コラム

日本語を英語に直してしまっているあなたへ ④ かといって英語らしい表現を暗記したり、そのリストに頼らない

新しい学習法にトライしたい!と思っていても、どこかでやってきた勉強のやり方を全部捨てるのはもったいないと思っているかもしれませんよね。なので、繰り返し、無意識のうちにやってしまうことがたくさんある。

その代表例が「日本語をそのまま英語に直してしまって話す・書く」というのが典型的なもので、そもそも意味が違ってしまったり、論理的な意味が成立しなかったり、不自然すぎて理解に到達する努力の前に立ち止まってしまったり、など、英語を母語として使っている人たち、あるいは英語を第2言語以降として使っていても習熟している人たちにとっては、「そんな話し方する人たち、面倒くさいよね」となってしまう、残念なことになってしまいます。

理解するまでの道が迷路のようになってしまっているわけですから。

日本での英語教育が沁みついてしまっている先生たちが、今も中学・高校で教鞭を取っています。実際、私のところに来ている小中高生たちにも、「そんなこと教えてないよね?」というようなことは、ほぼ学校で習っています。(-_-;)

最も怖いのが、辞書にある言葉通りのことしかあてはめられないこと。

たとえば、have 持つに関しては、I have a brother で、います、と変更することはできます。それはおそらく学校でもそう訳しているんだろうし、何度も繰り返す機会があるからだと思うんですよね。

けれども、for などは、「ために」としか訳せず、それを固定的に使う人がいかに多いことか!実際にもしもどうしても訳さねばならないときには、

のために、にとって、…を記念して、…にちなんで、…の名を取って、…に与えるために、…あての、…へ向かって、…へ行くために、…に入場するために

など、あらゆる日本語への意訳が可能です。ここで大切なのは、これらの日本語に共通する「イメージ」を持っているかどうかですよね。だからこそ、訳すことがいかに効率が悪いのかを実感してほしいわけです。

しかも英語らしい表現というのが、オンライン上でもリスト化してあったり、暗記を促進するようなおススメ書きっぷりをしているサイトがあります。どんなにもっともらしく解説していたとしても、日本語に置き換えて「暗記する」とか「覚える」とか「憶える」などと併せてあります。これはダメだー!

たとえば、get/take などは固定化した日本語にしてしまうととんでもないし、look にしたってsee/watch との差がわかっていないで、暗記していたら効率が悪く、句動詞として塊を日本語化したらさらにもっと効率が悪くてキリがない。

look の場合、後ろに来る前置詞は、10以上あります。少なければ1つですけど、このように10以上あるものだってけっこうな数ありますから・・・。英語の動詞は約25000個。そのうちいくつにどのくらいの数の前置詞や副詞や形容詞がつこうとも、それらを全部暗記するなんてことはありえないです。

だって、日本語をそんな方法で勉強しましたか?意識せずとも知らないあいだに身に付いたもののほうが使えていませんか?

しかも!勉強したものっていうのは、暗記した瞬間に繰り返しを意図的に作らない限りは記憶に定着しないため、「忘れるために暗記してしまっている結果」になるわけなのです。ですから、私はPrecious One English Schoolでは、「勉強はするな」というのをしつこく言ってます。その個人にとって、使うもの・感情が動くもの・出会いが多くて繰り返しが勝手に起きるもの、から肌感に落とせばいいと。

しかも並行して、Listeningを鍛えていけば、映画なり、ラジオなり、Youtubeなりなんなり、英語の「よくある表現」は正しく脳内に引っかかっていきます。そうすると、脳は可塑性が高いため、それに勝手に応えてくれるようになっていきます。いい循環を目指すためには、やっぱり日本語を介してしまう英語学習は、遠回りすぎるんですよ。

正しく効率よく、苦労なく、定着しやすい英語を学びたい方は、ぜひ無料体験レッスンにお申し込みください。<(_ _)>

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