04/04/2007 にアップした文章です。
桜を満喫したあと、雨が降って、道行く人の傘に花びらが残っているのを観て、「どこまで連れて行かれるのかしら?」と思いつつ、家事分担の話題を目にしました。そうか・・・、こんなもんなのか・・・。うーん、他人の人生はあくまで他人の人生なので、私がどうこう言っても、ただの他人の人生の統計学でしかないのですが、男性諸君、大損していることにお気づきかね?と、だけは申し上げておきましょう。
元記事はこちら。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070404k0000m040080000c.html
記事がたいへんにわかり難く書いてあるのですが、これはふたつの調査なのか?わからないので、内閣府まで飛ぶことにする・・・。http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kansieikyo/siryo/ka15-1-3.pdf PDFが見られない環境の方、ごめんなさい。16ページもあるよぉ。読み込みたいへんじゃん(笑)。抜粋します。
・ 第一子出産を機に仕事を辞める女性は7割
・ 女性の有業率は、60-70%。
・ 2002年では、1982年に比べて、結婚や第一子出産後の無業率は減っている(有業率は微量ながら増えているし、20・30代女性の有業率は増えている)
・ が、上記の人口区分では、20・30代の子どもなし女性も明らかに増えているがために、有業率が増えていることがわかる。
・ 男性に比べて女性の再就職率は低い。30代では、なんと20%もの開きがある。
・ 男女共に、「子どもを産んでも仕事は持ったほうがいい」という意識は、劇的に増えている
・ 女性のパート・アルバイト採用は、正社員採用より増えている(昭和60年・平成7年・平成17年の比較)。が、男性のパート・アルバイト採用も増えている>男女問題ではなく、雇用問題であることに着目。
・ 働いていない母親では、「子どもが大きくなったら働きたい」という意向を持つ人が4割を超え、復帰年齢としては、3・4歳、6・7歳、10歳と山がある。
・ 実際に再就職している母親では、子どもが3歳までに6割が復帰している。
・ 正社員を希望して、実現している女性は約半数。
こんなところが、数値的には価値がありそうな統計。でも、毎日新聞の記事にあるような、家庭内の家事・育児の分担統計は、内閣府の統計資料にはなかった・・・。どうしてなんだよぉ。ネットにアップしていないだけなのか?
この新聞によると、1つの調査は、インターネットで3・40代の女性310人に対して行っており、もうひとつは、既婚者2298人に聞いているとのこと。もうひとつのデータのソースは、この人数しか書いていない・・・。渡辺さん・・・←記者の名前らしい。
男性諸君がなぜ大損をしているかというと・・・。
1. 女性は労働力である、という概念を持つと、「男の沽券」「男は女房子どもを養うべきである」などなどから伸びやかに解放されてラクよ!?
2. 家事はできたほうが、もしも妻に先立たれたり、離婚したり、単身赴任したりするようなことが発生した場合に、自分がラクなのよ!?
3. 育児は、自分の子どもと愛情交換をする大切なコミュニケーションなので、参加しないと、「ただの愛されない親父」になるだけなのよ!?
さらに、もっと細かく言えば、奥さんのごはんを30年も食べていて、過労死レベルの繁多な仕事をこなし、企業戦士として、子どもにも寄り付かれず、知らないあいだに「生活習慣病」になっていたりする人、私は個人的にたくさん見るのだけれども、まさか、自分がそんな人生まっしぐら、だとは、あまり思っていない人が多いのかなぁ・・・。極論を言えば、毎日お砂糖が少しだけ多い食事を、2食30年間も食べれば、かなりの生活習慣病は「作れる」のよね(爆)。「俺がやってやっている」という意識を持ちながらも、実際は、「何より大切な命」を左右されているのは、殿方たちのほうだったりして・・・(汗)。疲れているときには、笑顔で晩酌を出してくれる奥さんに感謝するのだろうけれども、それに塩辛だとかいくらなんかがついていると、もう天国なのだろうけれども、習慣にしてしまったら怖いわよね・・・←西さんに私が「勝手にやってね」としつこく言うのは、コレなんだよね。私が「少しずつ殺している状態」はやっぱり避けたいのね(笑)。
奥様が専業主婦で子育ても100%やってくれるご家庭に、文句を言うわけではないし、ケンカを売るわけではないのだけれども、「男の自立」という意味で、あまり正当性がないと思うわけです。結局、「俺家事も子育てもできないから、奥さん、できることを頼みます。信頼しているからね」というのが、そもそもの出発点ではないのか?と。でも、奥様が、「仕事をしたい、外でも働きたい」とおっしゃったときに、「うげ!じゃ、家事と育児どうすんべ」ということになる・・・。愛する人とまっすぐ前を向いて歩いていくために、男性諸君は何ができるのか?自分を曲げるほどには愛していなかっただろうか?それとも、そもそも曲げるほどの信念などはなかっただろうか?あるいは、自分の考えにぴったり見合った女性を選んだのだろうか?
↑これ、かなり真剣に問いかけているのだけれども(爆)。
私は、家事のできる男性が好きですね。とりあえず「日々少しずつ殺してる状態」は避けられるし(笑)、家の中は衛生的でなくては困るし、家事を増やしてくれるのは子どもとネコたちだけでいいよ・・・(汗)。大の大人がどうして自分のこともできないのか?というのを、四六時中見せつけられるのは、とてもじゃないがつらいっ・・・。何かできないことがあるのはかまわないのだけれども、生きていくことに密接した行動ができないところを、いつもいつもずっと見せられるのは、大いなるストレッサーです。育児をやれば、自分も成長できるから、男性諸君も、育児は参加したほうがいいよ♪いかに、生活基本ができないのか?とハタと気づけるはず。
私のお友だちも、1月に赤ちゃんを産んではや3ヶ月を迎えようとしているところ。うーん、忙しくなってしまい、暇ができたときには風邪を引いて咳をしていたので、新生児にツバをはきかけて感染してしまうといかんと思ったので行けず、また忙しくなってしまい、いかんなぁ。もうおサルさんからヒトになりつつあるんだろうなぁ・・・。今週電話してみよう。
「家事もできない人に、家事のことについてとやかく言われたくないよね」と、奥様方は思っているかもしれず。ただ、あまりにも侮辱なので口に出さないだけなのかもしれず・・・。などと考えたことはありませんか?育児にしても然り。私も、母にはそう言われると悔しいと思い、渡米して料理ができるようになって以後、靴下を脱ぎっぱなしにしたり、ものを置きっぱなしにしたり、は意識しています。あんまり疲れていて倒れそうなときだけは許してもらっているのだけれどもね♪
西さんは、6年も単身赴任だったので、私より洗濯物を干すのが上手です。私は乾燥機でしたから(笑)。もしも子どもがいたとしても、西さんのほうが子育てうまいだろうし、たくさんやってくれたんだろうなぁ・・・。まぁ、男性諸君も、家事と育児がロクにできない私には、あんまり言われたくはないよね・・・。ごめんなさーい!平均点がどこかにあるとしたならば、私は平均点ほどはできると思います。だけれども、活躍の場はなるべく持たないことにしています。母の仕事がなくなっちゃうからねー。なので、仕事をがんばっています♪あ、そうか、男性諸君もそうなのかもしれない・・・←今わかるなって!?(爆)
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