コラム

なぜわざわざ固く話す??

常々感じていることは、中学生あたりからの教科書や練習問題をざらーっと読んでみると、なぜにこうも「文語テキな表現に偏る?」ということ。CommunicationやSpeakingと謳っているテキストですら、そんなに口語が多いわけではなくて、なんだか固いフォーマル系の文が多い・・・。こうは言わないよなぁ、というのが時々挟まれているので、会話にリアリティがない、というか・・・(笑)。たぶん元になる日本語の会話が「誰にでも好印象や無難な印象になる当たり前の言い方」なのだろうと想像する。

となると印象は・・・;

うーん、かわいげがない

愛嬌もなければ、笑顔も出ない。知り合いたいと思うか?うーん・・・。という感じかも。うん、普通だよね、と。まぁ、普通を学んでから、もっとフォーマルにしたり、くだけた言い方にしたり、というのがいいのかもしれない、という方法を採用しているのだろうけれども、それにしたって、固い(笑)。

家族や友人、クラスメイトや先生と話している展開なんだよね?と思う・・・。それは言わないだろう、と(笑)。

連続してその手の態度で口調で話し続けられたら、ちょっと相手の意図がわかりにくいので、「うーん、面倒くさい!」となってしまうかも、というのが個人的印象です。だってねぇ、単に表面的に繕いつつ、失礼がないように話している友人など、少し距離感が遠いじゃないですか・・・。お腹の中で何を考えているのか、この言っていることは本当なのか?と、疑いたくもなるよね(笑)。

しかも、外国では、日本には「本音と建て前」があることはバレている(笑)。ビジネススクールでも教えているほどにバレているのだった(笑)。だとしたら、疑われてしまう、というのが次のステップなのだった。

家族や友人にどう話す?というのを、まずは学んでもいいだろうと思うんだよなぁ・・・。

今日も生徒さんから質問があった・・・。「子どもに対して距離感が近かったり上から物事を伝える感じが多いんですが、外国(アメリカ)だと平等という意識が強いと思うので、その辺の違いはあるのかな?とふと思いました」というもの。

基本的にはコレだよね。なぜに大人だからって子どもに対して上から目線で言う必要がある?という感じではある。喃語はあるけど、それを使ってはいけないとは言わないけど、でも子ども=無力、だから上から物事を伝えるってのはないぞい、と。子どもにだってなかよくしたい大人は選べる権利はあるんだから、距離感を近くするよりは、「距離を縮めるために関係性を獲得していく」というのは、子どもも大人も同じ。

相手がわかるように、おもしろいように、楽しく、聴いてもくれて、っていうコミュニケーションの交換がなければ、距離は縮まらないのです。ということは、固く話していて、「礼儀は重んじられるから大丈夫」という「大は小を兼ねる」という考え方は当てはまらないのだった・・・。

距離を縮める努力、知り合う努力をするかどうか?は、教科書を作る人も考えたほうがいいよね・・・。文語と口語をちゃんと区別できるようにして、どんな場合が礼儀を優先するか、など、考えられる人であってほしいのは、日本語でも英語でも同じである!

固く話すこと=誰やどこでどんなタイミングでも受け容れられる

とは限らないですからねっ!

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