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本当に自分がイチバン、なのか?

2008/12/03 にアップした文章です。

 

世界エイズデーが終わり、その関連でいろいろなニュースや特集があったようです。私はとても忙しかったので、今年はささやかな啓蒙エッセイ(おかしな呼び方だけども、主義主張をして、ちょっと偉そうに構えてしまうという、愚かしい、高飛車なことをしてしまう、自分のことを皮肉ったジャンルのこと)など、到底書く暇もなく、TVも観なくなったので、母がブツブツ話していることを又聞きしてみたのだけれども、それについてあまり理解できなかった・・・(笑)。どうやら、先進諸国の中で買春をする確率というのは、日本がダントツで多いからエイズが増えるらしいということと、ゲイの人々はHIVの潜伏期間が長く、エイズ発症率が低いが、異性愛者はいきなりエイズになることが多いという、2点がメインで、あとはブツブツ同じことをかなり繰り返している様子だった。私は後者の理由は想像できるのだけれども、前者の確実性と資料元が知りたかったなぁ・・・←ちょっと母には無理。みのもんたの口から出れば、私よりも信頼するので・・・(苦笑)。

たぶん、宗教的な問題もあり、買春するアクセスの利便性とその経済性などを考えても、日本が他国よりも高い、というのはアリかもしれないなぁとは思う・・・。でも、数字をどうしても知りたかったよなぁ・・・。さらにその出典も知りたかったし、どのニュース番組でやっていたのか知りたかったよなぁ。人生に一度くらい、買春をするのは「経験」としていいかと思うのですが、それを日常化するのはどうかなぁと思うのです。そして、たとえある時期はまったとしても、やはり恋愛で得られる「究極の愛情表現」にはできるだけ多くの人に到達してもらいたいとも願いますね。

 

今日も生徒さんと話していて、ちらっと出たのが、8割の人が、自分の恋人にその事実を伝えない、という恐ろしい数値。

 
生活向上WEBというところが調査をしているのですが、これは最近流行している、アンケートにネット上で答えると、それがポイントとして蓄積されていき、そのポイントは商品券やモノと交換できるというスタイルなのです。実は私も成り行き?で入ってしまいました。が、このアンケートを受けた記憶がないので、忙しさにまぎれており、それにぶち当たらなかったんでしょうね。しかも、この生活向上というところは、治験モニター展開のビジネスもしているので、けっこう信頼できるアンケート方法を実施していると予測できます。どの程度か?と言われると、強いフィールドと弱いフィールドがあるようには思いますが・・・。 



そして、そのボランティアは、ホームレスや収入が非常に少ない人などにはなかなかいいものらしく、10日ほどの入院をしてモニターボランティアをすれば、現金報酬ももらえるらしいのです。仕組みはあまりよくわかりませんが、きっと事前にやるスクリーニングはけっこう厳しいんじゃないかなぁ・・・。高血圧だとか、脂肪率だとか、喫煙歴だとか、いろいろ調べてからだと思うのだけれども・・・。 


さて、話題に戻ると、8割もの人が、自分のHIVを隠す・・・。しかも、「自分だけは大丈夫」と思っている人も8割も実在するという恐ろしい数値。私は、ちょっと腰が抜けそうになりました。日本でエイズという病気についての知識が上陸したのは、私が19歳のときなので、すでに26年ほど前。それでこの進歩ですかい・・・(汗)。 


この世の中で最も尊いものは、まず生命。その次が健康。そのあとは個人差があるとは思いますが、命あってのモノだねですから、これは譲れない順序です。その生命に関わる知識と真実について、直截的に関わりがある人に対して秘匿しておく行為というのは、アガサ・クリスティ風に言えば、『捕まらない長い殺人』と解釈できると思ってしまうのです。 


実はアメリカでは、HIVに感染していたことを恨みに思った女性が、売春婦に身を落とし、できるだけたくさんの人に感染させようとして逮捕されたことがあります。これほど意識的ではないにしろ、スケールが小さいが同じ行為でしょう。まぁ、性交をそのまま続けるという機会は避けられないわけですしね。きっぱり別れても、それ以前にしてしまった性交は取り戻せるわけもなく、パートナーにも病院に行って検査してもらう必要性があることを、どうしてその権利を剥奪できるのか、そしてせめて最低限の生命を続けていくことや、楽しく基本的な人権を守りつつ健康に暮らして生きたいと願うことを無視するなどということは、私には、とても理解しかねることです。 なんだか、このアンケートの集計を見て、人間不信に陥りそうです・・・。 


それと併せて考えているのが、若い女性たちの売春に対する感覚の希薄さ・手軽さです。誰かがブログで、10人に一人は売春をしている、などと大げさなことを書いていますが、それくらいすごい勢いになってきていることは否めないようですね。インターネット上での風俗嬢やAV嬢の写真の数を見ると、なんだかものすごい数のように見えますが、実際は同じ人が複数を占めている、と願いたいところです。ところが、ある人の説によると、フツーの高校生などの売春感覚がとても希薄になっており、売春を「援助交際」と呼ぶようになってからこっち、ものすごいスピードで、その数も増えているらしい・・・。 こうした危うい行為が性病への危惧を生まないのか?とも思えるのですが、能天気らしい・・・。うーん・・・。


日本の中学・高校の性教育というのはどうなっているのか、現場に行ったことがないのでわからないのですが、情報収集をしたところ、そんなものはない、とのこと。保健体育のときにさらっとやる程度で、こんな大事なことに大いに時間と労力と情熱を割かないままらしい。 アメリカに長く住んでいた私には、「高校のキャンパスで無料コンドームを配るのはどうか?」というディベートをしていた身としては、生ぬるい状況だよね、と思うのです。


ちょっと調べてみたら、日本のキャンパスでコンドームを無料配布したのは、検索順位が30位くらいで、大阪の大学だったことが判明。しかも、3年前の出来事。こんな状況なので、中高生などにはコンドームとはなんぞや、だとか、性病や避妊の知識がどのくらいあるのか、というのを想像することすら怖いかもしれず・・・。というか、今度、私の生徒さんで試して、ひとりでアンケート集計してみるか・・・←うん、やっぱりこういう意味では興味本位なところ、大いにあり(汗)。

本当に自分がイチバンなのか?ということを考えてみると、自分がイチバンに考えていく人々が集まって暮らしていくのであれば、もう日本は崩壊するよね・・・。HIVに感染したら、自分がパニックしたあと、自分と同じ痛みをなるべく少ない人が経験するように、尽力しようとしないのか・・・。かなり悲しかったので、手厳しいことばかり並べてしまいましたが、自分がパニックしたあと、やっぱりちゃんと考えようよ。パニックしないためにも、日々ちゃんと考えたほうがいいのだし。ちなみに私は、中高生への性教育、本当に必要だと思うし、会社などで徹底してくれるとさらにいいと思っています。

 

 

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