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女がなぜ子どもを産みたくないのか その2

07/26/2006にアップした文章です。

 

子どもを産んで育てていいこと;

ヨロコビは倍倍(以上)ゲームになる。自分の血肉を分けた存在がこの世にいることでの安定感。毎日が楽しい。税金の控除がある。世間の目が優しいこともある。ホルモンの安定がある。

子どもを産んで育ててイヤなこと;

お金がかかる。自分の時間が束縛される。毎日が疲れる。世間の目は思ったほど母親に優しくない。体力的に損(歯がガタガタになったり、出産の痛みや、身体のたるみなどの老化が進む)。

子どもを産まないで育てないでいいこと;

とにかく自由で自分のことに限りなく時間とお金が使える。老化しない部分のアドバンテージあり(子どもを産んだほうが身体的にいいこともあるゆえに「部分」)

子どもを産まないで育てないでイヤなこと;

産んで育てていいことやイヤなことで挙げたことを経験できない。世間の目が厳しい。税金負担がでかい。乳がんや子宮がんなどの確率が高くなる。

あまりに単純ですが、長くなりすぎるのでポイントだけにしてみました。心理的・社会的・生物学的と3点に分けてあります。当然コレだけじゃないんですけどね。大きなものでは、パートナーの理解がない。パートナーの両親と自分の両親の将来。子どもの教育方針などについての相違。国や地域社会の援助。キャリアとの調和。などなど、本当にマイナス要素のほうが多いのかもしれません。

が、母性神話はそれらを凌ぐほどの価値が、出産や子育てにはあると切々と語り継ぐわけです。が、本当のところはどうなのか?母親になっている女性は、私の周りにも山ほどいます。私の母などは、「子どもはそもそも嫌いだった」「避妊の方法がわからなかったからできちゃったし、産んじゃったから育てた」「子どもは親の私の気持ちなんてコレっぽっちもわかってくれない」と言い続けてきましたぜ(笑)。私の場合は、本当に父の実家に夏休み中ずっと、春休みや冬休み預けられていましたから、本当にうっとうしい存在だったんだと信じますね・・・。

冗談めいた話はともかく、友人でも母親になっているが多いですが、私の場合はやはり他の日本人女性に比べると、母親になった友人は少ないほうなのだと思います。弊社のすまいるには子どもがふたりいます。今、コンスタントに会う人で子どもを持っているのはすまいるくらいで、たまに会う友だちでも子どもを持っている比率は5割くらい。それは、うんと年下やうんと年上の友人が多いことも関連しているとは思いますし、私が障害を持っているがために、そんな友人がマグネットのようにくっついてくるというのもあるのかもしれません。

が、弟の嫁を見ても、どんな友人を見ても、出産と妊娠で犠牲にしたものは大きい。経済面でもそうだし、最も顕著なのは時間です。その次が仕事。とにかく、疲れ果てていてもごはんは作らねばならぬし、洗濯物は用意しておかねばならぬ。掃除がイチバン手が抜けるとは言え、それでもゴミタメのようなところに愛する家族を住まわせておくわけにはいきません。結局、夢を諦め、キャリアを諦め、欲しいドレスや靴も諦め、愛という名の下に、彼女たちは見返りを求めることもなく、ただただ自分の愛を注ぐわけです。

それなのに、ああ、それなのにそれなのに・・・。母親としてのおまえの教育やしつけが悪いと、パートナーにどやされたり、世間にも批判されたり、学校の先生にも怒られ、本当につらいと思いますよ。私はこれらの何ひとつ経験していないわけです。学校に行きっぱなしで、料理も西さんが手伝ってくれたし、掃除などは50-50の競争方式だったし、洗濯物も機械がほぼすべてやって畳むのもいっしょにやっていました。買い物もいっしょだったし、本当に私は主婦らしいことは何ひとつひとりでこなしてこなかったわけです。そんな私から見れば、母親のほぼすべてはスーパーウーマンだいね・・・。「ほぼすべて」なのは、虐待したり折檻したりという犯罪者も確かにいるからです。

つい数年前も友だちと話し込んでいたら、「鏡に映った自分は完璧なおばさんで驚いた」としみじみ話してもらいました。私などは、ニベアでさえも顔につけない無精者なのですが、彼女は家族がすべて終わった最後にお風呂に、掃除をしながら入ったあと、ちゃんと化粧水や美容液までつけるんだそうです。でも、今までは「明日の段取り」を頭で考えていて、かなりメカニカルに顔の手入れをしていたそう。が、子どもが高校生になって、時間に少しゆとりができたときに鏡を見たら、一時はかわいくてきれいだった女が消えており、疲れてやつれたおばさんがいたそうなのです。その失った時間、自分は何をしていたんだろう?と哀愁に浸るのにつきあいました。「その分、子どもたちがいて、本当によかったのよ。後悔なんかじゃないのよ」とフォローはありましたが、どちらも本当の気持ちで、ぐちゃぐちゃに混ざったものなのでしょう。わかります。

私がせめてできたことは、高校生になってもHugをしてくれるやさしい子どもからもらえる愛を強調することと、「いいじゃん、しわにもしみにもレーザーあるんだしさ」などと大声で笑うことでした。が、彼女も本当は英語がやりたかったんだよね。通訳や翻訳をやれるくらいの努力家だったと、私は当時思っており、私などは渡米して本当に英語が話せるようになるのか?と、自分が恥ずかしいくらいでしたから。だんなさまは悪い人などでは決してありません。とてもいい人です。けれども、やはり世間の常識の幅の範疇からは抜け出られない人で、彼女が習い事をしようとすることを応援はしてくれましたが、子どもを預けてまで仕事をすることには賛成はしませんでした。それもチョイスなはずなんだけどね・・・。けれども、彼女は一言も、自分のだんなさまの悪口を言わない人なので、私は彼女とお友だちを続けているのだと思います。だから私が代理で言っちゃうこともあり(爆)。

子どもを産みたくない女性が増えていても、ボケた政治家やおっさんたちは、まったくのところ女の気持ちに立とうとしてはおらず、女性議員にそんなセクションを任せて、自分の広い度量ぶりをアピールするバカさ・・・。「おめえらがやってこそ尊いんだよっ!」とネットの記事に向かって咆えている私も相当バカなんですが・・・(爆)。「子どもは国の宝」などというスケールだから、一国の政治もまとめられないんだ。子どもは地球の宝なんだから。で、国のために女性が自分の人生を大いに犠牲にして子どもを産めという政策を取ろうとしても無駄でしょ・・・。控除なんかされなくてもいい。離婚したって慰謝料や養育費を払わない父親に対して、法的義務を課してから、まだたった1年も経っていないお粗末さではないですか。TVでも不倫で子どもを宿し、私生児を増やすシリアスドラマを取り上げたりする。そんなことで女性の自立や自由を表現してると思ってるんだから、男性プロデューサーや作家も見当違いすぎ・・・。子どもと女を舐めてきたから、少子化になっていると反省せねばならぬところなわけです。

http://www.ipss.go.jp/syoushika/

↑かなり笑えます。でも本人たちはものすごく真剣です。

でも他の人たちがアンケートにどう答えているのか、見るのはけっこうためになるかもしれないです。見てみてください。

(このアンケートは古すぎてなくなってしまったので、新しいアンケートをどうぞ♬)http://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2006/060927/index.html http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/seisaku/syousika/040908/ 

私は子どもはかなり大好きです。が、やはり育てるのには向かないと思えます。が、私は社会の大人として、子どもには責任を以って接しますよ♪

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