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昭和育ちのよさ

今では信じられない粗野でいい加減なことが横行していた昭和時代ですが、私は昭和育ちでよかったなぁとつくづく思うのです。だって、私自身が粗野だしいい加減だし(笑)。いや、昭和に育ったからそうなったのか?卵が先か鶏が先か、の話なのだよね・・・。

とはいえ、今の子どもたちというのは、私が日本に戻ってきてじっくり観察することができるようになった13年前からの話で、平成終盤から令和5年になった今にかけて、です。

だいたい塾や習い事が多すぎてかわいそうだ!大人より忙しくて、身動きが取れないほどのスケジュール感の子がたくさんいて、部活動すら楽しんでいないかも、という印象。

しかも、私立に通っていたりすると、通学に時間を取られたり、混雑に苦しんだり、と、まぁ、伸び伸びできる時間が目減りしている感じがしてならぬのです。公立で近所であっても、時間が足りないのは、習い事に捧げている場合は似たようなもので、1つだけではなくて、数個の習い事している子多いですし、塾も入れるとけっこう毎日くらいになっちゃう子もいるし。(・・;)

昭和の子どもも、習い事開始!という裕福な家庭の子はいましたよ。珠算塾・書道・ピアノが主流で、めずらしいところでは絵画・ダンスもあったけど、やっぱり裕福だったからできたんだろうなぁっていう後付け結論です。あとは、スーパーお金持ちなイメージでスイミングの子もたまーにいたかも。

私は生涯で習い事は2つだけ:書道と合気道

書道は、母の洋裁の先生の口利きで、1か月500円で、毎週1回で、半紙もけっこうくれたしすごかった。最終的に1000円まで値上がりするんだけど、他の子たちはいくら払っていたのかなぁと今でも不思議です。

合気道も毎月1000円から開始。でも小金井だったので高校に中学の途中で挫折でした。高校で一度復活したんだけど、やっぱりバイトとの掛け持ちがかなりきつくて挫折。バイト代で支払えると思ったのに、通いきれなかった(笑)。

でも昭和らしくのんびりだったなぁ。誰かに観られながら遊ぶわけでもなくて、自由だったし、口うるさいおばさんやおじさんを避けつつ(笑)、それでも思い通りに遊んでいた感じだったものねぇ・・・。買い食いもしたし、管理されている締め付けはあまりなかった。親次第って感じだったもの。我が家はケアフリーだったから(笑)。

自由でのんびりで、時間だけは有り余っていたから、私は今の私になったんだろうなぁと、つくづく感謝しています。みなさまはどうです?いい子ども時代を過ごしましたか?

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