相槌が上手なヒトとそうでないヒトがいることに、日常生活の中で気づいているでしょうか?ご自分の相槌について解析してみるために、この際しっかり基本を網羅してみませんか?
ここにあるように、ヒトのコミュニケーションのほとんどは、Verbal:言語ではなく、Non-Verbal:非言語に大きく頼るところが多いのです。相槌は、言語化されているものもあれば、Voice声のボリューム・抑揚・ストレス・リンキング・間などの範囲も含むので、非言語の部分を多く占めます。ところが、多くの人がこの大切さをあまりわかっておらず、手さえつけておらず、という状態が続き、自然な流れの中だけで体現しているので、実際にカウンセリングのクラスや、管理者研修などに行かない限り、現実視する機会もないままです。
英語を学ぶことでこの大切さに気づける人は幸いなのですが、多くのスクールはここを素っ飛ばしております。(・・;)
ここで問題なのは、日本語で充分に相槌を有用している人とそうでない人の個体差がすでに開いていること。さらに追加問題になるのは、日本語でできない人たちは、英語になるとさらにできない可能性が増えること・・・。(・・;)
相槌に関しては、さまざまな問題を含んでいるので、Precious One English School英語基礎コースでは、「形容詞・副詞」でご紹介したあと、しっかり相槌について言及したり、伝える力をその前に確認していただいたり、Chatworkで都度、個体差についてご指摘させていただいております。
日本語での相槌は、世界中での学習希望言語のランキングに座している中で、もっとも「回数」は多いのです。ところが、非言語のままの頷き(ジェスチャー)だけであったり、音として出すバラエティが少なく(うん、はい、そう、へぇ、など)多くの日本人は、少ないレパートリーを使いまわししている状態です。しゃべりのプロと言われている方々は流石に多いんですが、それらをTV番組などで見ていても、着目はしていないので学機会としない人々は多いままです。
英語の間投詞(感嘆詞)がコレにあたるのですが、日本人で間投詞を増やそうと考える人はごくごく少ない・・・。TOEICの果てにSpeakingのコースを取ったとしても、そこに注力しているテキストパートなどもあまりないので、ごくごく日常的なものしか入らないわけです。
それが蓄積されていくとどうなるか?
友だちができなかったり、ビジネスが円滑に進まなかったりすることになります。なぜならば、英語の間投詞は感嘆詞とも呼ばれるように、日本語よりもずっとLow contextで感情を表すものだからなのです。自分の態度や評価、感情を表していけるので、日常とぴったりマッチしているのですが、ここには多くの学習者や教える側も着目していません。
情けなや・・・。
逆にCursing:口汚い言葉群を学んで使って悦に入るという方々もたまにいらっしゃいますが、センスはあるのかな、などと感心したりすることもあり(笑)。なぜならばそこには、感情や態度や評価が入っているからですね。コミュニケーションとしては、自分の立ち位置や、ある物や人との距離感や、自分の考え方をしっかり伝えるのが英語なので、曖昧なままにしておく日本語よりは、英語が上達しやすいのかなと感じます。
まずみなさんが必要なのは、日本語の相槌を豊かにすること。それに慣れたら、英語でもそうした相槌を打ちたくなり、さらにもっと広げていきたくなります!
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