努力は誰でもある程度はできますが、どの程度まで、というのは個体差です。それはどこから来るのか?個体差なので、特に誰かと比較する必要はないのですが、自分のベストを尽くせているかどうか?どの程度の幅があるのか?というのは、考えてみたほうが有効です。
努力:ある目標を達成するために精神的・身体的活動を主観的に強化すること。
ここでの着目点は、そもそも「達成したい目標」がない場合にはやってみようとか、やらねばとか、いうチョイスすら存在しないということです。目標というのはイッタイなんてすばらしいものなのでしょう(^^♪
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ここより抜粋すると:
■目的=ゴール
目的とは、その字にも使われているように「目」で見える「的」のこと。
「的」という言葉を使用するだけあって、「目的」は最終的に到達したい部分のことを指します。
■目標=目的までの指標
目標とは、「目」で見える「標」。
「目」で見た時に、その「的」に近づいているかの「標」となるのが「目標」です。
目的という最終的なゴールに向けて、その間に設定される小さな指標のことを指します。
目標は途中にあって、目的は到達したところで出来うる何か。
Precious One English Schoolでは、この目的に充たるところを「大目標」とすることが多いです。ここにある目標は「中目標」としています。
この目標や目的が大きい人のほうが、あるいは今の自分から遠い、成長を必要とする目標や目的を持っている人のほうが、努力を要求される多寡は多くなります。野望とか野心と呼ぶ人もいますが、だとしたら私個人などは、野心とか野望以外の何も目標としてこなかったかもしれません(笑)。
論理的に考えていくと、たとえ小さい目標や目的であっても、この「成功体験」が多いほうが、どんどんと目標設定をしていくことになり、小さいものでも「できてあたりまえ」ではなく、「自分が意図的にやっている」と認知できるようになります。この違いは大きいですし、他人にやってもらったことに対しての気付きも大きくなっていきます。
このあと、心理的な捉え方をしていくと、Self-Effcacy:自己効力感というのと、Big5性格診断のConscientiousness 誠実性というのが関与してくるかと思います。どちらも高い数値が得られる人のほうが、目標や目的を達成する率は高くなっていきます。生きていく中で、この「成功体験」を着実に積み重ねていくがゆえに、信じるものや自分への評価が変わっていくためですね。
努力に慣れてくると、努力ではなくすでに習慣化していきます。その後、また新しいことに努力をすると、成功したのちまたそれが習慣化していく、といういい循環へとなっていく、という流れです。
感覚的に「まだ手を付けてはいないけれども、できるような気がする」というのが、Self-Efficacy で、Conscientiousnessの高さとは、何かをやるにあたり責任感があり、できないことに対してもがんばってやり遂げる感があって信頼できることに繋がっていきます。すごいよね(^^♪
努力をしないでできる、という先天的なことは、ごくごく少ないです。すべてではないにしろ、ほぼすべてに近い部分が、後天的なことですので、ぜひともトライだけはして、努力の多寡を気にすることなく、いつしか習慣になってしまった!とケラケラ笑える暮らしぶりをしていくことをおススメいたします。
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