おそらく、自分の性格をしっかりわかっている人というのは、多くは存在しないのではないかと思うのです。なぜならば;
1.客観的に自分を見ることがかなり難しい
2.場所や相手、タイミングなどで、同じ内容であっても態度が変わってしまうため
3.周囲の出来事によって、態度が変わってしまい、自分でもびっくりする体験があるため
4.同じ行動や言葉でも、人によって評価が分かれるため
などが主なところでしょうか。
健常者でも、幸せに暮らしていても、この4つの原因で、「私って何よ?どうなのよ?」などと思うことは、かなり頻繁にあるかと思うのですよね。でも、カラカラ笑っていられるのであれば、特に混乱状態ではないと思います。
ゆえに、おそらく多くの場合、相手に、自分のPersonalityを表現・表象できると思うのですが、ある特定の場所・相手・タイミング・内容が苦手で、本来の自分から離れてしまっている気がすることがあると思うのです。それが僅かであれば、たぶん、多くの人がそれらを避けてしまい、特に改善することもなく過ごしているのではないでしょうか?
この困難やもやもや、混乱が頻発することに気づき、疲れ、傷つくと、混乱状態が定番のようになり、性格がわからない!となってしまうことに気づけますか?
根本的に自分の性格を知りたい場合には、心理テストのしっかりしたバージョンのものをやってみるといいのですが、インターネットにあるものはいいものと悪いものが混在しているので注意!
では、なぜ自分の性格がわからない!というほどの混乱状態になってしまうことが頻発するのか?ゆえに、いつも自信を以て行動できないのか?
1.Self-Esteem:自己肯定感・自己尊重感が低い
2.成功体験が少ない、あるいは成功体験を咀嚼していない→楽しんでいない
3.他人の評価により、自分がナニモノなのかを査定するのがクセになっている
4.自分の属する社会(家・学校・会社・友人サークルなど)の理想や基準に従順すぎるから
が主な原因です。
本来の自分がどんな人間なのか?を模索しながら、ヒトは心理的に発達しますが、競争したり、相対評価したり、他者に揉まれ過ぎることで、自己を見失います。できていることすら、AくんやBさんよりもできていないと、低い評価を続けていき、不快の悪循環に揉まれながら、不毛な努力を続けていきます。なぜならば、その廻りにいる人々や社会が提示している「理想」「あるべき姿」は、自分で考えついたものではなく、すでに「ありき」であり、それに乗れない限りはヒトとしてのランクが低いような気持ちになってしまうからです。
ゆえに、自信はどんどんなくなって委縮場面のほうが多くなり、本来の自分のよさを発掘する機会すらなく、苦しくなったり、疲れたりすることのほうが多くなっていくわけですよね。
2021年現在、世界の人口は 世界の人口 リアルタイム 78億人にも達しようとしています。すべての人に好かれたり、さまざまな小社会がすべてAgreeする理想など存在し得るわけなどないわけです。だったら、本来の自分がラクに幸せに暮らしていける場所で、そこに属する心地が良いコミュニケーションが取れる人々と、いい感じでやっていければいいのでは?
それを一度でも体験すれば、その心地よさが勝ち、きっと本来の自分の在り方を裏切りたい気持ちにはならないはずです。ぜひとも、ポジティブな空気に満ち溢れた場所と人々に邂逅するような道をお選びください。<(_ _)>
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