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紀久美先生へのQ&A~心理学講座編~その6

Q6.(Q5を受けて)
そう言われてみると…世界的に「勿体ない学問」となってしまっているのか、それとも日本だけの問題なのかな…という、新たな疑問が湧いてきました。この辺りは、どうなんでしょうか?

A6. あーー、ここの辺り、深いです!
宗教が深いところは、そんなに心理学が要らないと思うんです。だけど、日本は宗教が割と形骸的になってしまっていて、お墓とか…結婚式もほら、神前式とか、仏教なのに教会でウェディングドレス着てー、なんて
なっていますよね?でも、日ごろの生活の中に宗教がびっちりと入りこんでいるところは、そこまで心理学がいらないこともたくさんあると思います。でも、一部だけ「ちょっとここのところを直したいなー」っていうような時に効果がある心理学っていうのもいろいろあります(笑)。でも、これだけ宗教が形骸化していると、やっぱり心理学を使った方がいい部分がたくさんあって 、多様的であればあるほど、答えがたくさんあればあるほど、心理学を使える機会はたくさんあると思います。

★ますます心理学に興味が湧いてくるお話でした。国や文化によって価値観が変わるように、宗教がびっちりと入り込んでいるところには、心理学はあまり向かない…

★そもそも宗教とは?

http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r18-148.htm

世界三大宗教と呼ばれる、キリスト教、イスラム教、仏教。ご存知のように、前二者は一神教で、仏教が多神教である。
 キリスト教の母体となったのがユダヤ教で、イスラム教もこの二宗教と近縁にあると言えよう。いずれも一神教であり、その絶対神は人格神とされる。進化論は19世紀になってからの産物なので仕方ないのだが、これらの宗教では神は人間以上のものを造らないことが前提となっている(天使は神と同類なので除く)。神に最も近似した、創造物の中では最高の存在が人間だということになっている。つまり、人間のための宗教なのである(ここでは宗教の社会的機能を検討しているので、科学とは別次元の話だという批判はご容赦願いたい)。
 このことは次のことを必然的に導く。これらの神はやはり人間が造ったもので、だから人間中心なのだ。そして、人間を超える生物の出現はもちろんのこと、その生存圏である地球や太陽系が形成され消滅する時間のスパンでは考慮されていない、そう言う意味で近視眼的な、つまり宇宙時間の中では期間限定的な神なのだ(天地創造や黙示録の記述はビッグバン物語を超えるものではないし、150億年の時間スケールを感じさせるものでもない)。また、そういう枠組みの中で初めて成立している思考が宗教なのだと言える。

★仏教は多神教。そもそも神国であった日本は、あっさりと仏教も受け入れ、神と仏が仲良く共存しています。初詣は神社ですが、お盆休みにお墓参り…行きますよね?
信じる神はただ一人、そして厳しく戒律が定められているような宗教には、あまり心理学が必要ないというのが分かるような気がしました。
ますます心理学への興味が深まります!

 

ARCHIV – Das Denkmal von Martin Luther steht am 20.05.2017 auf dem Markt in Lutherstadt Wittenberg (Sachsen-Anhalt). (zu dpa “PK zum Ende der Weltausstellung Reformation in der Lutherstadt Wittenberg” am 08.09.2017) (KEYSTONE/DPA/Jan Woitas)
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