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文具への淡い恋

最近はFriction pensに非常にお世話になっている状態なのですが、文具全般には片想いを続けている状態が続いています。自分が大学生に戻ったわけでもないことや、テキスト作りはPCでやっていることなどもあり、ノートをしっかり手書きで取ることがなくなってしまった今、欲しくても文具を買う機会がない・・・。たとえ自己満足で買ったとしても、単なる持ち腐れの宝の山になる可能性大。 (・・;)

なので、これなら使うだろう!と、Frictionシリーズのスタンプを買ってみました。生徒さんのプリントを採点するときに、正解だったら捺すということに使うため。本当のところ赤ペンでもいいんですが、なんだか違うものが欲しかった(笑)。

1つめのピンクの猫はかなりかわいかったし、生徒さんにも見やすかったので、このシリーズは他にも使える気がしてきています。理解度でスタンプの色と柄を変えるなどができるので、少し使えるな、と(笑)。

でも、その程度で、特にいつも使っているコピー用紙・生徒さん用のブルー用紙・ペン類、レッスンで使うホワイトボードマーカーとその周辺備品、事務で使うはさみ・糊・訂正マーカー・領収書やスタンプ以外、ときめいても買う必要性がないものばかりで、文具用品やさんに行くたびに、がっかりしているところなのです。

悲しいな・・・。

小学生・中学生・高校生がかなり大きな筆箱を持っていて、それにいろいろ詰まっているのを見ると、なんとなくうらやましい(笑)。心が躍るんですなぁ・・・。

私は子どもの頃ドがつくほどに貧乏だったので、文具にこだわれるようになったのは高校生になって、自分でアルバイト代を投入できるようになってからです。

その頃、ロットリングやステッドラーに出遭い、万年筆の高いものが買えなかったため、けっこう繊細なペンでお手紙を書いたり、受けない授業(そうなんですよ、授業は受けていた記憶なし)の時間つぶしをしていた記憶がかなり明確にあるのです。

渡米前から渡米中ずっと使い続けたホチキスもその頃買ったものでした。30年弱使ったんですが、黄色のとっても持ち心地がよい、手のひらにしっくり来るものだったので、アレを超えるものがこの世にあるような気がしていません。とはいえ、今、複合機にホチキス機能がついているので、1か月に1回も使わないことが多いんですけどね・・・。(・・;)

なぜ文具にこだわってしまうか?というと、上記の貧乏時代のリベンジの他に、アメリカの文具はひどかった・・・。 (・・;)

みんなテスト以外で鉛筆を使っているイメージがない。しかも、授業のノートを紫やピンクやオレンジなど、けっこう斬新な色で取りまくるので、こちらの目がチカチカしたこともあり(笑)。「これってこういうこと?」とノートを見せられても、なんだか落ち着かない気分になったものです(笑)。消しゴムはなかなか消えないばかりか、紙を破いてしまう品質のものまであって(砂消しレベル??笑)、日本で消しゴムを何種類も購入することだけでも、かなり胸が弾んだのです。

しかもシャーペンの芯のサイズがかなり自由に選べるじゃーないですか!濃さも!アメリカの大雑把さは、やっぱりこんなところかなぁと。製図をやる人々はそうした専門店に行くんですが、私のような学生が行っても予算が限られているしね・・・。ただ、万年筆は日本で購入する代金よりもお安かったことを憶えています。モンブランでもペリカンでも、日本の半額とまではいかないけれども、かなり当時安かったのです。買いました(笑)。

そして意味もなく、一生懸命日本語と英語を書いていたのでした。

そして今でも私のペンだこはすごい。素直なので、使えばすぐに育つ(笑)。筆圧がどんだけ強いんだ!?って話ですね・・・。文具は日本は誇っていいと思います!

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