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成果主義を否定するか?

2008-11-07にアップした文章です。

昨今、心の時代ではなくなり、成果主義がどんどん進んだために、ビジネスマンの環境が悪くなり、心の病気にかかる人が劇的に増えたと言われています。私は優秀な人間ではなかったし、アメリカに行ってから自分にも優秀なところがあるということがわかったので、きっと日本に居残り続けていたら、西友のレジ打ち(このたとえをしょっちゅう使うのは、家の近くに西友があるからなんですけどもね・・・)をやりながらも、そこそこ生活はしていたに違いありません。けれども、もっと忙しかっただろうし、もっとやりがいはなかっただろうし、とも思うと、やはり職業というのは、1に糧となりえる。2に適性。3にやりがい、なんだろうという順番に、今のところは落ち着いています。実は、産業カウンセラー講座でいっしょだったクラスメイトと裏メールで相談をしており、次はキャリアカウンセラーの資格を取ろうとしているようなところで←懲りない(爆)。

 

私の性格は、実際のところとてもクールで、とても合理的なので、成果主義はまったく嫌いではないのです。成果が上がらなければお前は人間ではないっ!などと叫ばないにしろ、成果がないモノごとについて、かなり冷静に寛大でいられるのか?と問われると、2度くらいまでは大丈夫かもしれないが、あまりに続くとうんざりするかもしれない・・・と応えるしかないような・・・。

 

それを考えると、私は鬼のような上司へと化していくに違いないとも思い、会社勤めをしなくてよかった理由は、どんどん増えていくのね・・・(笑)。

 

成果:なしとげた結果。できあがったよい結果。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E6%9E%9C%E4%B8%BB%E7%BE%A9>考え方がごっちゃになっていると思うので、これを読んでおいたほうがいいと思える内容。能力主義とは違うし、結果主義とも違うことなど、ちゃんと言えるだろうか?をチェック。

 

成果主義における利点と欠点についても挙げられています。数の差がすごいですよ(笑)。

<利点>

  1.     評価の公平性
  2.     労働意欲の向上
  3.     経営合理化の推進

<欠点>

  1.     人件費のパイの固定
  2.     過程の軽視
  3.     成果測定の問題

-本人以外の要因

-指標設定

-目標の短期化

-目標の矮小化

  1.     個人主義の蔓延
  2.     若年層の保守・安定志向
  3.     運用上の問題
  4.     文化上の摩擦
  5.     社内風土の荒廃
  6.     リスク要因の増加

 

どうやら、マイナス面のほうが多いらしいのだけれども、どれをどのように問題ではなくしていくか?という方向性は、いろいろな業界や会社でも検討されてはいるようだけれども、それこそ成果は上がっていないのか?(笑)私は、そもそも自分の性格・適性・やりがいにマッチしているのは、成果を追い求めて、その間のプロセスもいっしょに楽しもう!ということなので、特に、このマイナス部分のところで超えられないものはないと思っています。小さい規模でやればいいのだし、コミュニケーションスキルを重視すればよいのだし、文化的には英語を学ぶ場所なので、まぁ、なんとか乗り越えられる態度はしっかり維持できると思います。が、もちろん他人事だとは思っていませんよ。

 

私が、産業カウンセラーは大きく伸びる分野だろうと思ったのは、以下の問題点がクロースアップできるから・・・。

成果主義では個人に掛かる負担と責任が大きくなる。そのため、従業員の残業や自宅作業が増加するなど、従業員の労働管理が難しくなる。一方で実績や評価が得られていない場合や不当に低いと感じた場合、これに絶望する者が出る場合もある。そのため、企業にとっても従業員の過労死・自殺・鬱病・職場放棄・成人病増加などの潜在的なリスク要因が増加する事がある。

 

ネットワークや逃げ場所や相談場所さえあれば、死ななくてもよかった人というのは、確実に存在しますし、過労になった時点での「労災」を使うことを職場で奨励すれば、しっかり治るまでの措置を取れる場合も存在します。

 

が、私の生徒さんにも「データ入力の負荷がかかりすぎて腱鞘炎」になった人がいるのですが、「辞めると決めてからでないと、労災申請はできない」と躊躇している文化ってどうなのでしょう?当然の権利だと私などには思われるのですが、職場に楯突いてしまったあと、のうのうとおめおめと給料をもらい続けてい続けられない、という雰囲気に追い込まれるのだそうな・・・。信じがたい・・・(汗)。その話を複数の人に話したのですが、「労災請求しちゃえ!」とバンバン奨めるのは私だけなようで、「フツー、居づらいよね・・・」というのが大半でした。

 

そんなこともあり・・・・。環境からの脱出を図りたい人もたくさん増えるであろうから、その次に来る私の取りたい資格は、キャリアカウンセラーなのです。こう書いていると、まるで私は自己満足やら自己利益追求の権化のようですが、実際そうではないことは、校長センセであればご理解いただけているのではないかと甘えてしまいます(笑)。何も、ひとりの人が、ここだと決めた場所に、「自分としては最大限の努力」をしたあと、病気になったり、死にそうになるまで縛られる必要などないと思います。人生設計が大いに妨げられることについて我慢せねばならぬ義理なども、そこにはないと思うのです。だから、キャリアを変える・職場を変える、というのは大いにありでしょう。

 

私は、やっぱり成果主義は否定しないなぁ・・・。それができる人かできない人なのか、会社を選ぶ時点で、リサーチ不足という気がしないでもないです。でも、日本文化をずっと残していき、それでも経済成長(あるいは維持)ができれば、私にとっては特にどんな主義でもいいですが、死人や不幸な人は出さないでもらいたいというのが、最低限の望みです。

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