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赤ちゃんを待つ

日本では少子化が激化して久しいですが、COVID-19でさらに拍車が掛かっています。

少子化急加速

少子化は止められるか?

記事にもありますが、結婚や妊娠や出産控え、という概念が生まれているのは、『逃げるは恥だが役に立つSP』を感動しつつ見ていた私には、わかるなぁと・・・。

実際に突入したときに妊娠がわかった場合に、みくりと平匡さんの試行錯誤や戦いは、他の赤ちゃんを待つカップルにも言えることなのだと、つくづく見入ってしまったのだった・・・。そうなのです。私の生徒さんにも奥様が妊娠なさっている方がいらして、その方とのやりとり、添削、レッスンで、少し思い入れが強くなっていたこともあり、我が事のように感情移入できるほどになる才能(笑)。

私も待っているのだなぁ・・・と、なんだか柔らかなスポットを軽く押された気持ちになったのです。

コロナ禍がないとしても、妊婦さんのおよそ7%が鬱病を発症するという統計が取れており、産後鬱は軽いものであれば産後5日目をピークとして50-85%の新ママさんは体験し、それが拭えぬまま定着する割合は10-20%にもなるとされています。自分で認識できる女性は助けを求めることができますが、サポートがいない場合には深刻化は留まり続けます。

妊婦さんのいわゆるマタニティブルー状態は、典型的に「この先サポートがないかも」という不安から生まれます。もちろん、知り合いがいないとか、経験者が廻りに少ないだというのもありますし、兼業の方は経済的な不安も増えますし、産休・育休中の職場の人間関係なども考えてしまうと、さらに拍車をかけることになります。

妊婦さまという表現がオンライン上で散見できます。

妊婦さま:妊婦が「妊娠」というカードを最大限に利用して仕事や周囲への気遣いをせずに、過剰な権利意識で迷惑を掛けたり傷つけたりする行為は「お妊婦さま」と呼ばれ、時として妊婦側が加害者化してしまうことをいう。

この社会的な圧迫感も余分なものとして考え込んでしまうまじめな方も多数、潜在的にはいらっしゃることと思います。確かに結婚ハイやその他、自分だけがという感が出てしまう役割でのこうした現象はなくはないですが、誰かに「注意喚起するもの」ではなく、「脅かすもの」として存在することに、あまりいい効果があるとは思えないままで居ります。

特に、この少子化の世間で、赤ちゃんを産んでくれるだけで、私のように子どもを産まなかったヤツにとってはありがたい。『逃げるは恥だが役に立つSP』でも表現されていた部分で、職場の男性も迷惑を掛けられると思っていたような部分を謝っていたシーンがありました。あんなふうな平和的解決には至らぬ会社のほうが多いんだろうか?

言えるー言えないなど、まだやっているんだろうか?

しかも、当事者であるご主人さまが、いっしょに親になるというのに「サポートするね」ではないという部分に、やたらと共感した女性たちが多かったことも、男性陣にはご理解いただきたいところです。当事者でしかないのに、脇役として一歩引く理由はそこにはない・・・(笑)。メインを任せるなんてとんでもない!こんなにワクワクと楽しいことを、奥様や彼女に任せるなんてもったいない!

私などは、完全なる第3者でしかないのに、「まだ数か月とかの状態で抱かせてもらえたらうれしいなー」などと考えてしまっており、心理学の発達心理の部分で言えることは何でもシェアしてしまっているところです。第3者なのだから、特にプッシュしないように、と心掛けつつも、とっても待っている感はどうしても伝わってしまい、プレッシャーにならないか?という塩梅を気にかけています(笑)。

赤ちゃん、いっぱいこの世に来てほしい。でも、そのためには大人たちが、彼らが育ちやすい場所にしていかねばね。

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