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可もなく不可もなく

04/20/2008 05:39:01

 

多忙な日々を送っている真っ最中なのですが、うれしいことは多々あり、つまらないことや悲しいことはそれほどないという現状です。それは私の楽観性がもたらすものなのでしょうが、運気というものがしっかりとあるとしたならば、Pre-Determinedであったとしたならば、私の運勢は今のところ、とてもいいのでしょう。走りまくる性格がゆえに、知っていてもそれが止められないだけに、周囲は心配するのですが、私を世界で何番目かに知っている母が、「まだまだイケるよ」と言っているので、きっと大丈夫なのだろうと思います←やっぱり楽天的(笑)。

 

可:(1)それでよいとすること。(2)よいとして認めること。(3)成績を示す評語。「良」の次。あまりよくないが及第できる成績。

――もなく不可もなし

(1)〔論語(微子)〕言行が中道を得て過不足がない。(2)〔後漢書(光武帝紀)〕とりたてて欠点もないが、長所もない。平凡である。

不可:(1)よくないこと。いけないこと。(2)成績を評価する語。不合格を表す。

 

よく吟味してみると、やっぱりそうだ。「可」というレベルではなく、かなりいいことばかりだと受け止めており、「不可」と思えることなどもないんですよねぇ、昨今。が、こうした中国の昔からの世界観によれば、「中庸」が最もいいわけで、これは異常事態なのかもしれません。でも、これで不安にはならず、楽観を保つのが、私の図太いところなのだ・・・。

 

昨日も、手帳を片手にスケジュールを確認し、「ひぇぇぇ、本当にまったくお休みがないぃぃぃ!」とコミカルに嘆いていたところ、営業と事務を担当している、英語学校の女性に、「自分でスケジュールを引き受けちゃってるんでしょ」と笑われてしまったのですが、本当に忙しいのです。どうして、こんなにも次から次へと所望されているのかわからず、彼女とて、私に依頼をするのですが、「断っていい」という前提があるのに、どうしても引き受けてしまう(笑)。

 

「こなす」「流す」授業をやるのは、大枚をはたいている生徒さんに申し訳ないのである。私が彼らだったら、もうそんな先生はクビなのだ。ところが、「もう何回話したかなぁ、これ」とは、心のどこか、頭のどこかで思いつつも、まったくイヤではないのですよねぇ・・・。時制であっても、分詞であっても、前置詞であっても、同じことを繰り返して9ヶ月が経とうとしていますが、まったく苦痛ではないのです。なので、可でもないし、不可でもなく、相手が変われば、同じことでも反応は違うというのが、おもしろくてたまらないところ。同じ話なのに、私とて、使っている単語も違うことがあり、相手によってわかりやすいリアリティに近い例を出すことができるかどうか?というチャレンジをしており、なんだか、毎日本当に楽しいのである。

 

しかも、こんなに楽しいことをして、けっこうなお金が稼げるというのは、僥倖ではないのだろうか?と、日々自分に問いかけているのであった・・・。11ヶ月前、通訳・翻訳と並行して、英語講師の仕事を探していたときには、かなり暗かったのです。ちょっと振り返ってブログを見てみると、そんなシリアスな翳りは感じられないので、「へぇ、なんだかけなげにがんばっていたんだなぁ・・・」と我ながら感心するんですが・・・。去年の今頃は、横田基地の通訳が一段落したところで、「通訳や翻訳を主にして食べていくのは、私には無理かも」と思いつつ、次の仕事を入れていたところだった・・・。そして、西新宿の高層ビル街の大きな会社の通訳をやったのだが、やっぱり無理だった(爆)。その理由は、やはり社内の人の政治・思惑・力関係に、すんなりさらっと馴染めないというのがあったからです。割りとできるほうではないかと思っていたのですが、その加減の問題で、私の好き嫌いに抵触するくらいであれば大丈夫なのですが、「絶対に譲れないところ」「琴線」まで来ると、怒りまくってしまうようなところがあって、もう息をすることすら苦しくなり・・・。それが、「他人を見下げて平然と振舞っている人間を1日数時間も、続けて何日も見続けること」となり、かなり心がへたれて、折れてしまったという感じ。他にも、「自分の利益ばかり考えて、何でも他人に押し付けることを日常的にやるやつというのが実在するのだ」ということだったり・・・。それらのことを察知できなければまだ続けられたのかもしれないのですが、言いなりになっている人々を続けて見ていくと、さらに心はへたれて行き・・・。

 

No wonder, I haven’t worked in a structured organizationなんですよ。なーんの不思議もなく、私が10代の終わりに、OLにならないことを決意したのは、本当に正しかったのです。うん、賢い選択だったなぁ。40歳過ぎた私が、このように妥協ができないのだから、20代だったら、余計に妥協などできなかったに違いなく・・・。

 

ところが、英語学校の仕事は、生徒さんたちとのミクロのおつきあいもできて、そのミクロなところはかなり個性を生かしても怒られないと来ている。マクロもかなり大雑把にしか決められておらず、Listeningだとか、Speakingだとか、英文法だとか、英検だとか、かなりかなり大きな枠なので、その範囲にさえいれば、自由に振舞わせてもらえるので、たいへんにラクです。

 

そうでなかった英語講師の仕事は、1個だけ終わった時点でこちらから辞退することにしました。驚くべき英語上達法だと銘打ってあるテキストに沿ってやらねばならず、私はそれに賛成はしていなかったので、とてもじゃないができなかった・・・(汗)。でも、そこでは、お友だちがふたりできたので、よしとします←やっぱり楽観的(爆)。

 

しかも、英語講師の仕事は、みなコマ数で動いていることを大前提で了解してくれているので、時間も柔軟性があるので、私のような放浪癖のあるサバイバーには、とても向いているのであります。一箇所へのコミットが分割化されており、その責任さえ取っていれば、かなり自由だということ。まったく縛りのない社会人などいないので、この程度であればなんとか生きていけるし、自由に息ができる感じです。

 

可なんてもんじゃなく、優とか秀ばかりの授業で、不可なんてことも生徒さんの体調がまずいとき以外はまったくなく、みんなが日常的に抱えている問題を見据えて、しっかり進歩が見られるというのは、とてもいい商売なのだ。できたらボランティアでやったほうがいいのだろうけれども、私にも生活があるので、それはちと無理・・・。同じ講師商売の人で、この仕事が好きな人は、「本当にすごい吸収力を持っている生徒さんに当たると、こっちが人体実験をさせてもらっているようで悪いけど、とってもおもしろい」と、よく話しています。

 

頭で納得することと、心が納得することのほかに、身体まで納得させて英語を体得する方法は、かなり好評で、成果も出ており、毎日進歩している生徒さんの「ささやかだけれども重要な違い」に気づけるだけの体力を、私もずっと持ちたいと思っているところです。疲れすぎていると、ぼーっとしちゃいますから。

 

忙しいけど楽しい。こんな日々がせめて、アメリカ旅行するまで続きますように。お願いしますと膝をついて祈るのであった・・・。

 

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