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幸福度を測ってみる その3

02/26/2007 にアップした文章です。

 

ここまで書いてきて、社会科の勉強のような、学者が考え付いたものを「噛みこなす」ことを強制されたような気分になっていたらごめんね・・・。話し方がまだまだへたくそなので、カルチャーセンターの先生になるための、予行演習を文字だけで最初にしており、なんだか本当に手前勝手なところを露出しております(汗)。校長センセには、すでに吐露してあるのですが、私の目標は、こういったことがネット上で自由にできるSNS(Social Networking System)を作り、運営していくことなのですが、ざっとコンピュータエンジニアの方に計算していただくと、サイトの設定だけで1.2億ほどかかり(大型サーバーとそのバックアップが必要)、営業チームや運営チームなどを合わせると、やはり、大企業のバックアップが必要です。が、諦めない私は、予行演習を続けていくわけです・・・。

さて、ここまでは、[独自変数]という人間全体であっても、気の遠くなるような長い歳月とたくさんの人間のエナジーがない限りは、それほど変化を期待できないものをまず初日に。昨日は、[双方に介在する変数]の説明を、人間と環境(この場合地球という大きな規模よりも、国家という規模で捉えるとわかりやすい)の視点から見てきました。大きすぎる話ではあったのですが、今日の話へと繋がります。

もちろん、今日の生態系と人間の利用による影響:[左右される変数]においても、個人だけの力ではなんともできないことが多いのです。がゆえに、In Control (掌握し、自分の人生は自分がきちんと見極めて理解したうえで選択している感)が目減りしていきます。国家や地域、属している小社会のそれぞれに左右され、それが個人差へと発展していく、という絵柄なのですが、頭の中で整理していただけるでしょうか?漠然としたスケールのでかい話を、次元を加えることによって空間や時差をつけ、領域を決め、その上で把握する力は、人によっては、なおざりにしたままのケースがあります。右脳が担当なので、そのせいもあるのかもしれません。このサイトでは、曼荼羅(マンダラ)をうまく使えるよう、解説がしてあります。お時間あったら見てみてね♪ http://www.gnh-study.com/htm/illustration.php これから話すことは、自己(Self)にごく近いところにある環境;小社会群とそれらがもたらすものです。近くに置いてあげてくださいね。

<生活の質> 健康・教育・雇用・安全・娯楽
ここでもわかりますが、人というのはひとりでは生きてはいない。全能ではないがゆえに、健康にしても、自分だけで管理しきれるものではなく、医師や検査技師やそれを開発する人やシステムに大きく頼っています。その整備により、個人の健康が左右されているのが現状。お金さえあれば、極上の健康設備が使えるというのが、資本主義での欠点です。すべての人々にとって平等なことなど、時間くらいしかなく(流れる物理的時間)、公平なことも見落とされがちです。

教育にしてもそうで、生きていく地域を選ぶことにより、経済的状況により、受けられる教育の度合いは変わる。雇用もこの教育に密接に関わっており、技術や能力開発など、時間を掛けた末の社会参加なので、NEET現象も浮き彫りになってくる。安全も、セコムなどの警備会社が、市井の一般人にも普及してきている現状を見てみれば、有名人や著名人だけのものではなくなりました。それは同時に、「お金を持っている人だけが危ない」という愚かなステレオタイプが見直されてきたこともありますが、裏側では、「ささやかな報酬であっても犯罪に手を染める事情」が増えてきたことも意味します。ここが、公平感が得られない「格差社会」の原因なわけです。

娯楽にしろ、本来の必然にも等しい気質(temperament)に左右されるのではなく、実際は、住んでいる地域や経済状態に左右されている現実があります。子どもにゲームばかりさせるのはいけないとわかっていても、仕事をしていれば、一人遊びをしてくれる子どもをありがたいと思ってしまうのは責められることではありません。子どもの立場にしろ、仲間からの圧迫感(Peer Pressure)に負けるな、とは理不尽な言い様です。大人ですら、その圧迫感から卒業しきれていない形態が、「(文化的)全体主義」なわけで、アジアの多くの国、日本も含め、他人に足並みを揃えることに価値を見出しています。

この生活の質は、個々人の幸福度に大きく影響します。

<確実な経済> 公平な収入の分配・賃金のバランス・外貨保有高
日本が直面していることに、この確実な経済のための項目があります。そもそも大きなCapital(資本)を持っている層に属す人々だけが、なぜか利益を受ける構造になっています。日本全体の現在と未来を考えると、銀行への収入税免除は続けるべきだという決断は、本当に正しいのか?と疑う人が増えるのもここからです。公平ではない、ということ。ならばなぜ、利子率を強制的にでも増やさないのか?というアンバランス。

日本が戦後に採用した「年功序列」での給与体制も、賃金のバランスにおいては、67%の人々を満足させ続けてきました。しかし、教育の受け方にゆとりができ、差が開いてきたのは、この60年で顕著です。世界経済との足並みを見ても明らかで、ウォークマンなど「発明品」「特許品」などに属する技術開発の技術者のものではなく、会社の持ち物・権利になってしまうような給与体制では、「慣習」という名の「剥奪」「詐欺」とも見ることができます。賃金のバランスは、どんどん取れなくなりました。

パートであろうが、バイトであろうが、同じような誰にでもできる作業をしていても、公平ではありません。出来高制は、管理者(支払い側)が非常に面倒くさく、その評価は今もってされていません。長く勤めることでもなければ、能力を評価するのではなく、人間関係や人当たり、言葉遣いや服装など、すべてがセットにされて評価されます。イメージをすべてパッケージにする職種ではなくとも、です。たとえば、仕出し弁当をせっせと詰める作業でも、缶詰工場であっても、そんな不公平感はもたらされています。

この上、外貨保有について言及することはコトを複雑にするだけですので、割愛します(ページが・・・残り少ない・爆)。

<自由> 経済・社会政治
資本主義という世界のトレンドに安定したかのように見えるシステムを、日本が導入したのは、近代に入ってからです。それが研ぎ澄まされてきたのは、ベンチャービジネスが奨励されるようになったここ数年と言う学者もいるようです。そもそもいい加減だったのは、国力や貨幣価値がわからなかった時代には、1ドルが一律360円に決められており、なんとも不可思議な風景がありました。

中央集権制度を執っている日本では、地域差をよくよく鑑みるシステムが充実していません。狭い国なので、メディアでの影響が強く、人々は平均値などの数値に惑わされ振り回されていくことになります。いっそ、地方分権をもっと明確に打ち出したほうが、国民ひとりひとりがより納得がいき、政治に目が向くようになるのですが、どうもそうすると都合が悪い政治家たちがいるようだ・・・(って、どこだと私が言わずともわかると思うが・・・爆)。

建前としての自由は前面に出ているものの、本当の意味での自由からは、まだまだほど遠いのだということは、少し、世間知がある人間には実感できることです。私は、22歳くらいで実感しており、アメリカに出るために稼ぎまくり、出てしまいましたが、戻ってきて、さらにそのギャップを感じています。もちろん、アメリカにも問題はたくさんありますが、私には向いていた、と言っておきます。

<生態系の質> 生態系圧迫・生態系安定
わかりやすい例では、鹿や猪や熊が町に出てきて、保健所やその管理下にある役所関連が、「駆除」というきれいごと語彙にて、殺しまくることで、生態系の圧迫の例は出せます。一体、物事の始まりをどこに捉えるのか?誰が主役で、誰の恩恵を考えているのか?で、この圧迫と安定を測ることができます。

あのねぇ、もともと山だったところを切り開いて、彼らが住んでいたところを住めなくしたのは誰?川に人工的デザインを持ち込み、ダムを作ったり、支流を止めたりしたのは誰?高速道路を作るために、森林伐採をしたのは誰?

ヒトという種の感謝はどこにあり、この傲慢はどこまで続くのか?と、私などは思うのです。夕立が来なくなったのも、平地に高いビルがそびえるようになったせい。札幌や東京や大阪などは、衛星で宇宙から見ると、ひどい温度の上昇が見られます。ここまでにしたのは、どうしてなのか?ヒトという種の安定を求めるために、他の種を絶滅させて、試行錯誤し、失敗を重ねてきた例は、農業試験場などで、稲作やその他につく害虫(いや、人間がその扱いをしているだけなのだが・・・)とのいたちごっこを聞いてもらえればわかります。

これらが、人が左右する変数です。ひとりひとりの暮らしレベルにまで持っていって考えてみましょう。うひー、今日は長すぎたよ。お疲れ様ですぅ・・・。

 

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