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人間関係での大切なお約束

 [1999年09月06日(月)]かなり長いです。

悩み、というよりも苦悶とか悶絶というような人間関係,しかも特定の人がどうも好きになれない、という人はとってもとっても多いと思います。私もまだまだブッダの道(キリストでもアラーでもいいけど・・・)が行ききれないので、そういうのいくつもあります。

(うまく説明できるといいんだけど、かなり荒業をこなそうとしているサーカスの花形である空中ブランコの前のような気持である・・・)

相性:1.男女の生まれた年月を五行や干支(十二宮)・九星などに配して、縁の合う合わないを定めること。2.共に何かをする時、自分にとってやりやすいかどうかの相手方の性質。

まずはこの1.を掘り下げて考えてみましょ。この言葉《相性》はあまりに便利で、解釈によっては広義すぎる言葉なので、私のボキャブラリーには知識としてしかないのです。まず第一に占いめいたことというのはたいへん神秘的でおもしろいとは思えるんだけれども、占いはほぼ100%に限りなく近く統計学の結果でしかなく、それに自分があてはまるかあてはまらないか、で杞憂するのはものすごく、スリリングな瞬間を与えてくれるとは言えども、外れた場合のことをさらっと流せない「強烈な一言」に当ってしまったら嫌だぞ、と。

「子どもはふたり」なんて気軽に姓名判断で言われたのち、ホロスコープのやや複雑版で「ひとり」と言われ、ほくろ占いなんていうやや範囲が狭められるもので「なし」なんて言われた日には、一体全体?? 統計学って確かにやればものすごくおもしろいし、私が今やっている勉強、心理学もあまりに「ひとつの答え」がないものなので、統計に頼りすがる部分も多く、基礎的なことはわかって騙されないつもりです。でも、やっぱり人間の心には「心にどうしてもひっかかる衝撃的に過ぎる強烈な言葉・事柄」というものがきっと、個々によってあるはずで、そんなもんを「一般的に見た統計」に当てはまらないからと言って、「異常」だの「不運」だのとか、挙句の果てには性格を決められたりとか、未来まで予測されることに、私はまったく意義を見出せません。

だから占いを否定しない方々は「いいの、私はいいところだけ信じて悪いところは気にしなーい!全部当るとは限らないから、いいところだけ信じるぅ!」なんておっしゃってますが、すごい強烈なことに出遭ったことないのかな?とちと不思議になります。私もまぁ、心に悪いので、いいところを信じる希望派なので、これってすごくよくわかるような飲み込みたいような理屈だけれども、「んん?待てよ。ひょっとするとそのいいところだってひょっとするとガセかもね」なんて考えると頭が宇宙に飲みこまれてしまいます。

だから考えないんじゃーん!と言われたらそこで話はおしまいですが、「コワイもの見たさ傾向」のある私は、どーもすっきりしないと思いつつ、ネットの占いサイトを見てしまい、うーんうーんとうなっています・・・。あとあと、酔っぱらうとどうも町場で手相占いをしてもらっちゃいます。その心模様っていうのは、やっぱり酔って解放的になっていて「信じてみてもいいかな?」というような少しの希望と、「こんなくそ寒い夜に暗がりで仕事してる人を観察したい」というのと、「また同じようなこと言われるのかな」という自分の手相に対する統計を取ってみたい好奇心があります。なので私は肯定も否定もしないけれども、ちと否定派に近いかな、と。1~10で1が肯定で10が否定なら、たぶん7くらいかな・・・。

次は2.の意味です。うーん、すごくすごくすごくへたれていて、もうベッドからもふとんからも起き上がれないくらいやっつけられているとか、「ごはんも食べられない、眠れないよぉ、死にそうに疲れたよぉ、トイレに行くのも面倒くさいよぉぉ」というとき以外に、私は物事を「自分の都合によく解釈する行為」は嫌いです。やっぱり人間は自分のために世界が廻ってるなんて思っちゃいけないと私は思います。だから「あなたのためにもあなたのためにも地球の裏側のあの人のためにもそして私のためにも、平等に地球は廻っているのよね」という気持で居られるのがいいですね。そうでないとやっぱり戦争も起きちゃうし、人間関係の悩みは尽きません。この気持が持てない人同士が2人以上集まったら、物事はどんどん複雑になっていくだけです。

これに匹敵する英単語は Compatibility です。あの車でコンパーティブルというのを同じです。

Compatibility:1.融和性、適合性、[テレビラジオ]両立性、[電算など]互換性、《受精の》和合性、《継ぎ目の》親和性、[化学]融和(相溶)性。

Compatible:1.両立できる、矛盾のない。2.[テレビ]カラー放送が白黒受像機に白黒画像として受像できる方式の。[ラジオ}ステレオ放送が普通の受信機であるモノラルとして受信可能な、両立式の。[電算など]互換性のある。3.a.[植物]他花受精(接ぎ目)が容易な、和合性の。b.[化学]混合しても化学反応を興さない(それぞれの作用に影響を及ぼさない)、融和(相溶)性の<薬剤など>。

これらの言葉をじーっと見つめ、ついでに噛み締めてみて、わからない言葉があったらまたさらに辞書を引いてみると、やっぱりこれは「片方が優位である」「片方中心に」という意味は持たないでしょ?例えば、テレビだったら今じゃぁ、世間一般ではカラーが当たり前、テクノロジーが進んだからみんなカラーは見れるけれども、モノクロみたい人もいるわけで、それも可能な方式を「両立性」と言います。結果的にどちらが多く使われるかどうかはまったくその後の問題で、まずは機能として、その「両方を受け入れる準備があるか」ということに着目。

人間と人間がおつきあいするときも同じです。「私はあなたを受け入れる準備があり、あなたも私を受け入れる準備がある」という状態を Compatibility と英語では言います。日本語の広辞苑よりも、私の言いたい意味に近いです。

なので、この自分の目から見たような「共に何かをする時、自分にとってやりやすいかどうかの相手方の性質」という【相性】2.の表現、けっこう抵抗ありますね、私。じゃ、私は相手方から見るとやりやすい性質かな?と顧みることがばんばんできればいいけれども、相手にいつもいつも合わせさせていくことはかなり自分をも消耗させることだっていうことは、わからないかなぁ・・・←けっこうもう難しいので独り言状態(苦笑)。

他人に何かを要求するということは、自分もそれに見合った要求を受け入れて然り、ということ。そんなの頭でわかっていたってできないのよぉ!が現実だけれども、これを心にいつも留めておくのはすごく大切なことです。「自分にとってやりやすい」ならば同じくらい「相手にとってやりやすい」の方が、互いに負担がないですよ←しみじみ・・・。

たとえたくさんの事象や事件やコミュニケーション回数や環境の違いがあったとしても、互いが同じ土俵に立っている、という自覚をみんなが持ち、それを心に留めてなるべく細心の注意を払って実行することができれば、話し合って解決できない問題は少ないです。

でも私はこのいちばん大切な大前提であるお約束さえ理解できない人、理解していると口で言っているにも拘わらずまったく行動に移せない人を何人も見て、たいへん哀しいな、と思います。それで「ああ、この人を理解できない、好きになれない、疲れた、自分までが嫌いになりそう」と嘆いている人、たくさん知ってます。させてる相手のほうには、どうもこの大前提のお約束がわかってない・・・・。だから人間関係を切りたくないのに猛烈に悩むんですね、善人でまじめな人。

私が独断で思うに、これが理解していない人でしかも他人の健康や生命や生涯続くであろう傷になる決定的な言葉を吐ける人を嫌いになっちゃったとしても、本当に本当に哀しいけれども、どうしても仕方のないことであると思います。だからそういうときは努力し続けた自分を責めないでほしいと思います。傲慢で自己中心的な人に譲ってばかりいるとドアマットになって踏みつけられ泥をなすられ、挙句の果てには塩までもみ込まれて、生涯そのショッキングな言葉を忘れられなくなります。そうして自分はどうしてあのときはっきりと「やめて」と言えなかったのだろうか?と自分が嫌いになっても仕方ない・・・。残念だけどこういう人っています。千も万も言葉を尽くしたはずなのに、どうも通じてない人。たくさんの嫌いな行為を許してきたはずなのに、まだまだ傷つけられる・・・。それはやっぱりその人が「両立性」をわかっていなくて、この「相性がねぇ、合わないのよ」なんて簡単に言えちゃう人であったりするからなのだと思います。

いますよね、子どもでもペットでも、自分できちんと考えた恋人や配偶者であろうと「相性がいい悪い」で話す人。「うんうん、相性ってあると思う」とその場の雰囲気を壊さないように同意しているんじゃなくて、心から「相性って絶対あるよぉ」と信じている人。それは怠慢です。はっきり言わせていただきます。そりゃぁ、あなた中心にばかり考えていたら相性あるでしょう・・・。自分にとってそりゃぁやりやすくはないでしょう。だから「共感しよう☆」っていつもいつも気に留めている人を泣かせるのですよね。

私はそういう自分中心で勝手な人は大っ嫌いです。そういう人が世の中に増えて、これから私の大好きな人たちをもまだまだ苦しめていくのだとしたら許せません。そういう人はどこかムー大陸みたいなところに隔離したいな、なんて思っちゃいます←暴言?

この大前提のお約束がわかってないのだとしたら、そのあとについてくるさまざまなコミュニケーションのすれ違いや、意見の違いなんか到底解決できないって・・・。できるわけない。だっていっつも「私こそが大将」なんだもんね・・・、その人たちってば。

今日は「ねぇねぇ、もうこれ以上努力しなくていいよぉ」と思った彼女と彼女と彼と彼女についつい言いたいことを書いてしまいましたが、きっとまだまだ苦しんでいる人はいるだろうな・・・と切ない気持です。

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