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明日の分かれ目

09/10/2008にアップした文章です。

明日がいい日になるかどうか、寝る前にちょっと考えることはあるのだろうか?と、生徒さんに聞いてみたところ、「え?」という反応が大きかったので、ちょっとびっくり・・・(笑)。私は占いが好きではないので(本当にただの統計学に、甘い言葉を散りばめただけなので、かなり濁りがある・・・。いい運勢のときはただ受け止めるだけでいいのだが、悪い運勢のときを気にせずに居られないヒトがいるので、コレは問題だろう・・・)、自己暗示方式を採っているのですが、むしろ生徒さんたちは、「段取り」について考えるらしいのですね。いや、だから、その段取りの向こう側にイメージがあるじゃないですか・・・。それがよりよく終わるまでのシミュレーションを頭の中でやるかやらないか。コレだけで、明日はかなり変わるのです。私も段取り魔なので、自分のスケジュールの確認はしますし、しかも毎日かなりバラバラで違うので、やらないと生活が覚束ないようなところすらありますけども、あと少しを足すことにより、よりよくするというのは可能だということなのです。



とくに、学生さんや社会人のメンタリティというのは、ヒトは「習慣の動物」と言われるほどなので、習慣しか予測できていないところがあります。その習慣があまりに平坦なことが続くと、「安定」というプラス面があるにせよ、「冒険」「新しいことを知り知識や経験にするための機会を逃す」というマイナス面が生まれてきます。なので、バランスを取るためにも、こうしたイメージ化を、目を閉じた状態でやるのはかなりいい。しかも、普段は使っていないであろう右脳を使うことができるので、さらにいいのだった。映像化したり、チャート化したり、図式にしたりするということを、意識して生活の中に取り入れるだけで、脳の活性化は図られるので、DS脳トレは要らないのです(笑)←私はDS脳トレやったことがないのだけれども、本当にいいのでしょうか?ダウトがありますね・・・。IQテストなどと同様、ある程度の信頼性はあるにせよ、目安程度なのではないか?と。

 

しかも、ヒトの脳は、小宇宙が入ってしまっているほど不思議で精密で可能性をたくさん秘めているので、イメージするだけで、実際の現場に直面したときに、そのよりよくこなすイメージを記憶として呼び戻すことができるのです。恐怖症などを治すときに、認知&行動療法をコンバインしたセラピストに使われる初歩的方法ですが、効果があるから続いているわけで、もっと複雑化したものは、また身につければいいので、まずはシミュレーションをする習慣をつけてみるのはいいです。

 

しかも、シミュレーションをするようになると、コトが悪く運ばれてしまったときの対処などにも冷静沈着に対応することができます。頭の中で考えるだけの悪い状況というのは、やり直しが効くのでそれほど怖くもないですし、頭でリアリティを持って再現フィルムにできればさらに、どのくらいドキドキするのかわかるのでいいわけです。が、現実とイメージを区別することもできて、それほどの切迫感もないですし。

 

順番で間違えてはいけないのは、最初にいいイメージを漠然とイメージし、そのあと悪いイメージをあれこれ連想し、それを直すべく、いいイメージ・完全版を最後にイメージすることです。そうなると、眠っているあいだに、脳がしっかり最も新しい情報を大切にしてくれるようになります(いわゆるPCでいう上書きですね・・・。が、他のイメージもバックアップしている可能性があるので、この最後の完全版は、強く細かくやるのがいいのです)。

 

私の仕事は、それほど日々同じものではなく、相手によっても違うし、教材によっても違うし、相手の精神状態によっても違うし、と、こうしたイメージ作りで大きく結果が変わってきます。明日は3人。土曜日は7組。などとして、前日にイメージすることにより、よりよいレッスンができるので、私は習慣にしていますが、行動が安定した部分は残し、そうでないものはたとえ時間を割いてでも、よりよい新しい情報になるよう、伝えることを忘れないようにします。

 

忘れるようになると、メモやレッスン記録を使うのでしょうが、私は書き物に頼ることは極力避けています。書き物は骨子だけにしておき、連想がしやすいようなメモ書きができるようになっています←長年の賜物なのだろうけれども。

 

そして、何か突発的な事件はあるにせよ、それすらも楽しめるように、「明日はいい日」と思い込んで眠ることになっています(笑)。そうすると、なぜかやはり毎日はいい日になる。あ、稀にうんざりだけで終わる日もあるのですが・・・。うんざりしたあとに、自棄酒などはいけません(笑)。せめてそこで挽回する。

 

アメリカに渡ってびっくりしたのは、「寝る前にすべて解決してから寝る」という家庭のルールを守っていることを、それはそれは大そうに言っている人々を、かなりの数見たことです。怒ったまま寝ない。わだかまりを残したまま寝ない。哀しいまま寝ない。たとえその日は、寝不足になろうとも、質が問題なので、伝えることは伝えて寝るのだということ。そして、それがけっこう大そうなルールだなぁと実感することになっていくのです(爆)。いや、コレ基本ですよ・・・。明日がいい日になるかどうかは、コレに掛かりますね。

 

仕事でどんなに連続的にマイナスが蓄積しているものがあったにせよ、精神的な楽観や負担というのは、一度ゼロ以下にリセットし、むしろ、楽しい・うれしい・明日が楽しみ、といったプラスの気持ちにして眠る、というのが、なんと大切なことか、というのは、飛行機学校に入ってわかります。

 

ヘリコプターの操縦の訓練をしていた頃、あの360度の操縦桿の微妙な操作や、両手・両足を同時に使う他、左手に上下とスロットル(廻す)ことがついていることで、車のシフトよりも難しく感じて、かなりいつも緊張していたことは記憶にあります。それはやはり「失敗したら死ぬ」というのが、車と大幅に違っていたことなのだろうと・・・。しかも一機が高いし(爆)←そのための強制保険があったんですけども、命は替えがないので。その頃から、芸能人や一般人、みんなが口を揃えて言う、「何も遺恨を残さない」「わだかまりを持ち越さない」という大切さや、「明日を楽しみに思える前向きな気持ち」が、いかに翌日の教習に違いを醸したかということを、身を以って知りましたね。緊張していると、本当にコーディネーションがうまく行かない(笑)。イメージトレーニングというのを紹介されたあと、実際に飛んでもいないのに、目を瞑って自分がコックピットに居て、計器チェックをし、エンジン始動をして、再度シートベルト等の安全確認をし、無線でリクエストをし、タクシーをし、離陸し、飛ぶ、というのをイメージするだけで、かなりの成果が上がったものです。いやー、教習料が高かったので(チャーター料・教官指導料・ガソリン代で、1時間飛ぶとだいたい2万以上)、シリアスでしたよ(笑)。

 

それからは、私はすべてにこの方式を採り入れることにしたのですが、たいていうまく行くことがわかりました。明日の分かれ目はコレにある、と言っても過言ではないです。明日を明るく予測するかどうか。それが自信に裏打ちされたものであるか。冷静に自分の言動の癖などがイメージ中に振り返ることができるかどうか。悪い状態になってしまう原因がわかるかどうか。それを修正するにはどうすればいいのか。などなど、けっこうてんこ盛りな作業なのですが、身につくと宝物です。

 

というようなことを、生徒さんにたまに話すのですが、うまく行かない場合、頭をこじ開けるわけにもいかず、彼らもなかなか言葉にしきれず、けっこう欲求不満は溜まります(爆)。特に英語のListeningなどは、どう聴こえているのか、再現フィルムを見せてもらいたいのですが、うーん、無理(爆)。

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