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人類の愚かさに抗う

人類とはいかにおバカなのか?をさまざま考え続けて、もう30年以上経ったよね。いや、40年以上かも。ひょっとすると50年に近いのかもしれない・・・。(・・;) ヒトひとりひとりは賢くても、大勢になるとバカになることも多いし、賢くなってもパワーを持っても、それらのお宝を有効に使えるとは限らない・・・。

もちろん私個人も、そのおバカな人類の一員なので、足を引っ張る方にいないようにしたいと思いながらも、けっこう足を引っ張っている分野もあるのかな、と反省の時間も持つようにして、結論としては、今の自分の方向性でいいのだ!と結論づけるという繰り返しです。

小さい頃、調布市深大寺という世間の中で育っていく中、たまに垣間見る父の実家の長野県のルールや常識に触れたり、父にチャンネル権があったときのTVの中からさまざまを学び、それでもたくさんの疑問や矛盾を見つけ、世知辛さや暴力や行き場のない解決しない出来事をたくさん見て、「どうして?」という疑問が解決されることはなかったものもたくさん残っていきます。

たとえば、3億円事件、三島由紀夫の東大安田講堂事件など、オンタイムで幼稚園の頃から見ていたわけです。もちろん現場にいたわけじゃないし、ニュースを詳細まで理解していたわけではないけれども、ハイヤーの運転手だった父は、それを家庭に持ち込み、一人語りをするわけですよ(笑)。無条件に好きだった父の言葉に、なぜか耳を傾ける幼稚園児を思い浮かべてみてください。その父は、私をメーデーにも連れていくようなところがあり、社会党が大好きで、日比谷のメーデーでは、「浅沼稲次郎委員長の暗殺事件」をわからない相手に懸命に語るんですよね・・・。

大阪万博で「芸術は爆発だ!」の岡本太郎の太陽の塔のイメージが焼き付けられたこともあったし、泳げたい焼きくんの空前のヒットもあって、後日、子門正人氏が歌唱した権利を放棄する内容の契約をしていたことを知って、本当に顎が落ちそうになったりとか・・・。当時の首相、佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞したこともうれしかったです。

10代・20代も怒涛のようにさまざまなことがあったのですが、私からたとえ遠くても、父が家でしっかり語ってくれるため、把握していなくちゃいかん!という気持ちが先行し、私はこれらのニュースを「他人事」とは思っていなかったのです。ですので、250㏄のバイクで移動中も、目白のそばを通るたびに、田中角栄邸を感慨深く眺めたり、帝国ホテルのデザインをジーっと見たり、少し世の中を濃いめに見ていた自負もあります。

そして渡米するのですが、そこで自分が育った土地から離れて、それらの世相やニュースを「一切気にしない風」を装いながら、目の前のことにものすごくがんばってみたんですね。父が亡くなるかもしれないガンに罹るまで。その中でも私はUSの歴史をそれなりに垣間見て、人々を知り、言語も含めた文化を知りました。

やはりアメリカでも愚かな人類はたくさんいたし、それらの人々に翻弄されるヒトもいれば、完全無視ができるヒトもいて、本当に世の中は不思議にあふれていました。今もそれは変わらない・・・。

元だんなといっしょに暮らすようになって「世界紛争地図」を追いかけるクセがつきました。

インターネットが万民に普及するようになった今、価値あるニュースの取捨選択はかなり難易度が高まっていますが、それでも世の中のどこかにしっかり根付いて位置していることは忘れないように、他人事として捉えることがないように、という態度はまだまだ持っています。

人類の足を引っ張ることがないように、と、いつも謙虚に見つめていたいです。みなさまはどうですか?

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