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ひたむきであり続けること

ひたむき:(直向き)物事に熱中するさま。一途なさま。

一途:ひとつのことに向かい、他をかえりみないこと。ひたすらなこと。ひとすじ。

集中:ひとところに集めること。また、集まること。

私の集中力というのはかなり短いと自分で感じています。自分の心を一点に注ぎ込み他のシグナルをまったく受けつけない状況というのは、私にはかなり作りにくいものなのです。それは「無になる」とか「虚になる」という禅や修行のようなものすごい芸当の一歩手前くらいにすごいことである、と私は考えています。以前にも、掃除機をかけているうちにどんどんアタマは瑣末な関連ゲームをしている、ということを描写してみたのですが、長々書いて来たこのエッセイ群のいくつかにも、私の集中力がいかに短いかが如実に顕れているかと思われます←わかる人にはわかる♪

私が西さんと11年もいっしょにいる、ということは、母から見たらかなりの奇跡に近く、彼女は西さんのことをものすごい人であると思っています。恋の燃え上がりがいかに短くて、だからこそ切なくて甘いか、ということはつい先日書きましたが、西さんと私のCourtship(求愛)も見事に3ヶ月くらいで終わったかな…。あとは生活が始まり、純度が高かった恋情がどんどん愛情に変わり、今では兄妹とか同志という感覚が大きな部分を占めていて、私の胸がきゅーんと締め付けられる瞬間というのは時間にしてみるとものすごく短いです。が、それゆえにその純度というのもバイカル湖(世界でもっとも透明度が高いところ)くらいすごく、「しまったっ!泣いてたぁ…」ということになります。(^_^;)

こうしてエッセイを書いているときもそうなのですが、私は自分のことをよく知っているので(?)手早く30分から1時間半ほどで書き上げてしまいます。どうしても気に入らないところがあったら、しばらく放っておいてから読み直して書き上げる、という作業はほぼまったくしません。そうすると全部やり直すことになってしまうからです。20行くらい書いてお箱入りになった下書きは、私のMy Documentのワード文書のところに10個くらいあります。たまにネタに尽きると開いてみますが、いいアイディアが浮かばない場合は放置しておき、「ああ、こりゃダメだ。なーに考えてたんだか…」というときにはごみ箱行きにします。

英語で書く、大学のレポートやエッセイや論文でさえもその調子で、私は「一気型」なのですね。いいのか悪いのか…。けれども私にはこれがよく作用しているようです。ここまで、と決めたところまで一気に書き上げる。そうしないと中身がまったく崩れてしまうのです。

こういう傾向があるので、闘病はかなりたいへんでした。自分の欠点にもなり得るこの傾向を、「下調べもしないで手術」にしてしまってあとで後悔しないのか?と自問自答したときに、私はやはり後悔すると思いました。書き直しができるエッセイやリポートとは違います。椎間板に完全な再生はないわけです。削るのか、全切除するのか、訳のわからないうちに即座にやってしまったら、私はいつか後悔していたことでしょう(で、今回は残してもらって出っ張っていたところだけを削ってもらいました。けれども残っているところはかなり破壊されて押しつぶされているので、部分再生さえするかどうかも疑問です。でもお願いして残してもらいました)。

さらにちょこっとずつやるリハビリ。継続時間が10分を毎日まいにち来る日もやり、それを少しづつ延ばしていくという作業。どうして一気に70分できないんだよぉぉぉ!と「いらち」(短気)を爆発させましたね。10分だったから助かったようなものの、これが毎日3時間だったら続いていなかったと思われます。

わかってきましたね?なぜ私がOLなどの就職をしたことがないかってこと。人生を大きく左右するような、やり直しが効かないような、大きなインパクトをもたらすような職業なんかには納得がいかないでつけないです。その職業にひたむきであり続けることができそうにないくらいの「好きさ加減」や「興味」しかなかったのです。まだ今より若い頃は、自分がいかにやかんのように熱しやすく冷めやすいかがさらに極端だったので、「20歳くらいで人生決められてたまるかよぉ!」(・o・)と公言していました。そして私がどうしてもやりたい職業を見つけたのが、32歳で、さらにそのためには8年も学校に行かないといけないことがわかり、今、まだ半分も終わっていない状態です。

パイロットそのものの仕事の質はかなり楽しいことだったのですが、いかんせん、飛行機やヘリコプターの機体そのものがものすごく高価なもので、タクシーに比べると乗るほうも高価なので、独立してやりたいようにやることは不可能に思えました。航空界がまだまだ男社会であることは、想像に難くないことでしょう。そこで、まぐろ漁船のためにレーダーを載せてアラスカあたりでヘリパイをやってもいいな♪と思った時期もありましたが、何たって私の集中力は短いのです。飽きてしまったらどうするんだ?4ヶ月極寒で仕事してたくさん儲かったとしても、あとの8ヶ月は何をすればいいんだろう?南の島のバケーションも8ヶ月は飽きるぞ、と思ったら、やっぱり違うことで手に職をつけることを考えざるを得ませんでした。

空を飛んだり、運転することの何が好きかって、本当にいろいろなモノごとが起きるじゃないですか♪見るものがたくさんあり、動かす手足があり、アタマもそれに刺激されて、心もそれに誘導されていきます。同乗者がいればまたもややることが増え、空の場合には無線っていうおもちゃ(←違うだろう、安全のための装備だろう…)もあるし♪

けれども、ひたむきであり続けることの努力というのは続けています。闘病するまではハイキングでアタマのなかを空っぽにするのが不可能だと思って、ひとつのことを思いつめよう、と歩きながらもうひとつだけのアクティビティを選んでみて訓練したし、エクササイズをするときも同様でした。勉強はその端的なもので、内容だけをフォローして部屋にいることを忘れて文字が語り掛けてくるものにワープしていきます。読書も同じ効果があります。ガリバーになれる読者はたくさんいます♪フィリップ・マーローにもなれます♪

そこで、私はこの際、これが私の性質なのだ、集中力が短いのだ、と途中分析の結果を大切にすることにして、上記の没頭するという疑似体験と「いかにしてメリハリをつけるか」というお題にチャレンジとを並行させていきます。そうするとおもしろいことに、すべてのことにかなりの密度で集中できて、しかも時間も短縮できるような気持ちになってしまいます。実際に勉強や書き物や事務処理や料理などなど、成果は上がっています。

まだ足腰がしっかり立たないときのシャワーなどがそうで、段階的集中力を自分に課してみると、おもしろいくらいに時間が短縮できて、痛みが身体に負担になりません。まずは脱ぐという行為。そのあとにシャワーの温度を調節する行為。シャンプー・コンディショナー・身体を洗う(しかも部分段階をつける)・顔を洗う・歯を磨く・かかとをこする・髪を濯ぐ・髪にタオルを巻く・バスルーブを羽織る・綿棒を使う・化粧水を顔に塗る、とどんどん部分集中をさせていくと、大きく繋がった集中力になる、ということを発見してしまったのですね♪「なーんだ、これならできるじゃん☆」 (^。^) って感じでした。しかも、これって外から見ると全体的な長い集中に見えてしまうんぢゃ?とさえ思ったのでした。私がコマ切れで途中休憩してるのバレないじゃん?と…。

ま、自分が知っているのでそんなことはなぐさめにしかならないのですが、「ふぅ~」とやりつつ、少しの集中力への援助を入れてあげるのはそんなに悪いことじゃぁないぞ、と思ったのですね。

そんなわけで、西さんに対して青筋を立ててムカつくこともままあるのですが、見惚れる瞬間もかなりのインパクトを持ちつつたまにあるので、私はそれを「ひたむきであり続けるための援助」であると思うことにしたのです。それを失くしては私はきっと西さんのいい男ぶりに慣れてしまって全身全霊が震えないだろうな、といういい加減なヤツなので…。惚れて呆けて、西さんのすべてをよしとしてしまうことは、私にとってあまり美しいこととは思えないので、こんなんもありだな、と。

反対に、自分に対して大きな劣等感だった集中力の短さが、インパクトの強さや純度でいいのだと思うようにもなれました。うーん、闘病してよかった♪>シャワーという衛生観念のおかげである☆そして他人の振る舞いを見るときにも、私は寛大でいたいと願うようにもなっているわけです。「おっ!切れたな、集中力!」とみなせることで、本気であるけども疲れてしまって休憩してるんだ♪と思えばすっきりなわけです。

だってねぇ、ごはんも食べないで寝ないでシャワーも浴びないで、続けて10時間勉強したって、アタマに入ってるのはせいぜい5・6時間分くらいの量でないかな?だったら休憩は大切♪アタマでわかっていても、心が納得しないことがいかに多いことかとつくづく感じながら、自分で決めた目標がまだほかほかの湯気が立っているうちに、がんばって休憩も取りつつやり続けよう♪と思うのでした。

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