい」「あ、 忘れちゃった」「よかった気がする」というものをチェックしていただきたいのです。
同じものを繰り返し 読むのは時間の無駄ではないか?という疑問もあるかもしれません。 実はそんなことはないんですよ。
Ebinghausという 心理学者がすでに忘却曲線 という セオリーを発表して、多くの学習塾でも説得材料として使われています。ヒトは 学んだことはすぐに忘れてしまうので、 繰り返し同じことを学び触れていかねば忘却する一方であるということが証明されています。 むしろ、何が残るのか?ということに昨今の学説 論文は 集中しています。 脳医学が発達したおかげで、 そのメカニズムが分かりつつあるところです。 すごいですね(^^♪
読んだ時に思い出せるのであれば、 それはそれで脳の奥の奥の奥の方に入ってしまった記憶が前に出されるという いいプロセスです。使わないまま 奥の方に閉じ込められているものを 例えと して「開かずの間」「 鍵のかかった 倉庫」に 入ってるとしたら少し恐ろしい気がします。 まだはっきりと言い切るほどには分かっていないのですが、 この知識 たちは 取り出せなくなってしまったり、無駄なものとしてただ朽ちていくだけのものだったり、脳に悪い影響を与えるかもしれない、という仮説があります。 もしそうだったら怖いです・・・。 知らない間に認知症にかかりやすく 自分がしていたとしたら?
であれば、自分の脳内を整理整頓するために、 昔読んだ本を読んでみて奥に入った知識を前に出してくることは いいクレンジングになるかもしれません。
それに メンタル としても、自分がどこで感動したのか どこで 憤慨したのか、 どこが悲しかったのか苦しかったのか、 というのが 若い頃と違っていたら成長ですし、若い頃とすぐ変わらないぐらいなところで 同じ 感情が湧き立つので あれば、それがあなたのIdentityに即した引っかかりであることが証明されます。
例えば私にとっては、『ごんぎつね』『しあわせの王子』『赤いろうそくと人魚』『ガリバー旅行記』 など、 小学生の頃に読んだものは、10年に1回ぐらい読むようにしています。どこが成長したのか、 どこか 純粋な自分の真ん中にあるものなのか、手に取るようにわかって面白いです。 そして、自分の心の道理に沿って 日常を 生きているかどうか確かめるヒントにはなります。
ですので、もう一度読んでみたい本のリストを是非とも 準備してみてください。 自分のことが もっと深く知れますよ(^^♪ 脳にもとってもいいです!






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