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子どもの写真の肖像権を売る

06/13/2006 にアップされた文章です

 

そうです。Angelina Jolie& Brad Pitt の赤ちゃん、Shilohちゃんの写真のことです。まだ日本の掲示板やニュースでは、批判が出ている様子はありませんが、アメリカのサイトではけっこう出てます。7割くらいが好意的。2割ほどが批判的。1割はまだ決められない、とのこと。

6ミリオンで雑誌社に売ったそうです。その小切手はその金額のまま、ユニセフに行くことになっています。

あるサイトでは、「他人の家庭を壊す女だったのに、マザーテレサ気取りか?」などと揶揄する批判もあり、読んでいて悲しくなりましたね。このセンセーショナリズムをそもそも作り上げたのは誰だったのか?を考えると、こうしてハエのように個人に集る人たちだったのではないか?と思うわけです。

私は1997年からAngelina Jolieに注目しており、彼女のキャスティング(映画選び)については、ほんの数本疑問を持ったことがありますが、全般的に「これほど成長度合いをパブリックに見せてくれてきた人間はいない」と思っています。今後の彼女がさらに楽しみであるし、彼女の家族、とくに子どもが今後、どのような人間に育っていくのか、とても楽しみです。

彼女たちがどんなにプライバシーを守ろうとしても、ダイアナ妃のときと同様、執拗に追っかけるパパラッチ。Mel Gibsonがこの現象を風刺した映画を作りました。タイトルもそのままPaparazziでしたが、人気スターになった俳優が、そのうるささに耐えかねて殺人(事故ですよ)に巻き込まれた様子や、心理的圧迫感などを見事に描いています。えげつないパパラッチの言動などもあり、経験したことのない一般人である私には、自分のことようには置き換えることができたのかどうかわかりませんが、恐ろしいことだと思います。

私はそもそもネコ型だとよく言われるように、自分がひとりっきりになり自由に振舞う時間がないと死にそうな気分になります。家でもタラタラのサンドレスを着ており(夏なので)、ノーブラだし、できたら誰も家にピンポーンと来てほしくないです(笑)。年に5回ほどしか化粧はしないので、顔はけっこうどうでもいいですが、もしもネットがカメラ付になるようなことがあったら(私は最後まで反対しますが、会社の方針として民主主義で決められたら逆らうことはできない・・・)たいへんです。私の暮らしぶりは変わります(笑)。

なので、リラックスしてソファに寝っころがりTVを見ているところや、手を繋いで歩いているところ、どんなものを買ったのかさえもバレてしまう買い物、果てはごみ箱までひっくり返して日常のプライバシーを侵害する、などの行為に、当然我慢がなりません。誰がどのブランドのタンポンや鎮痛剤を使おうが放っておいてあげてよぉぉぉ!

もっともらしい論理の中に、「パブリックで見せることを商売にしているのだから、それで莫大なお金を儲けているのだから、犠牲は当たり前」というもの。そんなこたぁないでしょうよ・・・。パブリックとプライバシーの境目がない生活なんて、誰が持つんだ?トイレまで追いかけるのか?子ども連れでロケに行くのも彼らのチョイスなのだから、子どもの写真も撮りまくられていいのか?ボディガードをつけるのもあったりまえのことなのか?と、どんどん疑問が湧いてきます。しかも、あの集団行動の中でのパニック状態は、子どもでなくても怖いものです。火事現場やその他に遭遇したことのある方はわかるかもしれません。囲まれた中で、凍り付いてしまうのは、子どもだけではなく、芸能人や著名人でも同じです。ましてや、ものすごい音やフラッシュ、叫び声やその他、「あふれるほどの刺激」が身体と心にいいわけがない・・・。

そこで、自分たちを守るための自衛を展開したカップルを、誰が何の権利があって批判するのか?と、私個人は思うわけです。ある意味気持ちよくもあります。6ミリオン(日本円に直して6.7億円くらい)をそのまま、学校に満足に通えない子どもたちや、予防注射が打てない子どもたちにあげること、何が悪いんでしょ?悲しい職業とは言えども、自分が選択してやっている職業であるパパラッチが、苦労しても撮れないように規制をしておき、秘蔵っ子の写真を高く売る。いい気味だと思いますね。高値で買ったあとも、獲得権がない新聞社やゴシップコラムなどが、著作権のある会社から大金をかけて買わねばならぬことになり、翻弄されます。

Italian Mafiaの大bossで、カポネと同じように税金関係で逮捕され、その後終身刑となり、獄中で亡くなった John Gotti の娘、Victoria Gotti は、自分のTVシリーズを持っていましたが、見事に2年半でキャンセルになりました。彼女は、Star Magazineというゴシップ雑誌を持っています。けっこう詰まったゴシップは楽しめますが、彼女も買うのだなぁ、と思うと切ないですね。乳がんを克服している最中なのです。しかも、マフィアの伝説的ボスだった娘という看板やイメージは、いつまでも一般に拭ってもらうことができず、厳しい人生を歩んでいます。子育てもたいへんそうですし、離婚の傷もまだ癒えていないのでしょう。

アフリカまで逃げなければならなかった理由というのが、そもそも彼らが築いた地位や名誉や人気にあったのだから、彼らのせい、ではないですよね。人々がその人気を与えた相互通行のはずです。で、タダで見れないからと歯軋りをしたり、嫉妬していることにも気づかず、いろいろ批判をするのはお門違いですね。コレだけ楽しませてもらっているのだから、さらに楽しめばいいことです。私は楽しんでいます。

しかもあることないこと書かれてかわいそうだ・・・。結婚式を挙げようが挙げまいが放っておいてあげてくれ・・・。

今日も明後日の方向から、なぜか10人の子どもを養子にしたMia Farrow (Frank Sinatraの3番目の妻だった;Woddy Allenが事実婚の最中に、その養女と恋愛関係に落ち、さらに結婚し、のち子どもをもうけた)が、「彼女は私の名前なんか聞いたこともないかもしれないけど、彼女のしていることはすばらしいと思う」とコメントを寄せていました。もー、苦し紛れにミア・フェローまで出してくるとは・・・と、読んでいて私も苦笑してしまいました。

他にも、妊娠&出産がラッシュなので、たくさんマスコミに迷惑をかけられている芸能人は多いです。犯罪者や容疑者であれば、追いかけられるのも本人の身から出た錆びであるケースのほうが圧倒的に多いとは思うのですが、あくまでプライベートなことをどうしてほじくるのか?理解しがたいです。その苦肉の策としての、赤ちゃんの写真のチャリティ、いいではないですか♪

しかも、チャリティに出した上でも、彼女たちには一銭も入るわけではありません。むしろ、子どもが増えて、ボディガードやナニー(子どものお世話係)や移動にかかるお金は自腹でますます増えるわけです。特に、Angelina Jolie & Brat Pittのチャリティの金額のすごさは、日本に伝わっているかどうかわかりませんが、年間ミリオンを悠々と超えます。税金対策だ!と批判している暇がある人は、自分もボランティアか寄付をすればいいのです。書いてる時間あるんだから・・・(汗)。

というわけで、日本ではまだ批判も出ていないかもしれませんが、私の一個人としての感想でした。

とにかく、ふたりと子どもたちと家族に幸多からんことを!

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