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悩み 将来・先行きに不安がある

しばらくは「悩みシリーズ」を展開していきたいと考えています。さまざまな悩みに押しつぶされそうになっているくらいな方も、すっきりした気持ちにはなれない方も、変わるきっかけとして何かを見つけられたらいいな、という願いを込めて。さらに、2020年代は心理学では、ポジティブ心理学が大普及して発展していきます。健やかに暮らしている人々のために、もっと倖せになるためのあれこれへの気づきがどんどん解明されていくことでしょう。

さて、将来や先行きがきれいにクリアに楽しめ、ドキドキと待つ気持ちになっているといいのですが、所詮、命を持つものはいずれこの命がなくなってしまう大前提の不安がありますよね。それに加えて、毎日をそれなりに、あるいはしっかりと過ごしていくのは、かなり高度なことです。不安があって当たり前なのかもしれません。

まず、自分のポジティブーネガティブ度合を測ってみるといいかと思います。

ポジティブーネガティブ 1

ポジティブーネガティブ 2

ポジティブーネガティブ 3

まぁ、3つもやってみれば完全にどちらの傾向が強いかわかると思います。楽しめましたか?予測は当たりましたか?

なぜヒトがかなり、相当、ほぼ全面的にポジティブになれないのか?というのを、心理学者は、生まれてきてからどのように育ってきたか、という第1歩から見たり、どんな環境でどのような大人たちに囲まれ、その後、どのような友を得て、どんなふうに過ごし、どんな出来事でどのように感じ考えたかなど、フロイト派と呼ばれている派閥では、「退行」という方法で紐解こうとしてきた主流の脇で、行動そのもの、認知、性格の形成、環境の中のさまざまな要因などなど、たくさんの肉付けを研究してきました。

2000年代に免疫学、2010年代に脳医学がぐんと伸びてきた中、健康が維持できるそもそものナマミ、肉体とのそれらとの関係性を解明していく態度も加わり、これらを統合して、どのように倖せを追求していけるか?をあらゆる角度から、どんな文化にも共通する項目など、洗い出しが進んでいます。

なぜ不安を感じてしまうのか?というそもそもの原因ですが、ヒトは脳が大きくなり、新皮質が高次機能を獲得したため、「予測せずにはいられない」というポジティブにもネガティブにも転がることを避けられなくなりました。その時にポジティブを予想し、それに対しての理由付けができればそのままその道を歩くことに心の向きが外れることはないのですが、理由付けができなくなると、あるいはその理由が確固たるものでないと、ネガティブへと反転していくわけです。なぜ進化の途中でこの機能を身に着けたか?というと、エネルギーを保存し、生き延びる確率を増やすためです。無駄なことをせず、エネルギーを最小限で最もよい結果が得られるように、と、先人たちが試行錯誤してくれたため、現代の私たちはその恩恵を受けています。

このプロセスを踏むか踏まないか、が非常に重要なのです。ここで深く考えることがないと、このプロセスの習慣化→即興性あるいは時間の短縮が起きません。繰り返し深めに考えることより、直観の中に入れ込んでいけるようになります。経験則ですね。勝手に身体が統計を取ってくれるようになるのです。どのくらいの回数をやればいいのか、どのくらいの深さまで考えればいいのか、など、個体差があることなので、みな自分で戦うしかないのです。

このプロセスで、ポジティブな方向に歩みだすための理由がたくさん見つけられないままだと、あるいは確固たる理由が探せないままだと、不安を感じる割合が増えます。それがクセになってしまうことになります。

問題は、自分が生きている世界に実存したり、想像すれば手が届くようなポジティブな情報・物事・人々などが見つめられないこと。目につく不安材料ばかりに目が行ってしまうことが多く起こると、不安は払拭されないままになり、脳内神経伝達物質がネガティブなもの(Downerと呼びます)が増えていき、それが定着していくことになります。

私たちの脳は充分にこの段階21世紀で発達しているので、深く考えることは可能です。けれども、毎日の忙しさや煩雑さに埋もれて、考えることを放棄してしまい、ポジティブな理由付けができないと、不安を覚えることが増えていくだけになります。

実際、ポジティブかネガティブか考えるときには、両方がテーブルの上にしっかり並びます。ところが、そこで「選択する自由」があるにも拘らず、自分に選択権がないような気持ちになってしまうことも多々あるわけです。Locus of controlと呼ぶのですが、これが低いままだと、ネガティブを選び続けてしまうので、ポジティブが起きる理由が見つけられないままになってしまうわけです。

その際、やることは「行動のみ!」 これは、行動心理学と呼ばれる範囲のもので、簡単にできることから手を付けるのが、思考の層を深めていきます。自分の考えを深めるために:

  1. 誰かとしっかり話す
  2. ひとりの場合は書き出す
  3. エクササイズをして脳内にポジティブな脳内伝達物質を増やす

という3つが有効です!

実は、ヒトはネガティブな7割に囲まれて生きています。その7割を選ぶことなく、確実にポジティブな3割を見つめ、その理由付けができるようになれば、先行きに不安を持つことなく過ごしていけますよ!↑の行動化をして、考えを深める習慣をつけてくださいね!

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