私人として公人としての意見があると思うんですが、この場合どちらを優先したほうがいいか?という考えに至ります。私は多くの生徒さんを時間でお預かりする公人としては、占有面積あたりの人口密度や、行動規範の統一化を考えたときに、国をあげての休校は正解だったと考えています。
弊校、Precious One English Schoolは休校することはありませんでしたが、リモートワークが増えた実感もあり、お子さんたちには臨機応変にスケジュールを変更したり、キャンセル料が発生しないように時間のアレンジなどを徹底しました。体調が悪くなる生徒さんの率は、去年の同じ季節・時期とさしたる変わりはありませんでした。様子見をしつつ、現在も調整をしていますが、みなさんマスクをつけてくださり、Speakingレッスンのときのみ外す感じです。
そしてコレを書いている最中に、2020東京Olympicの延期が決定しました。どのくらい延ばすのか?などについて詳細は決められていませんが、今回、Pandemicになったことは重い事実です。死者数も伸びており、罹患者も増大の一途です。致死率も通常のインフルエンザを超えるものですし、キャリア(感染源になってしまう個体)も数時間から数日は気づけないわけですから、世界的な対策ラインがあり、それに順ずることはヒトとしての義務でしょう。
そこで、保育園や保育所・学童は開いている状態が気になって仕方ない状態です。
さらに、コレを書いている状態で、東京都の小池知事が3密禁止のお願いをしました(2020年3月26日現在:けっこう前倒しで準備しています)。読まれる頃には、Olympicの日程も少し話し合いが進んでいる中、学校も始まっていると思いますが、生命あっての学業や仕事です。先に来るのは生命で、その上に構築される生活ですから、犠牲は人類だけでなく、Organisms:生命体はすべて払わなければならない危機です。
その認識なく暮らしているのは、私人としてもやはり無知なのだろうと思うのです。目に見えない敵にどのように戦っていくか?を常に考えている個体とそうでない個体の作る小社会の充実度は、長い目で観るとやはりまったく差が出ると思うんですね。
今回、医療従事者の方々・保育士さんなどの罹患者に接すること止む無しという日常を送っている方々には、その勇気と美徳に敬意を表します。フットステップが非常に軽く、検査キットを数週間単位で開発した島津製作所を始めとする企業にも感謝です。TwitterなどのSNSで無知を糺していく態度を持つ著名人や個人にも頭が上がりません。
私個人も母にだけはゼッタイに感染させないように心がけ、できうることはすべてやっています。うがいや手洗いの徹底の他、最も空いている時間帯の移動や、人々の集まるところへは行かないなど、倹しく暮らしています。
Precious One English Schoolはおかげさまで、贅沢に広いのです。距離を取りながらレッスンが可能で、最悪の罹患率にはならないでいられ、レッスンとレッスンのあいだは、寒さに関係なく、窓という窓を全開にして空気の入れ替えを行っています。
「学びの成り立ち」というレッスンで実施しているのが、「健康あっての学習である」ということ。このレッスンを終えると生徒さんの生活習慣がかなり変わります。健康がないと学習は進まないことを実感するからですね。知識も大切になりますし、アンテナの立て方も変わります。
今後、世界がどんどん距離感が短くなり、こうした目に見えない科学がうっすらと感じられ、想像でき、観ることが可能になるように、祈るばかりです。そのための学問であればどんどんやってみてほしいです。休校しているあいだ、何をどのように感じ考えているか、うちに通ってくる子どもたちに訊いてみます!
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