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名刺入れの役割

09/11/2006 にアップした文章です。

 

イタリア製の名刺入れをずっと大切に使ってきたのですが、悲しいことに酔っ払ってなくしました。それが今年の1月のことです。その後、景品・おまけでもらった定期入れを使っていたのですが、今後営業に出る確率が高くなり、そうもいかなくなったので、香港のDuty Free 免税店でまともな名刺入れを購入しました。いつもはブランドにまったくこだわることがなく、知名度が低いデザイナーであればあるほどいいのですが、今回っぱっと目に付いたシンプルなデザインのものがFerragamoだったので、あちこちの店を廻ることがないよう一気に決めてしまいました。

それというのも、TVの影響力をまったく受けていないと高飛車に考えていた私の愚かさを露呈することで、実際は脳裏にしっかりうずもれていたのです。

Salvador Ferragamo

Salvador Dali

そうなのよ、ダリ展がやってくるということにとてもワクワクしており、それを楽しみに上野まで行きたいな♪と言っていたことを自分でわかっており、それに知らぬ間に影響されていたのです。うーむ、いかん・・・。

ダリを好きになって久しいのですが、今回さらにバルセロナに新しいオフィスを作ることを計画してから、スペインにどうも心が傾いている・・・・。それは偏見までは行かずともよそのことをガラスの目で見つめる結果を招いており、そりゃよくない…、と思わせるいろいろな事態を招いています。こういう時期もあっていいんだよ、と言ってくださる方々もたくさんいるのですが、うんにゃ、そうじゃないだろう…。

ダリを最初に見たのは、アメリカに留学する前のパリでした。その後、サンフランシスコでも見て、しつこい私は一枚の絵の前で30分も費やしたものです。オルセーやルーブルも1日などではもったいないと、何度も足繁く通ったのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%AA

さて、名刺入れの効用です。どうして名刺を入れるケースが必要なのか?「100円ショップにとてもいいのがあるよ」と名刺を持ったことのない母は言いますが、どうしても名刺入れは必要だと考える私は、高くても長く使えたほうがいいので(おいおい、酔っ払ってなくすなよ・・・)、やはり免税店攻撃をします。お財布もお財布の値段よりもたくさん詰められるようになってからは、免税店で買うようになりました。が、今使っているのは、サンフランシスコが生んだエスプリのものです。理由は、学生だったのでお財布を出すたびにチラリズムでブランドを見せるのがイヤだった、というのがあります。グループ研究のほか、朝、コーヒーを買ったり、駐車場付近で財布を出すことが多く、やはり学生は学生のブランドを使ったほうがいいと思ったせいです。もともと、ブランド志向がないので、特に抵抗はありませんでした。車も同じ理由で、ヴォルヴォが買えたはずなのですが、スバルにしました。傷をつけられることを心配しながら、学生駐車場に置いておくのはよくない。犯罪を自ら誘うようなことをしてはいかんのです。とは言え、おっぱいが大きな私は胸が開いた洋服を好んで着ていますから、ここには矛盾があります・・・(汗)。暑いからなんだけどね・・・。

仕事のツールとして必要なものには、それなりのお金を掛けたほうがいい。

これは西さんに学んだことです。私は一度もまともな職業に就いたことはなく、アルバイト掛け持ち三昧と契約社員しかしたことがないので、世間の常識に欠けているところがあります。が、コレを勉強に置き換えると納得できるわけです。

勉強のツールとして必要なものには、それなりのお金を掛けたほうがいい。

日本からとても重かったものの、広辞苑をエッチラオッチラ抱えて運びましたし、研究社の30万も載っている英和辞書も持っています。アーカイブでの論文を引き出すにはお金がかかるのですが、コレも必要であればバンバン印刷して保存しておいたほうがいい。気分がよくなるのであれば、消しゴムもシャーペンも日本製のほうがいい(爆)。とは言え、私はバカみたいな過去テストを売る業者から買ったことはありません・・・。点数ではないですからね、勉強の真髄は。

名刺入れから名刺を出すのは、決まって最初に対面したときです。そのときに、ポケットから裸の名刺を出すのはよくなく、財布から出すのもよくないことです。一度しかない第一印象が台無しになってしまう。ここなんですよ、第一印象ってぇのはたったの1回しかないということ。それを裏切るような楽しい印象の逆転劇というのは確かにあります。が、相手によっては敗者復活戦を許してはくれないわけです。だから、名刺入れもツールとしてはかなり大切なところに位置するようになる。相手によっては、名刺入れの厚みでこれから商売する人を査定することもあり、ブランドもしかり、出し方もしかりです。

なので、西さんがフェラガモぉ、と驚いたものの、私はシンプルなデザインが気に入り、わかる人にしかわからないであろうフェラガモの名刺入れにしたのです。お酒のように消えてなくなってしまうものに対しての惜しみがない西さんですが、ブランドに対する憎しみにも近い抵抗感には、少し驚くところがあります。香港の免税店が山ほど詰まっているあのアーケードで、いやーな顔をされるとは思ってもいませんでした。私がコレまでブランドを追いかけたところを見たことがないことを認めた上で、なぜなのか?という疑問が湧きあがったらしいので、今日はここに書いておきます>おいおい、また私的すぎることにページを割いてるよ・・・・。

次はお財布をアップグレードすることなのですが、こちらは売り上げ・黒字が大幅に伴ってからになりそうです。香港に行って感じたのは、やはり大手の会社のビジネスマンはたったの4時間ほどのフライトでもビジネスクラスに乗るんだなぁ、ということ。今回はユナイティッドだったのでマイレージが使えませんでした。アメリカンだったらよかったんだけどね・・・。黒字幅が多い会社になったら、みんなでビジネスに乗れるんだな、と思ったら、またもや勇気が湧いてきました。そんな願いもこめて、名刺入れを購入したわけです。今後誰に会うのかわかりませんが、とにかく役に立つ名刺入れを・・・。そんな持ち物に対する想いいれはめったにない私ではあるのですが、今回は想いいれを貯金するための仕事ツールなので、書いてみました。

ちなみに西さんの名刺入れは、会社を辞めるときにもらったダンヒルです。ダンヒルと言えば、私が大好きな男性用香水があるのでした。それは昔むかしの想い出に絡め取られている私の嗅覚の話です。

 

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