私自身、英語を話すようになってから30年以上が経ちますが、日本語と同じように終わりがないことは実感しています。ただ、日本人で日本語しか話せない人も、「もっと日本語使いには上には上がある。常に学びが必要だ」と思いながら暮らしている人はごく少なく、ある局面において感じる程度なのだろうと思います。ありがたいことに英語を教えていると、たまに難易度が高い語彙に出遭ったり、教え方の工夫が必要!という場面を強制されたりしますので、学びがいつまでも続いていくのはひしひしと実感できるのです。この商売はそうした意味でもとってもすごいのです。しかも罷り成りにも食べてはいけているわけですしね。すごいです。
学びは生涯続くのだ、というのは、英語基礎コースにて、何回もくどいほどご紹介していますが、生徒さんに1-2年で英語スクールに通っていただくのを卒業するための中ゴールもご紹介しているのです。
- 自分がすべてを知らないこと、簡単に結論を結論としないこと→自分を知り続け、自分で深く考える
- 独学の準備ができている;時間の確保、意識の向上、調べもののスキル向上
- 自分なりのさまざまな価値観に対する世界観を持っている
- 日本語力も上げなければ英語はそれ以上にはならないことを知っていて怠らない
- 生涯英語を使うことを意識する
- 感情や考え方も伝えられることを言語コミュニケーションとする
などなど、いろいろなことを条件に出していきます。
特に心理レッスンをしていることでその「準備完了」のハードルは少し高めになり、英語だけではなく、他の分野を学ぶときにも生かしていただけるようにと「学習法」「脳の使い方」に注力しているのです。
ゆえに、基礎コースが終わったあと、ESLを継続する中で、他の分野の何か新しいことや、昔やっていたことを再開してもらう、というススメもあります。それらに「学んだこと」を加えると、どの程度の速習ができるのか、効果が短い時間で上がるのか、を確かめてもらいたいからです。
実際、私にもゴールはなく、学びは死ぬまで続きます。英語に関しても「うわぁ!まだまだここが残っていた!」というのもたくさんありますし、誰かに何かをしっかり伝える方法などは、相手が変わったり、時代や場合が変わったりするとものすごいレパートリーの数になっていくわけです。それらを忘れないようにしたり、メモやまとめにしたり、というのも取捨選択ですし、常に「最善・最良の選択」ができるようになるために、その準備ができて、独学ができれば、とりあえず英語学習を外で通ってやる、コミットしてある程度集中してやる、という時期は終わります。生活の中に完全に英語が溶け込み、母語でできることをどんどん増やしていき、それらも英語でできるようになり、という積み重ねが生きていくということです。そのために英語をそもそも使っていただけるように、Precious One English Schoolは背中を押していきます。
「海外旅行で困らないくらい」という手前の英語を、そもそも目指さないでください。脳のためにも、生きていくことそのもののためにも、人生が変わらなければ英語を修得する意味はないです。
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