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ネコの順応性

不思議なのが、我が家のネコたち。ネコは家に付くのではないのか?と問われたら、私は「そういう傾向だよね・・・」とは言える・・・。けれども、アメリカから連れてきて、まだ52時間しか経っていない現在、彼らは、10年も前からここに住んでいたような態度でいる(笑)。確かに、最初のうちは、家中をチェックし、匂いをつける動作を繰り返していたのだけれども、うどちゃんなどはお得意のポーズである、おなかを出して仰向けで寝るってぇのを、24時間以内で開始してしまった(笑)。おいおいおい・・・。

何度か書いているように、私は動物全般がどんな種類であっても好きです。ただ、ネコに定着してしまったのは、アメリカで借家に住んでいるときに、となりのネコがNeglectされており、なぜか我が家の地下室でうどちゃんたち兄弟4匹を産んでしまったから。各所にもらわれていった中、どうしてもうどちゃんは手放せず(西さんが相当に気に入っていた)、父がガンだというときには、私といっしょに日本留学まで体験しているのだった。その後もなぜネコが増えたか?と問われると、日本に居たときに拾ってしまったカン太がアメリカに連れて戻った1年半後に、交通事故で轢かれて死んでしまい、あまりに悲嘆した私を慰めるために、西さんがSPCAからタンゴとハイジをもらったのがきっかけ・・・。犬を我が家に迎え入れる案がないこともなかったのですが、あまりに忙しい暮らしをしていたので(そもそもハイパーだしね・・・)、朝晩2回のお散歩はきっと無理だろうということで、断念し続けていました。西さんは、会社にいた駐在時代には、朝は5時くらいに起きてお弁当を作り、ジムに行ってから会社に出ていたし、ビジネスディナーが週に3回ほどありましたから・・・。ということは、私が一手にお散歩を引き受けねばならず、いろいろ考えているうちに、私の椎間板がなくなったりする墜落事故も起きて、そのままネコといっしょの暮らしに定着したということですか・・・。

動物園に行って動物を観ることを、西さんは極端に嫌います。自然のHabitat(居住環境)にいない動物たちが不憫だということで。私もそれは理解できますが、人間がいろいろな環境に暮らすように、動物にもいろいろな環境に適応できる順応性があれば、まだまだOKな範囲なのではないかと思うのです。が、しかし、強引に連れてきて、強引に交配させて、強引に寿命を縮ませるような生活を強いているようではいけません。+としては、ヴァーチャルでは観られるし、百科事典では観ることができても、実物の動物を見たことがない人間が減るということには貢献しています。世界中の種が共存していくためには、植物園同様、動物園は一役買わねばならぬのです。珍しいものを観るために、人間の優越感を満足させるために、商売をするために、彼らはあそこに住んでいるのではないことだけは、私たちも理解せねばなりません。動物園暮らしに向いている個体もあれば、そうではない個体もいることは、私のように日本人に生まれても日本になかなか馴染めなかったやつがいることで証明済みです(苦笑)。

そうした私の主義主張主観が生かされ、我が家のネコは、ネコらしくないところもたくさん持ち合わせていることは確かなようです。犬化推進をしてきたのは、運動をたくさんしてもらいためもあり、「健康でかつ長生き」のために必須でした。庭がせっかく広かったので、家もせっかく広かったので、うんと走ってもらいたかったのです。かといって、やはり所詮ネコなので、首輪にリードをつけて散歩なんてできない(笑)。ハミングバードやファルコン、ハトやその他の野鳥が来る庭で、彼らは思う存分走り回っていました。ネコドア大活躍でしたね・・・(ガレージとガレージと家を繋ぐところに、ネコしか通ることのできないフラップドアがあったのです)。ガレージにトイレを置けたので、やはり一軒家はすばらしい。

そのせいなのか、我が家のネコたちは、ライオンやチータ張りにハンティングをしました。鳥を捕まえるのですが、ちゃんと食べました。食べないネコが1匹いて、たいへんに立腹していたのですが、コンドミニアムに移ってからはそれもままならぬことになり(大きな道路がかなり近かったので)、うやむやになりました。羽と砂肝とくちばしだけが残っている風景って、なんだかおぞましいのだけれども、オツでもありましたね・・・。

犬化したところは、名前を呼ぶと返事をすることと、遠くにいる場合には、横っ飛びになって飛んでくること(笑)。眠るときもどうしてもいっしょがいいらしく、大きなベッドに横たわった私の周りをぐるりと囲み、私はまるで死体のようになって寝ていました(笑)。

さて、戻ってきてからまだ52時間ほどですが、自分たちが今までしていた習慣は拭い去れず、やはり「定位置探し」に余念がありません。彼らは、2週間サイクルくらいで、自分の昼寝の場所を確保します。他の誰が使ってもいけないようで、自分の匂いをしっかりつけて、その場所を自分の所有物とするようです。ある子はダンボールの上(まだ会社で販売するものが家の中に残っているのだ)、ある子はデスクの上、ある子は母のミシンの下、ある子はクロゼットの中、と、いろいろ決めたようだ・・・。これが2週間くらい経つと変わるのです。なぜ換えるのか?おそらく、彼らの中の野生が囁くのでしょうねぇ。一所に長くいると、サバイバルの確率が減るよ、と・・・。

トイレですが、母が準備した「燃えるゴミ」で出せる方式のものをすっかり気に入ったようです。これまでは固まる砂だったのですが、肉球のあいだに挟まってうっとうしかったようです。しかし、今度のやつは、母が悲鳴をあげるほどにリッターの周りにはバラけるのですが、彼らの身体にはつかない・・・。それに体重を乗っけた感じも好きなようで、用足しの必要性がなくてもチェックに行くおバカさんがいるほど(爆)。ゴミの分別は大切ですので、燃やせるゴミにしてよかったです。

ごはんの場所も1箇所にしたのですが、すぐに覚えた・・・。爪とぎ家具も西さんに作っておいてもらったのですが、これはまだ誰もトライしておらず、少し悲しいです。ちょっと奥まっておりスペースがないことがガンなようですね・・・。ちょっと配置を工夫するのが、今じゃー母の楽しみにもなっています(笑)。とことん、整理整頓魔なのだ・・・。ネコのごはんは基本的には朝晩2回なのですが、うどちゃんが腎臓病のため、お水を見るのが母の習慣で、いちいちネコに話しかけられるのも、彼女にとってはうれしいらしい・・・。竹炭で浄化した水はネコにも好評のようです。今まで住んでいたところは、カルシウムが多く(大昔、海だったため)、ちょっと飲みづらかったようですが、健康にはよかったんだろうになぁ・・・。

そして、夜、人間が寝るときに、彼らはちょいと苦悶(爆)。なんたっていっしょに寝られる人間のチョイスが3つもあるのだ。母と西さんと私。うどちゃんとハイジは私とどうしても寝たいようですが、他の子たちは選んでいるようです。西さんが台湾に行ったらどうなるんだろうか?

彼らの順応性には感服しており、私のCounter-culture shockなど、屁でもないようなことに思えてきています。なんてわがままな人間なのだ、私は・・・。生き物としてのサバイバルを考えさせられた次第です。しかし、私の咳にいちいち驚く寅次郎はかわいそうだ(笑)。彼がイチバン順応性が低く、それはアメリカにいたときも同じでした。隠れちゃうんだよねぇ・・・。ミシンの下は彼の定位置になっています。が、いつまでも空腹ではいられないし、トイレにも行かねばならぬので、クリアランスを見極めて出てくるところがかわいい(爆)。何もしないから、安心して出ておいでー!と言うのですが、やっぱり足の骨折手術が響いているんだろうな・・・。

こんなに厚顔にネコたちを私の身勝手で引越しさせていますが、そのせいもあり、なんとか私も経済的に安定するまではここにいたいと思っています。駅から3分はやっぱり棄てがたいからね・・・・。

ネコの順応性に学べたら、きっと私の正念場もクリアできることでしょう♪

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