Visual Aidをきっちり使えるようになるのは、Outputする側:伝える側の使命です。言葉でダメだったらジェスチャーや表情すら使い、あるものは何でも使って理解に到達してもらう。でなければ、たとえばもしも火事の助けがいるなんてことを、言語が通じない人には到底理解してもらえないし、ある意味他者を「見捨てる」「ケガや生命の危険にさらしている」ってことになりますからね。これが、お金をもらって生業としている講師の場合、まぁ、多くの学校の先生たちはみんなそうなんだけど、書いたものが文字列のみでなかなか頭に入ってこない状況を作るのではなく、図解のためにチャート、グラフや公式や絵や映像など、あるものはなんでも使ったほうがいいです。
そうした意味で、私個人がいつも「限界にぶち当たっているなぁ」と思うのが絵(笑)。とにかく絵が下手なので、動物ではネコとキリンしか理解されず、花ではヒマワリとチューリップしか理解されず、という状態が長年続いていて、ほんの少しの進化しかしていません(笑)。なので、ちゃんと事前にチャートを作ったりはしています。プリントして印刷できる状態にすべきものは配ります。
日本人のパワーポイントは文字が多すぎるというのが印象で、私はビジネスというものを本当にやり始めてすらいないかもしれないので、あまり偉そうに意見はできないかもしれませんが、あれじゃぁ、頭に入らない・・・。絵や図でちゃんと理解させてほしいけど・・・。言葉に頼りすぎて、暗記勉強をしてきた人たちは、そこからの掘り下げができなくなるので。
なので、ホワイトボードで説明をするときの必須は、
まとまっていて理解に到達しやすい
書く作業そのものが速い&早い
色分けしてある
図や絵や位置関係もしっかりしている
のが大切だと思います。これもスキルのうちだなぁとつくづく思うのです。
もうひとつの添削のスキルは、採点から始まって、添削時の赤を入れるのが説明不足だったりすると、まったく時間の無駄になるのが恐怖です。その知識は今後もできるだけ長い人生の中でよりよく使ってもらいたいものであるはずなので。
問題を解いたり、課題を提出する
↓
採点される
↓
理解に到達していないもの・ことがわかる
↓
改善・改良する
↓
再び問題を解いたり、課題を提出する
↓
弱点ではなくなっている

これが理想ですもんね。それに貢献できない講師はいい講師ではないわけです。
昨今はもうPDCAは古い!というので新しいモデルすらあります。

特にこのOODAは、知識として理解まで到達したのを実践するのによさそげです。

英語の場合、ESLで実際にSpeakingするときにはコレが必要ですよね。かなり速いスピードで廻していかねばなりませんが・・・。
私はパイロットでもあったので、このへんの実感度は高いです。
特に英文添削で同じことを何度もしてしまう生徒さんがいたら、私の場合は、「自分の説明武装だ!」と恥じ入り、あの手この手を使い、全力で改善に向かっていきます。それを経てのESLのレッスンが生きる感じですね。
ですので、みなさんが英語講師を選ぶときには、板書スキルと添削スキルにも着目してください!体験レッスンや通信講座のサンプルでどこを見ればいいかの参考にしてくださいね。



コメントを投稿するにはログインしてください。