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歌の効用

07/31/2006にアップした文章です。

 

私は車の運転をするときに歌を歌うようにしていたのですが、日本に戻ってきて歌い不足に陥っています。こちらに来てから、まだ原付で片道15分を往復し、30分ほどひとりっきりになっただけでした。あとは、弟一家(弟・嫁・姪っ子3人)と母と7人でカラオケに一度だけ行きました。が、小娘たちが山ほど歌うので、私はたったの2曲しか歌っておらず、やはり声帯付近の筋肉は鈍っている模様。

歌を歌うのがなぜいいのか?涙と同じですな。涙の効用については、手を変え品を変え、しつこいほど書いてきました。私は、歌と違い、涙は日本に帰ってきてからも毎日泣いています。9歳くらいからの癖は場所が変わっても大丈夫らしい(が、歌は誰かに聞かれるのがイヤなのだろうか?ちょっと沈思・・・)。

ストレスを買い物や食うこと、飲むこと、ゲームをすることなどなどで発散すると、自分の感情やもっと細やかな情緒やその機微に気づかぬままでの発散になり、「うやむや衝動状態→やがて代替行動による沈静化」という根本解決しない状態が続くのですが、泣くことはかなり静的な動作となり、自分の感情を右脳の後ろっ側のほうで、かなり冷静に見つめている背後霊になっている自分に気づくことがあります←わかんないだろうか?わかってもらいたーい。なので、何が自分をこんなに喜怒哀楽させているのか、涙はよーく教えてくれます。私は人前では映画以外では泣かないような身体機能になっている(爆)ので、まだ日本に戻ってきてから涙見られてないぞ(笑)。そうだな、日本で映画見てないかもしれないです。姪っ子を連れて『ゲド戦記』に行きたいと思っていたのですが、あんまり興味なさそげ。振られてしまったアメリカのおばちゃんです。

歌を歌うのも、ブルースであろうがジャズであろうがカンツォーネであろうが演歌であろうが、あまりジャンルは関係なく、リズムや歌詞が自分というフィルターを通すことでもたらす感情を、いい具合に気づかせてくれます。想い出がぐわぁぁぁぁっとこみ上げてきて、歌を止めて想いを馳せてみたりすることもよくあります。悲しい歌でも楽しい歌でも切ない歌でも元気な歌でも、自分というフィルターはそれらをどのように受け止めているのか?を、歌詞がある歌の場合は、自分が思い出すことと、自分の歌声を聴くことの二段構えで受け止めさせてくれるわけですよ・・・。けっこういい・・・。

私は中学のときに合唱部だったのですが、その名残なのか、歌詞はかなり憶えています。もうね、デフラグしてこの記憶フォルダを整理し、ツメツメにして、要らないものは削除したいです。が、そうは行かないところが脳みその悲しさ。そもそもの歌の意味に、自分の記憶や意味合いをさらにグラデーション付けしてあり、そのせいもあって記憶はさらにしっかりしていくのでしょう。が、不思議なことに、歌だと2・30年ぶりでも歌えたりするところが怖い・・・。中学校のときの合唱コンクールの課題曲は、おそらく1000回以上は歌っているせいなのか、まだ歌えますね・・・(汗)。部活の先輩の顔などが思い浮かんでしまい、うっとうしいこともあり(爆)。

なんだか欲求不満のような状態になりゃしないかと心配なわけです。自分の感情に向き合う時間は、アメリカでネコ6匹と暮らしているときは、山ほどあったのです。なんて贅沢な暮らしだったのだろうと、今になるとあの宝物のような大切さがわかる・・・。私が話しかけても「にゃぁ」と返事をしてくれる以外、余計なインプットはしないでくれるネコたちに比べ、母はうるさい(爆)。感情の整理どころか、脳みそのワイヤをぐちゃぐちゃにされます。彼女の場合、接続詞が相当ぐちゃぐちゃなので、話題が切り替わっていることがわかんないのよ・・・。呼吸の間もなく、話題変わっていることはしょっちゅうです。私の話も聞いちゃーねーし・・・。

スカイプで西さんともほぼ隔日くらいの割合で話すのですが、彼はいつからかどもるようになっている・・・。唸り声やため息もとても多い。息遣いが荒いようにマイクが拾ってしまうので、ある種、理解していない人には不気味な音が混じる感じです。西さんは、ポイントを文章で表すのはとても上手なのですが、会話にするのはとても苦手らしい。コレはたぶんプロセッシングスピードの問題なのではないかと思います。

スペインの新しいメンバーのゆうこさんにメールでしっかり書かれてしまったのですが、やはり私はしゃべるのがとても速いのだった。自覚はあるのだけれども、初対面だからといって、わざと遅くすることは場面が要求しない限りはしないことにしています。すまいるやさとみちゃんにも迷惑をかけることがあるので、会社のデスクで3人で話すときには、私自身が喋っていることを箇条書きポイントメモとして、書きながら、ふたりにそれを見せながら話すことにしています。すまいるとさとみちゃんはそれを自分のノートにわかるように自分たちでそれぞれ書き取るわけです。

仕事では話すスピードを6割にしていますが、何度も会ううちに徐々にファジーにスピードは上げています。みなさまはそのことにきっと気づいていないかもしれないです・・・。

見ていただければわかるんだけど、タイプも相当なスピードです。日本語はまだ変換が面倒なのでいいのですが、英語だとものすごいことになります。なので、会議中は手書きにしています。それがねぇ、タイプに慣れてしまっているので、日本語すごいことになってるんだけどね・・・。大昔は習字を習っていたはずなのに、とちと悲しいのだけれどもね・・・。

人と話す時間が多いことで、歌を歌わなくなった時間を代替できるのか?ということを書きたかったのですが、はっきり言ってできません。目的が、出発点からしてそもそも違うからです。歌は限りなく自分のためですが、人と話すのは、お互いに伝え合うことが第一目的であり、相手が投げ返してきたことに対して、かなりのスピードでプロセッシングをせねば飲み込めず、さらに自分の頭の引き出しにある関連性のあるものをすべて出してみて、どれに符号するのかを確認し、またそれを相手に向けて発しないといけないわけです。身勝手な作業ではないのです。

が、歌を歌うのはどっぷーり自分の感情のため。コレ、大事な時間なのよ・・・・。シャワーで歌えばいいじゃん、と言う方がいるかもしれません。いやいや、最近耳が少し遠くなった母は、お風呂場まで来て「なんか言った?」と確認しちゃうわけです(爆)。それに、私はあまりシャワーでは機嫌がよくない限りは歌わないのである。洗う作業に専心している模様です。

やはりひとりきりで密室だったり騒音の中で歌うのがよく、車を運転している時間を確保しないといけないということになります。カラオケはイベント系なんで違うのよね・・・・。ネコが聴いてくれていたこともあったのですが、思えばなつかしい・・・。

今の自分の気分にぴったりな歌を探すのも楽しかったりするし、考えずともささっと出てきてしまう歌の歌詞をついぞ真剣に考え込んでしまうのも楽しいのです。それにね、人間の身体の中で最後に年を取るところが声なのですよ。訓練次第で声はいつまでも若いままでいられるってことです。喫煙にご注意なのですが・・・。しかも歌うと姿勢もよくなるし、腹筋と背筋も使うしね♪

もー、いっそのこと、9月になったらヴォイストレーニングにでも通ってみるか・・・などと考えているところです。東京じゃ、川原だってひとりぽっちになれるところなぞ探せやしません。わんちゃんたちを連れた人々がたくさんたむろっています。ホームレスのみんなもいます。昔、国道246号でトランペットの練習をしていた人をいつも見かけたのだけれども、あれはそういう理由だったのですね。

歌を歌って自分の感情のアップダウンを知る。コレ、活用してみてね♪

 

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