文化を無視しての言語使用は成立しません。英語の文化的ポジションを理解していますか?日本における英語教育の多くは、これを学ばずして、
日本語 ⇔ 英語 訳
語彙の暗記
基本のキからの積み重ねではない文法学習
の泥沼へとズブズブと迷い込んでいきます。
結果どうなるか?1000-1400時間の学校教育後にも話すことはままならず、それに留学などのおまけをつけても話せるようにはならず、大人になってからも↑上記の偏りを修正することがないスクールや教材で学び、英語を話せる日本人は徐々にしか増えていません。なぜなのか?
夏目漱石、津田梅子、新渡戸稲造は嘆いているかもしれませんね。彼らが予見していた未来からはほど遠いと・・・。
私はかなり 優秀な成績でAmerican History I を初めてのCollegeのClassで終わったんですが、そのやり方の違いや内容にものすごく驚きました。しかも、アメリカに渡ったのにアメリカの歴史をろくに知らなかった自分に対して ものすごく反省しましたね・・・。 それゆえ もっと学ぶことがたくさんあると思ったので II も次の学期に取ることにしたわけです。 私が大学に戻った頃は 42代大統領 Bill Clintonが就任していたのですが、 見事に I は 南北戦争まででした。 浪人をしていた時代に『風と共に去りぬ』Gone with the Windを 見ていたのでこの辺は詳しかったです(笑)。
けれども その後、 東海岸から人々が 西海岸へと 渡っていくGold Rushを学ぶんですよ・・・。 そして英語がもっと現代の形に変わっていきます。
もちろん 東海岸で開拓を経験した人々たちは強かったのですが、定住をせず、 さらにもっと開拓を続けようとした人々はもっと強かった・・・。(・・;)
たくさんの家族が場所を連なり 西海岸に向かうこともありましたが、 揉めることもあって途中で はぐれた人々は死ぬしかなかったということもあったようです。 特にReno, Nevadaの雪の中での行軍は恐ろしいものだったという歴史を学び、ひとしきり ドキュメンタリー などを 見込んでしまいました・・・。
https://en.wikipedia.org/wiki/Donner_Party 英語
ドナー隊 日本語
人肉を食べてても生き残らねばならぬという 前に進んでいこうという気力がすごいです。アメリカの文化の特徴は「獲得していくこと」であり、「理解を進めるためにコミュニケーションを取ること」へと変化していきます。イギリス時代とは違う・・・。しかも、Gold Rush: 金鉱発掘の流行があり、人々の博打的な前進は目を瞠るものがあります。
こんな人々に勝てるわけがないなあと、 第二次世界大戦の敗戦について考えたりもしました。 ここで 英語も西海岸と東海岸が分かれていきます。 とどまった人々にも主張や利や害があり、突き進んだ人々にも主張や利や害がありましたが、とにかく伸びていこうとする意志の強さには脱帽です。
英語を学ぶ だけではなく文化ごと学ぶことで、私 個人は英語がとても上手くなったような気がします。 でなければ日本で全く勉強してこなかった私が、University of California Berkeleyに入学できるわけはなかったですから・・・。 そして 卒業まで来ました しね(^^♪ たくさんの刺激に感謝こそあれ、悲しかったことやつらかったことはもう忘れちゃいました(笑)。
私はやはり 西海岸が好きです。 自分が20年住んだからということはありますね。 それはちゃんと認めます。けれども、やはり 気候がいいことが一番でしょうか。さらに、SF Bay Areaは、 世界の最先端のITの発祥地です。たくさんの情報が集まり 知的生活ができる場所だと私は信じています。
さて 皆さんは 西海岸 東海岸、 どちらが好きですか?
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