コラム

助動詞のこまかさ

助動詞をちゃんと使えないままで英語を話そうとして、都度都度トンチンカンになってしまっている日本人はかなり多い・・・。なぜか?

根本的には:

日本語のニュアンスを英語に置き換えているので、微妙な強さや場面の差、感情が入る部分などまで、ゆったりと吟味されていない。

さらに、敬語に重きをおいて、ビジネス英語などという分類にして英会話や文法を学んでいるので、文語のニュアンスで口語を話してしまっている場合も多い。

助動詞は、細かいです。だって、感情まで入れることが可能ですからね。

  1. 助動詞の種類
  2. 可能・能力
  3. 推量
  4. 許可
  5. 命令法
  6. 依頼
  7. 知的推測
  8. 必要性・義務

種類だけでこれだけに分類されて、それぞれに3つから6つくらいの種類があります。あ、命令法だと8つくらいあるか・・・。(・・;)

なぜ日本語に直すことがダメなのか?それは一重に、日本語はHigh context傾向があるからです。

High context:文化の共有性が高く、言葉以外の表現に頼るコミュニケーション方法を指す。 言葉による説明が少なく、会話の際は表情の変化や声のトーン、体の動きなどの行間を読むことが求められる。 あるいは、共通認識や文化的背景、知識、カルチャーを前提として会話が進むのも特徴。

:コミュニケーションや意思疎通を図るときに、前提となる文脈(言語や価値観、考え方など)が非常に近い状態のこと。民族性、経済力、文化度などが近い人が集まっている状態。

High contextの特長として、語を選ぶときに、聴衆や聞き手・読み手が「方向性が理解できる程度・広くカバーしているので不愉快にしない」という概念を中心にしているので、事細かに論理的に狭く、決定的に言う必要がないので、助動詞も相当に甘い。

「できる」ーどの程度?というのがわかるようには表現せず、できるかーできないか、の二択の方向性がわかればそれでよし、としているので、それ以上の細かい表現はなるべくしたくないのです。それがたとえ日本人相手ではなくても、習慣になっていないし、概念を飲めないようなところを残したままなのですね。

なので、日本人にとって細分類化している助動詞は、かなり難しく、後回しにしているようなところがあります。

最近教え始めた生徒さんが2名いらっしゃるのですが、おふたりとも、High contextではなくて、Low contextで話して、子どもの頃は嫌われた、という体験があるそうです(笑)。日本って不自由よね。かく言う私もだけどね(笑)。

なので、英語の習得が早いかもなぁ、と少しワクワクしています(^^♪

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