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プレッシャーが減った日々

09/18/2008にアップした文章です。

長いあいだ休んでしまいました。せいせいしたような気持ちと、やっと指が治って書けるという気持ちと混ざり合っているところです。実は、エッセイはいつまで書こうかなぁと、つい3ヶ月くらい前から考えていたのです。自分の日本語のためには、もうそろそろ帰国2年も経ったことだし、充分なのではないか?と考えてもいたし、お題が出てこなくなるというのがつらかった。それに、仕事も自宅レッスンを増やすことにして、いずれは駅前に英語学校を出せるように、という具体的な目標や道のりもできてきたので、さらにMixiを進められて、そちらにもトピックをつくり、いろいろ運営せねばならないようでもあるので、なんとなく、1日でも長く休めればな、などとも思っていたのです。書き始めてしまうと、短ければ30分以内、長くて何かをやりながらでも1時間で終わってしまうのだから、やり続けてみればいいのですが、どうも最近、気乗りがしなかったのは、安定した暮らしになればなるほど、好奇心旺盛な私であっても(笑)、どうもお題が浮かんでこないのでした。どうやら、私のプレッシャーはお題らしい(汗)。



今日も、朝から企業研修先に行くのに、朝の満員電車に乗ったので、お題になる題材はけっこうたくさんあったのです。その観察記を綴ってみるだけでも1本になるというのに、私はどうやら、Counter-culture shockを超えてしまったようで、ある程度Blend-inできてしまっているのですね。今日は、教材になっているTOEICの英語だけの教本を自分でやりこなして電車に乗ることに終始してしまったのです。しかも、電車の乗車時間というのは、自分で測らなくとも乗換え案内などで所要時間があとからわかるので、だいたいの参考になる、というおまけがついているわけです。が、帰りはそうでもなく、すでに「今日からだぁ。ナニを書こうかなぁ・・・」と考えていて、今日1日の組み立てのほかにやはり考えることができてしまったのですね(笑)。

 

帰国してからこれまでは、お題に困ることはあったにせよ、それほどのプレッシャーにはなっていなかったのです。それほどにお題を探すことが苦痛であることが「習慣化」してしまったという意識はなかったからです。生徒さんが変わればヒントがあり、どんな物事でもかなり新鮮な気持ちでやれていたのですが、Blend-inができるようになればなるほど、安定はして動きはラクになるのですが、心のほうは石灰化する部分が増えていくのでしょう。それに気づいてしまったことで、ここのところ、とても憂鬱だったのかもしれず・・・。

 

校長センセは、お休みすればリフレッシュしてお題も出てくることでしょう、と励ましてくださいましたが、どうなんでしょうね?今、書きたいことはいくつか貯まりましたが、毎日コレが続くかどうかは、とても自信が持てず。

 

私は、また日本人に戻るのがきっととてもイヤなのです。もちろん、100%、渡米前の私やそうではない日本社会色が多い私になるわけなどないにしろ、まだまだ抵抗していたいところがあり、ラクな「廻りに倣え」をしたくないと考えているのに、どうしてなのか、言動が徐々に特化された「おかしいんじゃない?」「変だよね・・・」というところがなくなってきたところを、なぜかとても淋しく感じているようです。

 

うーん、この矛盾(笑)。

 

最初の半年は、外にあまり出ることすらできず、その後はおそるおそるだった日本社会。この1年は、少しずつ変化していくいろいろをドキドキしつつも受け容れて、自分なりに咀嚼してきて、そしてそれにも慣れた今、やはりどこかで「流されている感」が出てきているんですねぇ。

 

ニュースがまずそうだ・・・。私の1日は、朝起きてネコに挨拶をし、ゴミだしに出ていなければ母に挨拶をし、コーヒーを入れてPCに電源を入れて、飲みながらタバコを吸うところから始まります。メールを先にチェックして、ニュースを読みながら返事をサクサク書いていく。そのニュースに、2年前はたいへんな「違和感」を覚えていたのですが、今、気づくと、その違和感がものすごく減っていて、流せている(笑)。「またかよ・・・」とすら口に出して言ってしまうくらいで、まずいような気がする。が、順応しているような気もする。

 

どうなんだろうか?ここで怒りや矛盾点の追求やその他、2年前通りにやっていたら、2年前からこれまでのように、体力や脳のためのエネルギーを消耗するのだろうけれども、心はすっきりなんじゃないだろうか?とも思うのです。ぐったりしていたのも、子どもの頃、外で朝から晩まで全力で遊んだような「やったぁ!感」があって、それはそれで、なぜだか妙になつかしい気もするのです。

 

かと言って、今、日々に手抜きをしているわけでもなく、褒めてやりたいくらいがんばっているとすら思うんですけどもねぇ・・・。けれども、それは日本人モードでがんばっている重きが強いのかなぁとも思うのです。昨日から、昼間のレッスンが増えて、自宅でのレッスンで、未来が∞(無限大)の女の子のアメリカ留学に向けてのプランニングをしていた最中、走馬灯のように自分の以前というのが湧きあがってきてしまい、彼女が、「同じ努力をするならば、報われるところでやりたいから」という言葉に、なんだか打たれた・・・。私もそう思っていたのだし、今回帰国したときにも、「イヤだな」と思う気持ちは拭えなかったわけです。

 

ただし、アメリカに住んでいたときとは違い、西さんの経済的援助の割合が減り、この働いている状態は好きなのです。文句もないし、目標もまたもや明確化しており、がんばる意志は強いんですが・・・。

 

が、「流されている感」はやはり大きいし、「これ以上やったら複雑で疲れるなぁ」と考えてしまっている自分に気づくと、横繋がりを敢えて延長しないように、コードを足さないことにしている自分に気づく。まぁ、これは渡米前の自分ができなかったことなので、賢くなったってことなんでしょうけれども・・・(汗)。

 

が、ニュースでいつもお題を探していた、あまり悩みのない私にとっては(このせいで、産業カウンセラー講座の実技演習で、クラスメイトのみなさんにご迷惑を掛けている。歴然とした悩みではないので、カウンセラー役をやる方々は、私の話に模範的なカリキュラムが要求しているような応答ができないのです・・・汗)、それらに関して無関心度を高くするのは、どうもやっぱり違うのかなぁと。

 

が、ブログは書き続けたほうがいいのだろうから、お題が考え付かないのは、知的好奇心や矛盾に対する怒りや苛立ちなどが減ったってことなのかなぁ・・・などと感じてしまい、書かないあいだ、プレッシャーは減っていました。適度なプレッシャーは必要なので、しばらくはやはりブログは続けることにします。理想としては、英語学校が早く設立できて、そっちのブログを書くために、個人的なブログが合併吸収されることなのですけれども・・・(苦笑)。

 

とはいえ、少し視点が「慣れ」に潰されてしまいそうなことに気づいた今、これについても何とかしないといけませんなぁ・・・(汗)。今度はコレもプレッシャーに加わるんだろうな(笑)。

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