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マラソンってやっぱりすごい・・・

12/06/2006 にアップした文章です。

 

日曜日、福岡国際マラソンをついつい見入ってしまいました。結果はニュースでわかっている方が多いと思うので、省くことにして、その感動の根源をうまく表現できたらいいなぁ、と・・・。私はやはりアフリカ人はすごいと、またもやつくづく思ったのです。彼らの遺伝子もそうですが、環境や根性やその他、見直し、さらに、マラソンというスポーツの種類についても、やっぱりすごい!と感動していたのです。

何度か書きましたが、西さんはフルマラソンを走れた人です。

ここ数年ほどは、23年勤続した会社を辞め、その後起業し、以前のように長い距離や時間は走っておらず、42.195キロが走れるのかどうかはわかりません。たぶん練習すればまたすぐに走れるようにはなるんじゃないかと思います。その西さんは、福岡国際マラソンに対する想いいれが激しく、参加経験を昨日のことのように想いだせるようです。

私が25歳のときに、西さんを認めた大きな要因のひとつが、フルマラソンができること、でした。それまで、たとえすれ違っていても、いっしょにバイトをしていたにしても、お酒を飲んでいたにしても、フルマラソンができる人という認知ができるほどの人には遭ったことがなかったのです。フルマラソンができるのであれば、きっと話題になるよね・・・。でもならなかったのです。ということは、やはり数キロ単位で走れたとしても、フルマラソンはできない人ばかりだったのではないでしょうか?

私も運動はよくできたほうだし、小学校から中学校までは駅伝も選抜されており、マラソン大会でも10位以内には必ず入っていましたが、10キロを超えるものはやはり長距離の中でもまったく攻めが違います。使う筋肉も違えば、訓練の方法も違いますし、何より心理的な孤独が違うのでしょう。長い時間、本当に自分との戦いになるところが、短距離や中距離に比べて圧倒的です。私には数時間も走り続けて、自問自答を連続させて、それでも自分を信じるスポーツというのが、どうも最初から畏怖の対象だったわけです。そんなわけで、それができる西さんという人はすごいと思ったし、それ以前に、そんなスポーツを選べる資質というのがすごいと思ったわけですね。

私の拙い常識の中では、女子のマラソン選手は、月経も簡単に止まってしまうほど過酷なものです。脂肪が落ちすぎてしまい、女性ホルモンが狂うくらいはいとも簡単に見えます。マラソン選手で太っている上級者は、私は見たことがないし、練習を休むような人もあまり聴かなかった。

そして、この福岡国際マラソンの前に、学校対抗駅伝があり、箱根駅伝の前哨戦だというので、ちょろっと見てみたのです。そこでの印象は、私にとっては驚くべきものでした。日本に長く住んでいる人だとあまり気づかないかもしれません。マラソンというスポーツを選んだ大学生男子には、茶髪が圧倒的に少ないし、イマドキ流行の眉毛を整えている男子がほぼいない。その割合を数字にしてみたら(そんな暇な人はいないと思うのだけれども・・・爆)、歴然とするのではないかと思ったのです。同じ18歳から25歳くらいまでの大学生男子で、容姿を気にするよりずっと、体力や作戦などの知力に果敢に費やしていることが、なんだか象徴的だと思えたのでした。さらに、インタビューなどでの言葉遣いがいたって普通。流行している(あるいはしていた)何かに毒されたような形跡がほぼなく、18年半日本に居なかった私に、100%通じる言葉ばかりだったのです(笑)←コレおかしいよね。でも、TVを見ていると特にバラエティでは、わからない言葉が連発すんのよ・・・。「どん引き」って言葉も、つい8日くらい前に理解したんだった・・・(爆)。

そのあと、世界バレーがあったのですが、女子のほうは、茶髪ではないレギュラー(TVでちゃんとよく見れる人)がひとりだけ。やはり女性というのは、容姿にいつもこだわるサガなのかもしれません・・・。が、男子のほうは、眉毛を整えている人が若干なだけで、茶髪も少なかったし、すごいなぁ、と思ったのでした。

うーん、一度ソレらに注目すると、どうもそれが視点の軸に組み込まれる頭のようで、私・・・(爆)。

そのあと、女子の国際マラソンを見たのですが、日本選手以外は、至ってごくフツーの加工していない姿でしたが、女子選手の茶髪は多かった・・・←まだ続くらしい(爆)。

そして、福岡国際マラソンでもそれは同じだったのよ・・・。

私自身も髪を染めてはや15年ほど経っているのですが、それはアメリカで日本人に見られたくなかったためで、近頃、茶髪だと日本人に見られるから黒く戻そうかな、などと思っているところです(爆)。でも、本来カラスのように真っ黒(緑がかってるんだよね・・・)なので、相当重く見えるだろうな、と不安でもあり、遅延しています。白髪はあと10年弱くらいは始まる予定ではないので(遺伝子参照)、それ前に黒髪に戻しておくのはいいかな、と思っているのです。

あ、マラソンはやっぱりすごい!って話だったんだ・・・。

中学のときに、陸上部にいた双子の男の子たちがいたのですが、片方の男の子は長距離が得意で、卒業文集には、『成功=努力X時間』と書いていて、才能には触れていなかったのです。実際、その男の子はそういう子でした。体育の先生になったことまでは聞き及びましたが、きっといい先生になっていることと思います。マラソンを自分のスポーツとして選ぶというのは、なんだか私にとっては驚異的にすごいものに立ち向かうこと、とみなせてしまうのでした。

が、才能のほうが大きいのではないか?と思わせてしまうところに、アフリカ人マラソンランナーたちの台頭があります。駅伝にしろ、国際大会にしろ、アフリカ人がトップ軍団を走らないものはありません。彼らのインタビューですごいのは、「いい成績を取れば、祖国の出身村や市に寄付ができ、学校が建てられる」などという、すばらしい動機があることです。その大志を胸に、日々のトレーニングを続けていくことは、まず努力をするスタート地点から大きな違いがあります。さらに、高地練習のため、わざわざ遠くに出かけずとも、そんな村出身だったりする人々も、かなりの確率で多いのです。先天的に持って生まれたものだけではなく、小さい頃からの積み重ねで、サッカーや家業のお手伝いや通学をしているときに、自然に鍛えられていた、いい環境にあったことは否定できません。

しかも、福岡国際マラソンで勝ったエチオピアの選手すげぇよぉ・・・。トラック競技やハーフマラソンでは、21回も世界記録を塗り替えた人らしい…。それらこの目で見ていないことが悔やまれる・・・。結果はこちら→http://www.asahi.com/fukuoka-marathon/results60/index.html なんでも、彼は10度以下の気温でマラソンを体験したことがなく、それでも勝ってしまうんだもんなぁ。底知れぬパワーを持っているに違いない。計算上では、2時間3分台を出せるんじゃないかと予測されているらしい。今後は、見ていく予定でいます。北京なんかとっても楽しみです。この人も、またマラソンという競技もすごいけれども、陸上競技を経て、さらにマラソンにも出会えたって機会がすごいことなのかもしれない。

さて、私は生涯でそんなすごい距離が走れるようになるのでしょうか?まだ言い切ることはできませんが、私はきっとやる気が起きる前に挫折し続けることでしょう・・・。やっぱりマラソンってすごいなぁ・・・。

 

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