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教育基本法を考えてみる

11/26/2006 にアップした文章です。

 

特に政治に興味を持っているわけでもなく、実際のところは自分の生活にアップアップです。けれども、国民として考えたほうがいいのであれば、考えなければならぬ、と基礎から考えてみることにしました。仕事で忙しいと言ってはいられません。もうすぐ遅延に遅延しまくっていたオリジナル販売サイトができることや、歯ブラシ除菌器の販売ルートの作戦あれこれがあり、けっこう断続的に忙しいのは事実です。

さて、基本から考えてみます。まずは定義とその歴史からおさらいだな。チャットに出ていた頃以来、真剣に読んでいないかもしれない…。しかもそのときでさえ理解していたのかどうか疑問です。がんばってみます。教育基本法 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%B3%95  

こちらが全文。思ったより短いので読んでみてもいいかも。短いのにけっこうきれいな文章だな、とのんきに感じている私は、オキラクすぎなのかしら?私は自分が長い文章しか書けないのでうらやましい・・・。http://ja.wikisource.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E6%B3%95_%28%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%29 

そもそも、なぜ改定なのか?改定したい動機と、改定したくない動機は、わかっている人にはわかっているけれども、わからない人にはわからない・・・。さ、いっしょに考えましょう♪

ある自民党の政治家がTVで安倍政権について語っていたのですが、「戦後あまりに左に寄りすぎてきた日本を、振り子にたとえれば、真ん中・中庸に持ってきたいと考えてのこと」という表現でした。まずひとつめ;今の日本は本当に左寄りなのか?西さんなどは、自分でも認める右ちっくな人間らしいのですが、以前も書いた通り、おそらくそれは海外在住が長いので、自分が右なのではないか?という認識がかなり不正確なのではないか?というダウトが私にはあります。

あ、おさらいしないと・・・。

右翼: (3)〔フランス革命における国民公会で議長席から見て右側に保守派のジロンド派が座ったことから〕保守的・国粋主義的な思想傾向。また、その立場に立つ人や団体。(5)〔旧軍隊では成績のよい順に右側から並んだところから〕成績が優秀であること。上位であること。

左翼:(3)〔フランス革命時、国民公会で急進派のジャコバン派が議長席から見て左側に座ったことから〕急進的・革命的な政治勢力や人物。ことに、社会主義的または共産主義的傾向の人や団体。

保守:(1)古くからの習慣・制度・考え方などを尊重し、急激な改革に反対すること。(2)正常な状態を保ち守ること。

革新:〔「革」はあらためる意〕古くからの習慣・制度・状態・考え方などを新しく変えようとすること。特に、政治の分野で社会体制・政治組織を新しく変えること。また、変えようとする勢力。

ちょっと待て・・・。この教育基本法は、60年ほど同じものを使っていたはず。ということは、ここでまた変えようとすることが、革新的=左翼なのか?と混乱する人も出るではないか・・・。違うのです。実際には、日本の歴史をもう少し長く切り取り、その前の明治憲法からの流れを汲もうというのが、保守派の考えです。なので、自民党の大代表である総理大臣の言葉を、ここを見てもらうとわかるような構想になっています。(1)文化、伝統、自然、歴史を大切にする国 (2)「自由」と「規律」を知る、凛(りん)とした国 (3)未来に向かって成長するエネルギーを持ち続ける国 (4)世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのある国

確かに苦労してるよなぁ。(1)は右に戻そうとする意志が感じられ、(2)は穿き違えて来てしまった日本の文化を修正しようとしているし、(3)は少子化と高齢化、共に世界一の国である土台を払拭しようというプロパガンダです。(4)は、右時代にパワーを戻しつつも、脅威を与えない程度、という示唆があります。なので、自民党のある議員が言った「バランスが取れた中庸に振り子を戻そうとしている誠意」は、少なくとも私は感じ取れるような気がします←気がするのは、実績に対して疑い深いことと、言葉の綾の代表のような「公約」にはうんざりしているところかな・・・。

改定を望んでいるのが右寄り、改定を反対しているのが左寄り、という簡単な分け方になっているのですが、この簡素化は仕方ないのか?二元論の不便さをさらにここで感じます。そもそも、改定を望んでいる人々の目的は、「愛国心」がキーワードです。何かを愛する気持ちを法律にて鼓舞するのは、情けない・・・。既存の教育法に照らし合わせると、「自主性」がキーポイントになっているはず。だから変えたいのだろうか・・・。私は「愛せ」と命令されたり、洗脳されるのはまっぴら御免なので、子どもたちにもそんなことは押し付けたくないのです。日本の伝統・文化で私が好み、尊び、継承してきたものは、自ら納得し、美しいと感じ考えて選んだもの。選ばれる価値があるものがたくさんあります。捨てるほどの価値しかないものは、捨て去ればいい。ろうそくに灯を点すように、細々とでも継承している文化もたくさんあります。それはそれで「稀少」という価値に見合うもので、存在意義も価値もあります。それでいいではないですか・・・。

欧米をはじめ、諸外国の人々がなぜ今になって、アジアの文化、特に日本の文化を高く評価しているのか?それだけの知恵と美を備えているからです。なぜ、継承するチャンスが多くあった日本人が、それほど自国の文化の価値に怯え、国民に「教育」として施さねばならぬのか?そもそも、ここのところが、私には解せぬところです。

長く日本を出てみてわかったことは、私は根っから日本人なのだということ。日々の生活でも、胃腸のせいなのか、母が作る料理の大ファンなのか、和食中心に経済が許す限り徹してきました。靴を脱いで暮らすこともそうですし、箸を使い、方角をちょろっと気にしたり、暦を気にしながら暮らしてきました。イベントをお祝いするということではなく、暖かくなったら「おー、啓蟄だわ♪」などと悦に入っていたりね。ひとりで年に1回、漢字テストも敢行してきましたし、高い!と涙をちょちょ切らせながらも日本語の本にヨロコビを感じてきました。ネットが生まれたときにも、日本語が読めて書けることは大きな支えになりました(で、中毒になっちゃったんだけどね・・・)。学校で君が代を歌わせることはいかんと思いますが、私は君が代の歌詞はすべて暗記して歌えます。愛国心がないやつ、と言われても否定はしませんし、「売国奴」と自分で茶化すこともできます。他人がどう評価しようと、私には大きな影響はありませんから。

笑っちゃうのは西さんですよ。「右寄りだよ」と言いつつも、ごはん茶碗とお味噌汁の碗の左右が時々ごっちゃになる(笑)。西さんより私のほうが菊の花は好きだ(爆)。種類もなぜかたくさん言える・・・。私のような人間にしてみれば、教育を受けてこられただけで、本当に幸せです。しかも、自力で稼ぐことができるようになってから、日本以外の教育も受けさせてもらうことができ、あんまり予定外に教育を受けられたことに感謝しまくっており、まだまだ学校に行きたいところです。

私は今の教育法でいいと思うんだけれども、変えてしまえば100%給食費を回収できるかしら?教科書代や遠足代やその他も国で出してくれるのかしら?いじめが起きたときに、特に自殺や殺人まで発展したときに、その賠償金が国から出ることになるのかしら?あんなチンケな額じゃなくて、人生をしっかり補償する額ね・・・。だったら変えてみろ、と励ましたいところです。

私は自分のことを、マッカーサーが来たあとの日本に生まれ育ってラッキーだったやつ、と思っているのです。子どもの頃は勉強に必然性を感じなかったし、不得意もたくさんあったので、大人になってからも教育を受けられる社会になり、これくらい自由があったからこそ、今も勉強をしていられると思っています。しかも、私が好きな文章は、アメリカの独立宣言ですしね。チャンスが大いにあるということ;これを使わない手はない。愛せと強要されることは、私には従えない。それが見えない糸のように緩やかなものでも、ちょっと賢ければわかっちゃうしね。というわけで、あまり分析もできなかったけれども、興味が持てた方はぜひぜひコメント欄に♪

 

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