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映画・シネマ・ムービー

本日は、映画が日常的に、時間が許す限り限りなく観ることができた時期の話です。「英語は映画を観ることにより加速する」ということを、心理的知識で論理をつけてPrecious One English Schoolで教えているのですが、ここですでに実感しているのだなーと、読み返すとなつかしい(笑)。この程度しか考えていなかったのに、後年、これをちゃんと応用している自分にちょいと「うわっ!えらいじゃん・・・」と思ってしまいます(汗)。

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映画・シネマ・ムービー [1999年07月31日(土)]

 

私の映画デビューは弟といっしょに見た「東映マンガまつり」で、子ども映画を見たくない母はその長い映画が終ったら駅のそばにある不二家に行ってそこから電話しろと姉の私に指示した。休憩があったときにあんまりたくさんの人が出て行くもんだから「もう終り、さぁ、出なさい」と言われているもんだと勘違いして弟の手を引いて出て不二家から母に電話したら「あら、半分しか見てないわね」とあっさり言われた。不二家でホットケーキを弟と半分こしてた私に、弟はしつこく「ウルトラマンは?おねーちゃん」を連発していた。

そして30を過ぎた彼は未だにアクションフィギュア話か不二家かホットケーキの話になると、

「おおおおお!ねーちゃん、俺のウルトラマン返せ」としつこい・・・・。あんたね、もう30年近く前の話だよ・・・。返せるもんなら私だって返したいよ。バイトを始めて映画関係の人に年度を説明してビデオ買おうかとも思ったんだけど、弟にはどうも「あの映画館で不二家のホットケーキの前にウルトラマンを見る」というのが完全なるしあわせな風景なようで・・・。

ま、こんなふうに映画にはみんな思い入れがありますね☆>この思い入れはちょいひどい例か?

私は貧乏育ちだったんで、叔母のデート相手として週末にちょくちょく連れていってもらってました。衝撃だったのが石川達三原作で、萩原健一と桃井かおり主演の「青春の蹉跌」、あとは叔母が吉永小百合のファンだったんでいろいろ見ましたね。何だか彼女が「牛乳風呂に入っている」とか「おならはしない」なんて神話、半分くらいなら信じてもいいかな、なんて思っちゃいます。

その後、中学生から渡米までに見た映画は10本くらいしかないでしょう。ほんとに映画ってだめだったんですね、私。じっとしてられないというか、お金がもったいなかったっていうか、デートのお決まりコースに反抗してたっていうか・・・。一度デートで「風と共に去りぬ」を見てて、隣りのデートはものすごい ビビアン・リーのファンで映画にのめりこんでて、そのあいだに私は痴漢に遭ってましたよ・・・。彼とはつきあったけど別れちゃったねぇ。いい人だったよ。日本脱出前に見た映画は新宿でカニを食べたあとの「黒い瞳の」というマルチェロ・マストロヤンニのイタリア・ロシア合作モノでしたね。

何事にも「食わず嫌い」は主義ではないことは自分でも知っていたんですが、「食う」までのプロセスや覚悟にはなかなかエナジーを必要ですね。けれど映画は英語を学ぶためにもう必須だったですね。学校の先生やそこにいるネィティブの生徒との会話じゃ、恋愛もアクションもコメディも足らないわけです。ビデオデッキなんか買うお金はなかったけれど、ケーブルを入れるお金もなかったけれど、それなりに基礎チャンネルで映画見れたしね。それに学校では学割チケットを買わせてくれていて、月に2度ほど映画見ました。

私の英語そのまんま映画デビューは Married to the Mob(邦題わからない)というミッシェアル・ファイファー主演のもので、アレックス・ボールドウィンがワルい役が似合っててよかったです>コメディーだけど。道理で今でも私は彼女がすんごく好きなわけだ☆で、2番めがトム・ハンクスの Big(これはこのままか?)。3番めがエディ・マーフィーの Coming To America(星の王子様ニューヨークへ行く???)でした。

ここまでは憶えてるけど、あとはもう乱雑すぎる・・・。自分でテレビを買えて、ビデオデッキを買えて、ケーブルが我が家にも来てからは、ものすごい数の映画を見ました。日本に行ってるわけないようなB級ムービーも含めたらもう3000本くらい見てるのかなぁ。何だかもっとなような気がする・・・。

学校で疲れたら気晴らしは映画☆宿題に疲れたら気晴らしはケーブルで映画☆金曜日の夜することなかったらレンタル借りてきて映画☆なんてことが続いても私はま~ったく苦痛じゃないのですね。尋常でないのはレンタルをいっぺんに5・6本借りてその日のうちに3本見てもまったく苦痛じゃない・・・。

何かいいですよねぇ、何のジャンルであれ、何がストーリーであれ、私はいつもいつも何かをそこから吸収できる☆暖かくなったり怒ったり泣いたり震えるほど悲しんだり。自分の身体は一個だけれども、彼らに共感できたことがとてもとてもうれしくて楽しくて、「またまた連れてって☆」って感じで画面に釘付けになっちゃうんですね。

闘病生活に入ってHP作成までに時間があった頃は、日課のように毎日3本くらい見てました。も~飽きない飽きない。HPがなかったら私、真剣に「私の映画カタログ」を作成しようと思ってましたもん。ケーブル会社のオリジナルムービーなんかもすごくいいんですね。

そして私のクロサワやスピルバーグやルーカスや製作者と演技者へのアタッチメントも深まります。泣きたいと思ったらこれ、なんてお決まりもあります>闘病モノ・子ども動物モノ・純愛モノなどなど。子どもに戻りたいときの映画もあるし、この世から少し厭世したいときの映画とかいろいろなジャンルあっていいですね☆

なぜ映画のことを書いているかというと、今日から(30日金曜日)こちらでは Run Away Brideが始まるからなのです。闘病生活に入ってからもうまったく映画館に行けないでいるのですが、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツの Pretty Woman での衝撃にも似たあのChemistry(相性)はよかったですもんね。もう9年ですよ、9年・・・。1990年でしたもん。で、この新しいやつに行けないんで、ちょっと私はお怒りモードなのです。みんなが大好きなジュリア・ロバーツが好きなこともかなり恥ずかしいのですが(あまのじゃくな私)、早く見たいという気持が抑えられないのがどうもいけませんね。

pretty-woman-facts

横でおひるねしているうどちゃんに「ねね、代りに行ってきて」なんて頼んでみましたが、まったく興味がないようです>あ、でも彼はエイリアンとかかなり好きだと思います。

けれど私はオタクじゃないんで、あくまでたくさん見て、何を吸収するかってことで自己満足のみに浸っています。何かシェアできたらいいんですが、「やっぱりクロサワはなぁ」なんて語る人にはついていけません>年代順とか言える人。映画に普遍性はあるんだろうかねぇ・・・。

でもやろうと思えば何となく映画評論家なんかにもなれるかな、と錯覚する今日この頃ですが、封切り映画を見に行けない不満は解消できないですね・・・。仕方ないのでうちにいる留学生に「私の代りに楽しんできて」と言います・・・。

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この闘病生活というのは、Barns & Nobleという書店にあるハシゴから(ええ、本屋さんにはしごが据え付けてあるのです)、1.5mほど、おしりから落ちてしまい、椎間板をひしゃげてしまったのち、レーザー手術をすることになったのですが、その後の自宅療養中の話です。今でも椎間板が2枚もない割には、ひどく健康に暮らしています。

うどちゃんというのは、ネコのことです。彼は後年、5匹もいるネコのα―Male(群を営む動物の中のオスのボス)になるのですが、本当に賢いネコでした。写真を貼り付けておきます← 親バカまるだしです。日本に来て2年目に17歳4ヶ月で虹の橋へと旅立ちました。エイリアンが好き、という下りは、彼が狩猟をするネコだったからなのです。ネズミ・鳥などたくさんプレゼントをもらいました(汗)。

Udo

私にも英語ができていない時期は確実にあったのですが、映画により育てられた言い回しもたくさんあります。Precious One English Schoolに通うと、数本などでは済まず、数百本の映画の話が出ることは確実(笑)。特に私はB級ムービーにやたらと詳しいです♪

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