もっと端的に言うと、「どんどん年齢は経ることをどう感じ考えるか？」ということなのです。(・・;)
脳内に詰まっている想い出はあふれるほどたくさんあって、私は幸いなことにそれを忘れない傾向が強い。それでも、感情をいちいち乗っけながら想い出したり、整理整頓すると、少しつらい・・・。楽しいことばかりじゃなかったけれども、楽しかった、利益になった、成長に役立ったと言い聞かせながら、想い出して整理整頓しながら、意識的なのか無意識的なのか、記憶をきれいに改竄（かいざん）していることに気付くことも多いのです。忘れることも相当につらいとは想像できるのだけれども、忘れないこともそれなりにはコストが掛かっているんですよね。
もう何人かの友人や家族を亡くしたし、ネコたちも看取った想い出などは、やはり「ありがたかった」「感謝」「ヨロコビ」として改竄しなくてはやっていけないのです。
ところが、年齢を経てきたことの功罪の功は、貶められたり、悪口を言われたり、不調だったりすることは、かなり認められてしまうんですよね・・・。ここは、まったく改竄しなくても済む(笑)。なぜならば、おそらく、私はそれらに対してかなりいろいろと考えて、自分が変わった部分もあれば、どうしても曲げられない自分由来の想いや蓄積を大切にしてきた結果で、完全に受け容れるべきなネガティブな文言や物事と、そうでないものが法則的にもうわかってきているからなのだろうと思います。
よくあるのがパートナーに「これ、やめてほしい」と言うと、相手はまだまだおこちゃまなのか、「きくみだって・・・」というもの。いやいや、論点ずらしはやめようよ、と心の中で想いながらも、「私はコレやってないよね？」と数秒かけて確認します。が、彼にそれを言われると、それに抗っても致し方ないので、その指摘に対してはちゃんと応えて、合理性や整合性を説明しますが、ちゃんと「感情的に不機嫌だとしたらごめん」くらいなことは言えるようになっています。とはいえ、誰がどの程度それを使うのか、どういう状態になっているのか、などちゃんと伝わると、彼の指摘はトンチンカン状態になるんですけどね(笑)。ここでは、言い負かすことなどは目標ではなくて、日常生活をスムーズに、無駄なく、円滑に暮らせることなので、理解してもらいたいと思いつつ、「あなたがそうしたいのならばどうぞ」というスタンスでいます。ただ、一度指摘しておかないと、心の中に滓・澱が溜まってしまうので、ちゃんと言わないと、と思っています。
しかも昨今の憂鬱は、彼が1つ年上なだけなのに、どんどん老化が可視化していること(笑)。ひどいなぁ、この言い方・・・と思いつつも、もうちょい緩やかに歳を取ってもらいたく・・・。彼の老化を見ると、私も自分で鏡を見てしまうハメになるのです。
ネコたちはまだ1歳7か月（2020年5月4日生まれ）なので元気いっぱいです。それを見ていて、おじいちゃん・おばあちゃんな気持ちになるよりは、元気をもらったほうがオトクだと思えているので、スクールに連れていき、思い切り走ってもらったり、ねずみおもちゃで遊んだり、と余念がないﾜﾀｸｼなのですが、彼は最近もっぱら電動の Catch me if you can！というおもちゃを始動させるだけで、あとは抱っこしているのみ(笑)。
私の母は、独楽鼠のようにマメマメしい人だったので、私も自分が相当グータラだと感じてきたのですが、そうでもないらしい・・・。これを続けていけば、じわじわと老化するだけで、それほど劇的に「よっこいしょ」などと言う日がすぐそばまで来ているわけじゃないようですが、どの程度、老化を受け止めていけばいいんだろうね？というのは、まだまだ課題です。
でも、実際のところは、44歳のときに、「あ、30代とは違うな」と思った体力の査定から、さほど変わっていない。老眼だけが如実になったことと、白髪が前頭葉に3本ほど発生しているくらいなのです。眠り方や疲れやすさなど、あまり変わっていないので、ドカーン！と落ちてきたら？という覚悟を、そろそろ持ったほうがいいかなぁと思いながら暮らしております。
コメントを投稿するにはログインしてください。