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好き嫌いのセンスはどこから来るのか? 

実は好き嫌いもは先天的な要因で決まるものはごくごく少ないとされています。おそらく生きていく中で頻繁に直面することの数パーセントの影響力しかなく、ほとんどが体験や認知の仕組みや他の感情との組み合わせで作られていきます。

中脳に扁桃体というアーモンド型の感情を決定する仕組みを持つようになったニンゲンは、そこを通して過去の記憶との「すり合わせ」をした結果として、最も単純な原感情:快・不快を分けています。ある情報がこの扁桃体を刺激しているということであれば、その情報は「重要な部類である」と海馬が認識し、膨大なデータにさらに蓄積していきます。そこで、重要な部類である今回の感情を引き起こしたデータは、前頭葉に入っている蓄積データと照らしあわされて部分書き換えや追加や修正などが為されていきます。

このデータの照らし合わせのときに、「考える」という行為を付け加えるか、ナマの感情そのままをどんどん追加していくかが分かれ目ですね。

不快→快

快→不快

と変更するチャンスはあるのですが、考えないことによりチャンスは機会損失になることがあるかもしれません。あまりにたくさんの経験であれば、「私にとってこれがファイナルアンサー」とするのはいいのかもしれませんが、自分の生活を脅かしたり、不安なままにしたり、単に快楽だけを追求したり、楽しいことだけで時間を費やしてしまう傾向があるという意識があるのならば、考えるという行為を少し詰めてみるといいかもしれません。

センス:物事の微妙な感じをさとる心の動き。微妙な感覚。

Sense: an ability to understand, recognize, value, or react to something, especially any of the five physical abilities to see, hear, smell, taste, and feel

(何かを理解し、認識し、評価し、または反応する能力、特に見る、聞く、嗅ぐ、味わう、感じるという5つの身体的能力のいずれか)

the characteristic of having good judgment, especially when it is based on practical ideas or understanding

(特に実際的な考えや理解に基づいている場合に、優れた判断力を持つ特徴)

one of the possible meanings of a word or phrase

(単語またはフレーズの考えられる意味の 1 つ)

この考える行為を二進法である「快ー不快」で終わらせてしまうのか、それとも五進法や十進法や二十進法など、メモリを細やかにしていくかどうか、で、このセンスの微妙さが生まれます。

単純に「勝ち組ー負け組」「賢いーバカ」「豊かー貧しい」の間の目盛りが細かくない場合には、センスがない、ということになります。なぜならば、考えや理解に基づいているわけではなくなってしまい、考えないで理解しないで自分の意見や感覚・感性として納得してしまうからなのですよね。

しかも考えたあと、自分の生活の中でコレが何度も起きる経験として、不愉快な感情:不快を繰り返し受け容れることに耐えられるのか?という感覚がない限り、何度も不愉快な想いを繰り返すわけです。嫌いなことや不愉快なことを減らす努力をしないまま、誰かに文句を言ったり思い続けたり、悩んだり不安の弾丸を受け続けるのは、楽しくないし、ラクでもないし、防御もできていないことになっていきます。

センスを磨くためにも、考えることです!やってみてくださいませね。

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