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天下取りとは

03/22/2007にアップした文章です。

 

将棋は実のところ、まったくわかっていない部類に入る私なのですが、訃報や桜開花やその他のニュースの中で、私を引っ掛けたのは、羽生善治氏の快挙でした。詳しい方には、お叱りを受けそうですが、今回、コレを天下取りともじって考えてみたいと思っています。今日はカルチャーセンターの初日なのですが、自分の脳をトレーニングしてから出かけるということで、ご勘弁を(笑)。

元ニュースはいたってシンプル。私でもこの報道の事実は読めます。
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20070320i313.htm 

永世王将ってすごいタイトルである。しかし、永世タイトルというのは他にもたくさんあるらしい。ここで勉強しちゃっておきましょう・・・。

http://www.morisawa.org/db_syougi.html これはタイトルと永世までの道のりを
http://www.morisawa.org/db_syougi.html これはその7つと主催その他情報を

羽生善治氏情報(タイトルがたくさんありすぎて、将棋界では、彼のことを「名人」と呼んでいるのか、それとも何なのよ?オソマツすぎる私なのである・・・。が、コレを読むとまだ「名人」と呼んではならないことがわかる・・・笑。うーん、将棋界って複雑で深いのかしら?だったら、碁はどうなのよ?と独り言は続く・・・)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E7%94%9F%E5%96%84%E6%B2%BB 
棋士についての情報すらわかっていないので、こちらのページも学習
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%8B%E5%A3%AB_%28%E5%B0%86%E6%A3%8B%29#.E5.8F.B2.E4.B8.8A.E6.9C.80.E5.BC.B7.E3.81.AE.E6.A3.8B.E5.A3.AB.E8.AB.96.E8.AD.B0 
将棋にも、ゴルフのようにトーナメントプロとレッスンプロがいるというのは、たいへんわかりやすく参考になった・・・。しかも、中学生でプロになれるというのは、うーん、すごい世界である・・・。他に思いつくのは、芸能界くらいしかないのだけれども、勝負という意味では、将棋は厳密に勝ち負けがあるので、精神が磨り減る壮絶さは、想像しがたいくらいすごいのだろ・・・。
http://www.shogi.or.jp/syoukai/ 
これで見ると、現在登録してある棋士は、わずか男性263人で、女性は60人。しかもこれは去年の12月の記録。今月末あたりにまた整理整頓作業があるのでしょうが、死去や引退の文字があり、悲しい。66歳の加藤一二三氏が66歳の現役で、もっとも古いのがわかりますが、159人が現役。最年少が19歳で、最年長が71歳。なんだか、こういう表を見るのは、私の右脳をたいへんに刺激する(笑)。おごそかな記録を茶化してはならないのですが、いやー、すごい。感心してしまうし、すごい情報の宝庫だと思えます。ここで、時間があれば、棋士算出都道府県や、年齢の平均値など、いろいろな統計が取れますが、読む本がなくなったときか、論文に使うときにしましょう・・・(どうして論文の資料になるかって?そこは頭のひねり用なのよ・・・)。

はぁ、すっかり前情報の飲み込みに時間がかかってしまった。それほどに、将棋界を知らなかったということなのだ・・・。もー、名人がタイトルのひとつだとはねぇ・・・。日本語テキに言えば、技能が優れた人のことを指すのだが、囲碁や将棋は違うんだな・・・。ここで、「天下取り」を想像し、関連付けようとする、私の気性や傾向をご理解している方は、すでにしていることでしょう・・・。

天下取り:国を支配する権力を握ること。また、その人。
天下:(1)天の下に広がる全空間。世界中。(2)一国全体。国中。また、世の中。世間。(3)一国の政治。また、国家を治める権力。(4)力を十分に発揮できる状態。(5)(「天下の」の形で用いて)他に並ぶ者がないこと。(6)一国を支配する者。天子・摂関・近世の将軍など。

私は、個人的に天下取りのレースに出られる器の人間は、なべて好きです。が、それをどのように定義するかというのは、至って個人的で多岐多様になるので、この世はおもしろいのだとみなしています。現に、将棋界について、これほどまで、この歳まで、無知だったので、恥じ入っているところです。理解できた範囲では、ここでの天下取りは、羽生善治氏(タイトルが複数あり、どんな敬意をつければいいのか決めかねている・・・爆)が、大山十五世名人に次ぐほどの期待を掛けられていることがわかった程度です・・・。なので、まだ天下取り勝負が終わっておらず、ということなのでしょう。

しかし、将棋という世界に進むつもりは、小学校1年生の彼にはなかったことでしょう。「ただおもしろい、好き」だからやっただけで、子ども将棋大会などに出ても、おもしろさが先行しており、天下取りの器が自分にあるかどうか、などと考え詰めていたのでしょうか?いや、将棋は先をずっと読んでいくゲームだからありえないことはないのです。ヒトの脳は不思議に出来ており、宇宙さえも内包しているかのような無限の可能性を秘めています。言葉で表現できないことまでをも、次々とこの瞬間に伝達し、処理し、促しており、幼い子どもであっても、その脳の開花がどのように進んでいるのかを断定することはできません。

並の子どもであっても、陣地取りゲームや球技やその他の競技にはおもしろさを見出します。その先に何が待っているのかを見極められた小学生や中学生は、私の同級生にも数人はいたような気がします。欲がなければ、そういう気質に生まれてしまえば、特に「ある世界でのイチバン」を目指すこともないでしょうし、自分を追い込むよりは、キラクに過ごしていく人生を選べます。私のお友だちで、「軽く将来は東大だろうな」と思っていた子が、「いや、いつも80%くらいやれば何とか並み以上にやっていけるから、特にベストは尽くしたくない。疲れちゃう」と言っていた子がいました。それは高校生のときだったのですが、わからない気もしない・・・。確かに、いつも100%だとか、120%を目指すと疲れてしまいます。他人からの期待に押しつぶされて、自分の思惑とは別の方向に物事が流されていくことも、その子は見越していたのかもしれません。私は、彼は天下が取れる人間の器を持っているな、と当時は感じていたのですが、たとえ、才能や器を持っていたとしても、本人の意志がなければそれは成立しませんから、彼の人生、彼の好きなように、と倖せを祈る気持ちに、今も昔も変わりはありません。

私はこれまでも、パワーゲームの無意味さを手を替え品を替え、いろいろと表現してきましたが、このような技芸の世界での天下取りは、やはり別枠なのでしょう。人間としての品位は保ったまま、パワーを使っていくことは可能なのではないかと思えます。政治やお金を持っている人々もそうではあるのですが、「朱に交われば赤くなる」確率が高い環境ではある・・・。将棋界については、私は無知すぎてわかっていないのですが、角界のように伝統を固辞していく姿勢が強いのであれば、品位を保ったままパワーを使っていける可能性は高いのではないかと、推測するのです。とはいえ、角界でもなぜかまた八百長疑惑があり、朝青龍も負けてしまったりと、好き放題のことが噂されているところなのですが・・・(汗)。

しかも、これだけ無知な私が、羽生善治氏の何が魅惑的だったかというと、結婚後は至ってこぎれいになったらしいのですが、寝起きのままの癖がついた髪だけは、海外にいても知っていました。私が日本を出たときには、彼はまだ17歳くらい。メディア露出は多少あったかもしれませんが、全国版の新聞にしょっちゅう取りざたされるほどではなかったのでしょう。それでも私は彼を知っていた・・・。そういった「どこかが致命的にすっぽ抜けている」というのは、どこかに余分に脳のキャパを使っているような気がしてなりません。これもステレオタイプといえばそうなのですが、偉人の逸話にはいくつも残されているものです。何も西さんを正当化するために言っているわけではないのですが・・・(爆)。

大山名人がTVに出ていたのは知っていますが、できるならば超えていただきたいものです。がんばれ!羽生善治!天下は待っている・・・。

 

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