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日本の近未来は大丈夫なのか?

日本の未来は大丈夫なのか?というのは、実は小さい頃からいくばくか不安に思っており、渡米してからはまた大きく増えていき、こうして再度日本に住み10年ちょい、またもや増えてきているのです。それはおそらく私が賢くなってきて、さまざまなことが見えるようになってきたから、というのもありますが、混沌とした世の中での根本的なこと・本質的なこと、を抽出できるようになったから、というのがかなり大きいような気がします。

 

まず、江戸時代末期の開国以降からの政治・教育体制・天皇家の存在意義・家庭や友人との交わり・個人と社会の構図・道徳観の変遷・宗教観など、いくつかの分野に分けてみて、その後、個々人の『幸福感』に着目すると、かなり「大丈夫なわけないじゃん!」と思えているわけです。

 

びっくりすることに少子化の予見は、実際に少子化に突入する30年ほど前からある学者は言っていたのですね。ところが、さまざまな体制・政治などにより、着手されてくることはなかった。しているかのように見せかけるクセがついている人々・国民性などにより、遅延がずっと続いています。

 

実際に男女雇用機会均等法が実施された1980年代からこっち、もうほぼ40年経っているというのに、保育園・幼稚園問題ですら解決の予感がない・・・。保育園が厚生労働省で、幼稚園が文部科学省という管轄の違いについてすら、手をつけられていない状態なのです。

 

幸福感ランキング 日本の幸福度考察

 

 

幸福感の世界ランキングですが、日本は徐々に後退しています。

 

2015年  46位

2016年  53位

2017年  51位

2018年  54位

2019年  58位

2020年  62位

 

社会が個人を縛り付け、自由度が少ないことが、日本の幸福度をうんと下げています。

 

すでに1950年代に心理学者が「仕事へのやる気・動機を上げる」という研究をしており、心理学部に入って学んだ人には周知の事実なのですが、給料が上がっても、地位が上がっても、保養所などの福利厚生が充実しても、人々がすでに就業している場合においては、満足感が上がるものでもなく、やる気が増えるものではないのです。

 

何が彼らのやる気を上げたか?

 

自己裁量が増える・チームで働いてシェアできる充実感が増える・チームメンバーを選ぶ機会がある・公平感がある、などが、大きなファクターだったんですね。

 

60年経っても学べない人々がいることが、本当に残念でなりません。教員ですら、これをわかっていない方々がいる・・・。

 

この根本がひっくり返らない限り、長生きをしても、高収入を達成しても、本当の意味での幸福感は得られないままです。高収入のために、せめて食べていくために、働いてあくせくして忙しくなり、繋がる絆が薄く脆くなったり、押しつけや都合や事情が心を置き去りにしたり、楽しみやヨロコビを外に求めてばかりになりがちで、一過性であることに気づかなかったり、モノを増やして心の空虚を埋めたり、などなど、ずっと続いて、これまで以上にそれが続いていくような気がしてなりません。

 

アメリカに20年近く住んでしまった私としては、確かに日本は不自由です。「こうあるべき」が多くあり、多様性を認めず、認めたフリをしても裏があって「本音と建て前を使い分けて当たり前」としている個人も多く、見張られてどう思われるか?を気にしないといけない。すんごいストレスです。

 

そのくせ、教育や医療の不自由さが伴う。

 

だったらもっといい教育をしてくれて、長生きするための医療へのアクセスを制限しないでいてくれたらいいのに。

 

英語スクールを運営していて感じるのは、おそらくこのまま、日本の英語を操れるようになる人々の率は、さほど上がらないのだろうな、ということ。そうなると、世界に取り残され、未来は幸福へと繋がらないのだろうな、ということ。

 

もしも、私が日本をトンズラしちゃったらごめんちゃい! <(_ _)>

 

 

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