PCを自宅用に新たにしたのですが、2年半くらいでこんなに進化するものなのだな・・・とほとほと感心しております。速さがすごい。1993年くらいからPCを使い始めたのですが、この20数年の進化っていうのは、目の当たりにしてきたわりには、それほどに感慨深くは振り返ってはいなかったのかもしれない、などと、改めて、自分がいかに物事を当たり前に受け止めているのか?を反省した次第です。
さらに、生徒さんの年代をあまり決めていないこともあり、生徒さんの中にはご両親が高齢になり、介護や支援の制度に踏み込まねばならぬ方々も目の当たりにしています。医療も含め、福祉のクルクル変わる変化やらその他、進化と呼びきっていいのか迷うところではありますが、ものすごく変化しております。私も78歳の母を持つ身なので、いろいろ着目しているつもりではいるのですが、まだまだツメが甘いところがあることに、しばしば気づかされます。
さらに!高齢者の方々が身体が弱ってきて老いていくだけではなく、進化をしていることにも気づかされます。母は、小学校からこっち、一昨年の10月に原因不明の痛みで救急搬送されるまでは、まったく運動をしなかったのですが、フィジカルセラピストに家に毎週1回来ていただき、週に2回エクササイズのみのデーサービスを利用するようになってから、たくさん運動ができるようになっているのです。ひょっとすると私よりもすごい進化なのかもしれず、目を瞠るところがあるのです。
うつ病だった生徒さんの進化も驚くべきものがあり、脳内の整理や脳内ケミカルの分泌量の変化など、進化しているなーと深いヨロコビをいただいております。
我が家のたった1匹残った猫も、8月で16歳になるのですが、彼女の引っ越し順応も素晴らしかったのです。わがままで人間嫌いでGoing my wayを絵に描いたような性格なのですが、一匹のみになってからこっちの彼女はかなりな進化で、ヒトと暮らせる体質へと変化してきました。多少のアップダウンがあるものの、進化と見てよさそうです。
私個人の体たらくは、歯周病がいよいよ開始されてしまったことで、ここ、退化です。いや、老化ですよね(笑)。自分のどこが進化しているか?をいろいろ考えてみたのですが、さして変化しておらず、非常にまずい (・・;)
廻りと比べることはしない、参考値として見眺める、としているのですが、実際焦りますね・・・。仕事をたくさんのプロジェクトに分けて、並行してやっていることが膨大で微細で、たいへんに面倒なのですが、忘れたりすることがなく、物理的な時間が足りない現状は、進化ではなく、単なる現状維持で、これが退化となったらどうしたものかと、途方に暮れてしまいます。退化の前に何とかしようという試みではあるのですが、かたつむり的進化をしつつ、それぞれのプロジェクトが成功することを、指をクロスして祈るばかりなり、です。身体が資本なので、寝ることだけは真剣に確保しています。
心理学部に入ってびっくりしたのは、進化論を死ぬほど学ぶことです。生物や動物学、いくばくかの数学や化学、文化人類学等がPrerequisitesにあったのですが、こんなに科学的だということをまだまだわかっていないまま、毎回どのクラスに出ても進化論のReviewがあることに驚いて学生生活を過ごしておりました。進化論を理解していないカウンセラーは、カウンセラーとして手落ちであるとすら考えています。ゆえに、私の中では、Charles Darwinは古今東西の天才の中のベスト10に入るほどの位置付けになっており、その褪せないフレームワークには、ほとほと感心させられる日々です。
そんなわけで、自分を知っていただく一環として、心理レッスンでは進化論の入り口を理解していただいております。私はどこから生まれてきて、どこに行くのか?の答えの根源がここに含まれているので、哲学をすると同時に、ここも押さえていただければ、と願うばかりなのです。
そうして死ぬまで進化に揉まれていくのですが、私の進化にたいへんに危機感を覚える日々でありました (・・;)
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