[1999年08月25日(水)]に書いた文章です。最近生徒さんで手術をした方がいるので、その方に捧げます♪
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手術ってすんごい体力要るんだね・・・。共感する力が弱いわけでもないし、経験がまったくゼロなわけじゃないし、これまでの8ヵ月ちょいの闘病生活で学んだことで、ある程度の想像をしていたのですが、ひとことで言うと「思ったより痛いぞ」(爆爆爆)。
自分の体力にある程度の自信があって、翌日の退院待ちのときにはきっと Fab が書けると思ってたんだけど「痛みについては避けたい」ので、違うことについての案のプロット書きで終ってしまった。しかもいつもはプロットなんか書かないでタイトルだけ決めてさらさらさら~っと書くだけだっていうのに・・・。
家に帰ってきてから処方してくれた薬が手元に来なかったので(医師が処方箋を書いてそれをドラッグストアに行って買う形になります)、もうすんごい悶絶していてやたらかっこ悪すぎて、ひとりで笑いながら生活まわりの習慣についての確保学習をしてしまいました。
マスターベッドルームのトイレまで、普通に歩けばベッドから15歩程度というのを想像してね。
杖:突き直す回数10回。歩数なぜか60歩(やたら小幅にしないと痛くて薦めない・爆)。
杖と壁伝いコンビネーション:突き直す回数5回。歩数40歩。ただし汗っぽい手垢がつきそうでう非常に嫌だった。
壁伝いのみ:却下>壁がないところはまったく歩けなかったので大笑い(爆)。
ほふく前進:歩くより速く到着できるが、立ち上がるのにかなり時間がかかるので不便。
と、まぁ、これを検討しているだけで2時間弱かかってしまいましたよ・・・。でもトイレ確保すんごい大切だからね☆で、結果的には杖の使い方バリエーションその3くらいが楽だったかな←近くに突いて小さい歩幅ですすっと行くやつ。大きく離れたところに突くのは痛すぎた・・・。
で、西さんがお昼ごはんの面倒を見てくれてごはんのあとにダイエットペプシをくれたのはいいのだが、まったくそのあとのことを忘れていたぁ!だってね、納豆ごはんだったんですごいしあわせだったのよ。病院では Clear Liquid Only (澄んだ飲み物だけ)という食事を2回しただけだったしね。他に何か欲しいか聞かれたんだけど、納豆にいろいろ混ぜてくれてごはんの上にかけて食べてちょっとしあわせすぎて、あとのことをまったく考えないお馬鹿な私・・・・。
水!こんなに大切なモノは私の生活のなかにないはずなのに・・・。ここの乾燥した気候のせいなのか、私は毎日2リットル以上の水分を摂ります。なかったら死んじゃうくらいに好きなのにどうして気づかないくらい納豆に心すべてを充たされてしまったんでしょ・・・。
トイレ確保でかいた汗がかなりなもんだったので、喉が乾いたことを知ったのですね。「うが・・・。いかん・・・・。歩けない・・・・。遠い・・・」と半べそでした。でも電話して西さんに戻ってもらうよりも、やっぱりトライだけはしてみたほうがいいと思って何とか気を取り直してチャレンジすることにしました。
片道40歩くらいのところでゆうに20分弱かかりました。で、ポタシウム(カリウム)の点滴を病院で3本もしてたことを思い出して、「こりゃビタミンやミネラルやポタシウムを飲まねば」と思ってしまったのですね。で、片手は必ずどこかに突いていないとすごい痛みなんで、やたら時間をかけてひとつひとつのボトルを開けて、戸棚から取った小鉢に今日の夜の分までの錠剤を全部入れました。で、氷を「主婦が夢みる冷蔵庫」の外側から出して、その横の水を出し、ストローで昼の分の錠剤を飲みました。
で、その小鉢に入ったビタミンと氷水を持って帰ろうと思ったら手が4本なかった・・・・・・・・・・・。3本でも妥協できたんだが・・・・・。お盆に乗せてみたらやっぱだめだった・・・>水平に保てなかった・・・・
途方に暮れて氷水をプラスチックカップに移して、口にくわえて歩くことにしました。しかしそれでもかなりむずかしくて、これら一連の作業が終るのに1時間もかかってしまいました>大汗かいたよぉ。
で、ほんとに痛すぎたので12月に処方してもらった薬を飲んだらやたら眠くなりました。で、起きて西さんに電話をし、薬をきちんともらってきてね、と頼んだらすぐさま会社から帰ってきました。今日の苦労話をしたら「やだなぁ、そんなのストレッチャー借りればいいじゃん、あそこで」とピザやさんの隣りにある、医療機器専門レンタルやさんのことを言ったのです。
さっそく着替えて水のおかわりをくれた西さんはストレッチャーと共に帰ってきました。すごいですよ、これ。両手で押えて4本足の前側に車がついてるんだけど、すいすい動けちゃうし悪いところに負担かかりません☆しかもトイレまでの所要時間半分以下でするよ・・・。しかもアメリカってえすごいなぁと思ったのが、1週間で11ドルのレンタル代金なんだけど、1ヵ月だと33ドルだっていうすごい格安さ・・・。外でこれ使うのは気が引けるけど、でもいいかもしんない・・・。
これから苦しいリハビリまでの2週間はただただ安静あるのみ。痛み止めが強いので何かを4時間起きにちょろっと食べないといけないっていうのはけっこう苦痛だな。それに眠くなるし、食べるし、動かないからまた太るよぉ・・・。
そしてPCのセッティングやら、昼間私がいろいろ検討したモノを西さんにセットアップしてもらって今に至りました。でもまだ痛いのでうつぶせです・・・。あ、基本的には寝たきりです。
おもしろい西さんは今回たいへんな心強い味方ではありましたが、今日の〆として「傷口の写真」をペンタックスで撮影していました。ネコは風景に入らなかったようです。
読み直してみて、「あー、道理で痛みに強いって言われるわけだ・・・」と納得が行っています(笑)。この体験があったことで、その後の人生はかなりラクで健康的になっています。もともと健康だったので、コレがなかったら、おそらく当然を当然として、なおざりにして、何か見落とすことが起きていたかもしれません。けれども、この時のような「その瞬間を楽しむ態度」まだまだ忘れていませぬよーう(笑)。
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