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日曜日の誘惑

2007年12月にアップされた文章です。

 

どうもダメだ。日曜日は、気だるい。私は日曜日という曜日があまり好きではないのである。それは一重に、16歳と1ヶ月前からずっと日曜日は働くもの、という習慣のせいで、日本に戻ってきてからは、やはり同じ気分になっているところです。どうしてアメリカでは、日曜日はそれほど嫌いじゃーなかったのだろうか?あー、ケーブルTVで映画をじゃんじゃん見られるようになってからは、土曜日に一気に4つもの新しい映画がやっており、それを日曜日に見直す、といううれしい余暇があったからだ♪本当に、日曜日らしく暮らせたからなのかもしれません。

 

うーん、こう振り返ってみると、私は悲しいほどに習慣の動物らしい。自由が与えられてしまうと、どうも腑抜けてしまうらしいな・・・。子どもの頃は、皇室アルバムなども見ていたし、兼高かおるの旅番組も父親といっしょに見ていました。どうも我が家は、レジャーという外出の行事はなく、TVを見て飽きたらまた外で遊ぶのが日常だったようだ。日曜日は、ただ、学校に行かなくていい日、として中学くらいまでは続いていたのだな。

 

そのあと、バイトに行くようになってからは、ずっと日曜日は働く日だったし、しかも、8時間働ける日だったので、13-22シフトで働いていたんだったわ。それでも、サザエさんはずっと続き、私がアメリカに18年半も出かけたのにまだ続いている。すごいことです。

 

働いていないこと、活動的ではないこと、に罪悪感を抱いてしまうのは、根っからの貧乏性の徴(しるし)で、日曜日には、本当に持て余す。これじゃー、自分が稼いだ家で家族にされている中高年の男性諸君と同じではないのか?ネコたちがアメリカから来てくれたら、こんないやーな気分にもならずとも済むのでしょうが、どうもいかん。あと、1ヵ月半くらいはこんな気分が続くのだな・・・。

 

横田基地に朝の6時に家を出て通い、戻りが遅くなり、夜はできなかった仕事をするため、かなり追い立てられており、エッセイも、気づくと14・5個くらいは書き貯めしているところです。図書館はビルになっており(たづくり会館という名前のビル)、返却だけであれば、時間がもったいないときには、返却だけできるので、全集のように重いものを読み終えたときには、数分の回り道をして返却しています。

 

留守番電話とメールを一気に片付けて、ビッダーズに出しているサイトをチェックしたり、スケジュールを確認したり、調べ物をしたりすると、いつのまにか、ごはんの時間になっており、母が楽しそうに気を使って考えて作ってくれるごはんを食べます。10時には寝る体勢にならないと、私はそこから本を読んでしまうので、睡眠時間が7時間確保できない。忘れ物がないように、荷物をしっかり確かめたり、翌日のスケジュールをさらに確認したり、本を準備したり、電話番号をチェックしなおしたり(横田から掛けられる昼間の電話はやってしまおうということで)、支払いなどの段取りを繋げたり、家に居て起きている時間は、わずか。そこからまた仕事をしている時間を引いてしまうと、さらにわずか。食べている時間とシャワーと身支度の時間を引くと、おそらく、読書している時間だけになるのであった。これが、3月16日まで続くことになっているのだった。あと、3週間(これを書いているのは、2月15日の日曜日)。

 

俄然やる気なのですよねぇ。これくらい忙しいほうが、私にはいいようです。ただし、その最中に休みをもらってしまうと、しかも中途半端な休みだと、どうも休めない。今日は、午前中、あと必要だと思うエッセイを3編書いて、お昼ご飯においしいものを食べて、1週間に一度のお昼寝をしようと思ったのに、「もったいないお化け」が出てきてしまい、できなかった・・・(汗)。気づくと、借りてきた浅田次郎の小説を1冊読み終えており、2時間経っていなかったので、まだ眠れるのですが、どうせなら、シャワーではなく、お風呂に入ろうと思い、お風呂に入ったのに、どうも貧乏性らしく、ゆったりしてられない気分(笑)。なぜならば、不動産やさんに行かねばならず、その不動産やさんは、日曜日は5時で閉まるので、タバコの残りの本数とも調整を図っており、ついでに買い物があるかどうか考えていたりする。西さんに頼んだ仕事についても、自分にできる範囲があれば、たとえ日曜日といえども、やろうと思ってしまう。16日までこの暮らしなのだから、1個でもエッセイをさらに書いておけば、あとでラクなのは自分だ!と、どうもPCの電源をつけてしまう(笑)。

 

TVをつけてみたら、もう『新婚さん、いらっしゃい!』も『アタック25』も終わっており、ゴルフだった・・・。悲しい・・・。どうも、いつも忙しく、刻みながら暮らしているので、こうして中途半端な時間ができてしまうと、まだアドレナリンのアジャストもできないまま、ゆっくりすることもできないで、もてあましてしまうらしい。この不愉快なこと・・・。経験した人はすぐに「アレねぇぇぇぇぇぇ」とわかってくださるはず。

 

実際は、私は躁うつ病なので、やることがないときにも、気持ちはこれくらい焦っていることが多いので、やることが多いほうがいいのです。ただし、ゆっくり休むときには、時間や物事に追われた状態は避けなければ、まったく休めない。2・3日のお休みがあると、やっつけてしまわねばならない細かいお使いなどはないようにしないと、どうも休めないのよ・・・。どうでしょ?これが、私が主婦に向かない理由なのです。母にも向かない理由です。

 

日曜日というステキな、のどかでゆったりした1日を楽しめないようになっているのだった・・・。なんて因果なんだろうか・・・。西さんは、母も同じく、コマコマとちょこまかと、いろいろなところに顔出しをしたり、手をつけたりして、独楽鼠のように働き動いているのではあるが、ひとつひとつの行動には、きっとメリハリがついているに違いない。焦っているわけでもなく、急いでいるわけでもなく、終わらせたいと特に思っているわけでもなく、ゆったり楽しみながらの日曜日があるわけです。

 

けれども、私にはない。日曜日の誘惑にどうしても乗れないのである・・・(爆)。昼寝をするのも、起きてからいかにハイパーに過ごせるか、との勝負だったり計算だったりするし、エッセイを書くのも、頭の中にフツフツと湧いて出ている何かを書き留めるためや、意地にすらなっている続けることや有言実行にこだわっているため。どうせ樹木を愛でに行くのであれば、時間制限はあっては「突発的冒険:誰にも縛られない時間」が持てないので、ダメなのだ。

 

学生の何がステキかって、ちゃんとスケジュールは一学期分決まっており、主婦でもなかった私には、それだけに全力投球できたってところ。日曜日は、平日にしっかり働いておけば、映画三昧の時間でよかったのだ。アイスホッケーを1日で4試合も見れたんだ♪フットボールだって見れたのだった。ネコをかわりばんこに、何時間も撫でていられたし・・・。それは、自分に「5日フルにがんばったね」と言えたからこそできたことで、今は、どうもこのキツキツのギリギリの時間こなしスケジュールが、自分で決めたことでもないような、何が起こるかわからないようなところがイヤで、安心してノビノビできないのだろな・・・。しかも、2日あるってステキだよねぇ。

 

しかも、日本に戻ってきてからずっと、土曜日の夕方から、日曜日の夜まで母はいないのである。ボーイフレンドの家にお泊りです。昨日は、土曜日の昼間、モデルルームを母といっしょに見に行ったのですが、夕方から出かけねばならない仕事があり、さらに今日の午前中にもアポがあったのですが、キャンセルになりました。こういうのも、ノビノビ日曜日の誘惑に乗れない理由だ・・・。今日はひたすら働いて、エッセイを書いてしまった・・・。休んでないよな・・・。はぁ・・・。なので、できることならば、歯ブラシ除菌器をしっかりたくさん売って、平日にまとめてお休みがわりと長めに取れるようになる日が、1日も早く来ることを祈るしかないのであった。

 

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