この悩みの根源は何から来ているのか?というのは簡単に予想できます。これまで成果が上がっていないから、ということです。中高だけで1300時間に渡る授業を受けているというのに、英語ができている気がしないし、聴けないし、話せないし、という状態が続いているからですよね・・・。
そして、日本で英語教育をこれだけ受けてきた場合においては、きれいに整理整頓された状態ではなく、基本が何かなのか、どこが重要なのか、など、わからないまま、英語を漠然と捉えていて、「成績は悪くなかった」「文法がわからない」「語彙が少ない」という、多くの英語教育の犠牲状態が続いていることを、どの程度かは別にしても、気づいているがゆえに、何が基本なのか知りたいってことですよね?
英語だけではなく、人が言語で持っている4技能の「はじめの一歩」は、どの言語であっても、Listeningです。Hearingではないですよ。Listeningです。なぜそう言い切れるか?ヒトの発達は、ナニジンであってもナニゴであっても、ここは不動なものなのです。先天的に聴覚神経に傷がついていない場合は、聴覚が4技能の中では、いちばん先にその個体にとって満足な程度に仕上がります。もちろん、そのあとも能力を上げるかどうかは、個体の意志と環境に因るものです。
だとしたら、Listeningを子どもの頃からやっていた場合は、ここがスキップできる可能性があったり、まったくやっていなかった大人たちに比べると、習得時間が短縮できるということになります。そうした意味で、私は赤ちゃんから小学校くらいの生徒さん対象の親御さんたちには、英語のListening環境についてだけアドバイスをし、特に英語スクールや英会話などに通ってもらう必要性は未だないのではないか?と申し上げております。時間やお金を割いたところで、さほどの効果はないからですね。
ただ、スケジュール的にどうしても習い事をしないと家でケアができないのであれば、ということでは、英語やスイミングなどはいいと思います。
しかも!
Listeningは勉強じゃーないんですよ。(・・;)
何時間などと決めて行うことすらありません。日本語のListeningをどのように習得したか考えてみていただきたいのです。環境の中で、勝手にたくさんの音が流れていて、それを聴く気になったときに聴けていけるようになっていた、という結果論だと思うんですよね・・・。
だとしたら、英語にしても勉強はしないこと。環境の中に、自然な形で入れ込むこと、習慣や日常として受け容れることで、勉強をしなくても聴けていけるようになります。
とはいえ、もうすでに中高の授業や、たくさんの商業的英語スクールや、英語検定などの無駄なプッシュがあり、それに乗じたネット記事などがあり、多くの人々は、英語は勉強するもの、と思い込んで信じて揺らぎません。だからこそ、英語は勉強するもの、から動かないままです。
英語の勉強をせずにどうやって英語ができるようになるのか?想像してみてください。そうすれば、英語を勉強しなくても、英語はできるようになります。日本語の勉強しましたか?小学校が始まる前に、日本語は話せるようになっていませんでしたか?
そのために必要なことは何なのか?何だったのか?ちょっと深く考えてみて、整理整頓したあと、英語に取り組んでみると、不思議なことに肩の力が抜けて、英語は話せるようになっていきます。
ゆえにPrecious One English Schoolでは、心持ち、認知をポジティブな方向に変えていき、習慣が定着しやすいように、心理レッスンを盛り込んでいます。
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