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ひとりでは賢くても、集団は愚か

ヒトはひとりでいればそれぞれに賢いのですが、集団は愚かになることが多いです。たとえば火事や地震などの対応が人死にを増やすこともある。

知ってほしい! 避難の妨げになる「正常性バイアス・同調性バイアス

こんな心理を引き起こすのは、「集団でいるから」なのです。社会的に望ましい行動が規定されており、そのように育てられ躾けられると、「みんなでいれば」良い方向に作用することが期待される半面、合理的な判断が難しくなり、集団全体として極端な行動を引き起こしたりする場合もあります。

特に、日本人の文化が生んで育て来たものの中には、重要な要素があります。

調和!

相対評価をもたらした、集団行動やその和は、それに合わせられる個体を望みます。集団行動を重視し、いわゆる「空気を読む」といった周囲の状況や雰囲気に、たとえ違和感があったとしても合わせていくことを「是」とします。むしろ、それができないのであれば、社会性がないので、外には出ないこと!くらいな勢いのこともありますよね・・・。

それがゆえに、ひとりに立ち戻ったときに、自身の言動が他者からどのように思われるかを気にしやすくなり、他人と違う考えや振る舞い、感情を持っていると思われたくない、だとか、ネガティブな評価をされたくないか、嫌われたくないと思う心理から、集団心理の影響を受けることが考えられます。

自分で合理性や論理性を考えることなく端折り、他者に従順に倣う。

なお、日本人は集団主義的な民族であると評されることが多いですが、複数の実証的研究によれば日本人が他に比べて集団主義的であるとは言えず、集団心理の影響において文化差はないことが示されています。さらに言えば、日本人ほど心の中では「自由でいたい!」と強く願っているヒトが多いらしいです。

認知的不協和

社会心理学ではおそらくイチバン大きな概念

他にも、

Diffusion of Responsibility:責任の拡散:他の傍観者や目撃者がいる場合、人が行動や不作為に責任を負う可能性が低くなり、帰属の一形態と見なされる個人は、他の人が行動を起こす責任があるか、すでに行動を起こしていると想定してしまうこと。

Bandwagon effect:ある選択肢を多数が選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。「バンドワゴン」とは行列先頭に居る楽隊車であり、「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味である。経済学・政治学・社会学などで使われる。

Underdog effect: 事前の予測で劣勢だったり不利だったりという情報が流れることで、同情によって応援や支援が増加する効果のこと。 判官びいきのことです。

いいことはいくつかあります;善意を行うことが恥ずかしくはない。チームワークが育まれる。

ところがそれらもマイナスに働くこともあるわけです。いじめもその一つですし、匿名性が確保されると好き放題なことを言い放って、バレなければいい行為が悪い方向でエスカレートします。

大勢の中にいても、自分が筋として、倫理として、世界観の綱として、考えていることを行動に表してくださいね!

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