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大手企業の体質改善要求!

なんだかすごいことになっているニッポン・・・。これは私が不在だった19年弱のあいだにも起きていたのだろうか?もちろん、私が「政治・官僚・大企業」への信頼が薄いのは、父の影響があり、春闘やバッシング等、かなり若いときから大樹を批判する傾向を持っていたにしろ、戦後67年、いい加減変わってもいいところが、それほど画期的に変わっていないのはなぜなんだろうか?

不思議だなぁと思うのは、道路交通法。あれ、ちゃんと機能している場合のほうがずっと多いわけです。交通事故はたまに起きますが、運転している車や自転車の台数と歩行者の人数や交差点の数やその他を係数にして、数式にしたら、本当に低すぎる確率になります。もちろん自分の生命に直接的に関わってくるからだと思うのですが、あのルール、みんなたいてい守るよね・・・。自分の欲得で動いているから、ということなのか?いやー、そうは思いたくないなぁ(ちなみに飛行機事故はこれよりもずっと低いのですから、飛行機恐怖症の方は、こうして論理的に心理のほうを寄せる工夫をしたほうがいいですな)。

コムスンについては、実は私がまだ行ったり来たりしていた頃に、「架空請求」の話は出ており、やっぱり明るみに出るまでには、こんなに時間が掛かっていることにアゼン・・・。この貴重な時間を、誰かが本気になって、介護難民を65000人も出さないような方向で動けなかったのか?と、たいへんな憤り。コレについて関わっている誰かはかなり多数いたわけですし、そのための政治家ですし、官僚です。みんながマネージメントに廻ることができないから、代表でやってもらっているわけです。その代わり、消費者としても、企業をしっかりと厳しい目で見る技術を学ばなければ、健全な社会は成り立ちません。明日は我が身、が合言葉なのよ♪

さらに、TBSに至っては、視聴率を稼ぐために、アマチュアゴルフに大迷惑を掛けて、その謝罪のための記者会見がオソマツという不思議・・・。TBS社員でもない司会者の涙交じりのインタビューとは対照的に、ウケを狙ったような言葉の数々だったようだし、アマチュアゴルフの主催者への電話対応もひどく悪かったと報道されている。http://blog.nikkansports.com/nikkansports/newspaper/flash.html スポーツの中でも最も心理状態が左右されるゴルフだろうに、ヘリなんか飛ばされた日にはたいへんだ・・・。

謝罪をまともにできない人間が、大企業のトップに座していることは、この数日の報道を見ていても、誰でもわかることです。コムスンもトップの人間の記者会見すらしない(注;これを書いたあと3日過ぎてからの会見あり。遅いってことが体質を顕していたり、隠蔽部分についての疑念をさらに深めるのよね…)。いや、謝罪をすればいいってわけじゃないです。謝って済む問題ではないにしろ、まずはそこがスタートというような誠意を態度で示すことが大切だと思うのが、大多数の意見でしょう。

食べ物以外の消費生活を極力、かなり意識的に、さらに心理的にも抵抗が大きくなっている私としては、さらに、この世の大企業を批判する心がでっかくなっています。夏が来るからたとえばビール。発泡酒というコンセプトが、未だにわかっていない私なのですが(苦笑)、なぜに一社であんなにたくさん種類を出して混乱させるのかなぁ、と思う・・・。アメリカでは、大きな会社は看板ビールがあって、その他をまったく持たないか、あるいはほんの少しだけ。季節限定モノなども入れると、日本のビール会社は相当数のブランドを作っては出し、停止してはまた模索、というような、莫大なお金を使っている。そうですよぉ。プロジェクトを立ち上げるには、人事異動があったり、リサーチがあったり、実験があったり、広告費が掛かったりと、ものすごいお金が必要なのです。そのお金はどこから出るのか?私たちのポケットから出ているんですよっ!300年後に残る味を目指していただきたいと思うのは、Samuel Adams, Anchor Steam, Bassなどなどを満喫した私のわがままなのでしょうか?Established since 1835とか超かっこいいでしょ?

日本でも、老舗のおそばやさん・甘味やさん・旅館その他、数百年続いているところは、商売っ気よりも、モノ作りに徹しているとつくづく肌で感じるわけです。そりゃー、世の中をまったく汲みしないという頑固一徹な態度は、滅びる原因にもなるかもしれませんが、そうではないところが未だにたくさん残っています。私は、そんなところにであれば、お金は使ってもいいな、と思えるわけなのです。100食しか出さないよ、とかいうおそばやさんとか、30個限定ね、とかいうお饅頭とかいいではないですか♪

大きくなると、利益追求を「えげつなく行使」することが第一優先になり、品質やお客のことをなおざりにする態度がどんどん膨らんでいくように感じるわけです。消費者も賢くなければならんのだ。

大きく考えると、これはやっぱりDarwinのEvolution Theoryなんだよね・・・。進化論。勢いづいて、短時間で膨張したり、発育したり、テリトリーを拡大したりしてきた種は、やっぱり絶滅している。かと言って、小社会で交配を繰り返してDNAの連鎖を濃くしても絶滅している。やっぱりちょうどいい塩梅というものがあるのだ。これは、生物学だけではなく、社会学的な見地からも言えること。

私がそもそもわかんないのは、自分の名前を歴史に残したいなどという野心だったり、けっこうでっかくなった会社をさらに大きくしたり、さらにリッチになりたい、という心。そんなに有名になって顔や名前を憶えられないほどのいろいろな人と交流して生まれるものは、相手に対する失礼や無礼の危険性のほうが高いと思えるのだ。仕事を拡大しても同様で、どこかが必ずなおざりになるし、機能しなくなるはず。でっかくなれば、自分と同じ効率で仕事をしたり、方向性に同調してくれたりする人は減る。そもそもコミュニケーションが行き渡らないから・・・。これは、確率で言えば同じでなければならないのだけれども、係数が複雑になっていくので、やっぱり哀しいかな、無理なのよ・・・。

いいんだよ、ディスコ全盛時代になり上がった実業家が、介護福祉の事業をやったって・・・。きちんと機能していれば、問題はない。けれども、やっぱり破綻が来たときに、彼は悔しくないのかねぇ・・・。

ホリエモンが逮捕されたあとすぐに流れていたVで、「世界一の会社になるぞー!」と怒声を上げていたのを観たのですが、あれは、私が最も醜いと思う部類の欲ですな。エネルギー保存の法則でいくと、やっぱり誰かが富めば、誰かが苦しむ。かといって、私はうんと左なわけでもないので、共産主義や社会主義には賛同しないですが、極端な資本主義には、本当にもう辟易だい。

しかも、大企業に勤めている方々が必ずしも悪いわけではないのは、やはり縦社会のコミュニケーションはしっかりしていないのだ。働きアリのように扱われ、切り取り線の内側だけの仕事をしているような人たちだってたくさんいます。それなのに、大企業の代表選手のように振舞うようにかなり強要され、会社を辞めても、まだスーツを着て、社章のピンをつけている哀しい人々は、実在します。彼らだけを責めることはできないし、やはり彼らも、自社製品でなければ、悲しい消費者だったのでしょう。

私は、愚かな消費者にはならないことだけは心がけており、えげつない商人であることは死んでも避ける覚悟です。大企業を操る日が来ることはないにしろ、一辺倒な弱肉強食はやっぱりダメだよ・・・。やはりこれからも、大企業や政治や官僚を疑い続けていくのでしょうなぁ・・・。疑わなくていいニッポンを所望します。

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