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正義感とはどのようなものか?

 

正義感とはどのようなものか?


:不正を憎み、正義を尊ぶ気持ち。

不正:正しくないこと。また、その行為や、そのさま。

正義:① 正しい道義。人が従うべき正しい道理。 ② 他者や人々の権利を尊重することで、各人に権利義務・報奨・制裁などを正当に割り当てること。アリストテレスによると、名誉や財貨を各人の価値に比例して分配する配分的正義と、相互交渉において損害額と賠償額などを等しくする矯正的(整調的)正義とに分かれる。また、国家の内で実現されるべき正義には自然的正義と人為的正義とがあり、前者が自然法、後者が実定法につながる。国家権力の確立した社会では、実定法的正義は国家により定められるが、これは形式化・固定化されやすい。そこで、各人がその価値に応じた配分を受け、基本的人権を中心とした諸権利を保障されるべしという社会的正義の要求が、社会主義思想などによって掲げられることになる。公正。公平。③ 正しい意味。正しい解釈。経書の注釈書の名に多用された。


辞書の意味を少し発展させていきましょう。


ひとつには、この正義の捉え方が肝心になってきます。②の意味を深く掘っているかどうか、で大きな差が生まれます。


権利:1 ある物事を自分の意志によって自由に行ったり、他人に要求したりすることのできる資格・能力。⇔義務。

2 一定の利益を自分のために主張し、また、これを享受することができる法律上の能力。私権と公権とに分かれる。⇔義務。→ライツ(rights)

3 権勢と利益。


ここで、意志がない場合には、権利を行使しづらくなりますし、正義感が強くとも他者の権利について侵害しているという不思議な矛盾を見ることも、間々あります。自分の意志がない状態を多く生みだします。


基本的人権:人間が当然もつべき、一番土台となる権利。人種・性別・身分などによって差別されないこと、思想・信教の自由、集会・結社・表現の自由など。


実際、社会ではこの基本的人権のうちの多くが侵害されています。職業に貴賤をつけたり、学歴によってヒトを分け隔てたり、性的嗜好によって婚姻を認められなかったり、さまざまな形で現れています。財産を持っている人たちが優遇されたままであることも、かなり顕著に社会では顕れている現象です。実際に、富裕層であれば、かなりのものが手に入り、学力も上がり、よい循環に入れても、貧困層に生まれ育つと、ものすごく苦労をせねばなりませんから。


ここで、本当に自分の理想を考えてみていただきたいと思うのです。自分の意志が反映される社会が、本当に居心地がよい場所ではありますが、そこにいるだけでは、ヒトとしての成長に出遭えるかどうかはわからない。「獲得型」の成長を望むのであれば、富裕層に生まれて甘んじていたり、多数決の心地のよさに流されていては、実現しない確率が増えます。ラクをして怠けて生きていきたい、という本能に従えば、「ただ生きているだけ」でいいわけで、成長などは要りませんし、ソコソコでいいよね、ということになります。


なので、自分の意志、どういう生き方がしたいのか?が肝心になってきます。


その中で、権利を侵害されることもあるかもしれませんが、まぁ、それがゼロになる世界というのは、おそらく人類が絶滅するまで実現はしないです(きっぱり)。なぜならば、ヒトはみなそれぞれユニークで特別で、微妙に重要に差異を以って生きています。最低限の権利の保障すら、まだまだ世界では実現できていませんし、この先も長いです。


そのために働くことはとってもステキなことではありますが、強すぎると窮屈すぎるかもしれません。ただ、それがあなたの意志であれば、私個人はその意志を尊重します。そうでないヒトもたくさんいるかもしれない、と警告はしておきたいところです。


「こうあるべきだ」とべき論を振りかざすようなヒトを「正義感が強い」とは言いたくないですよね (・・;) なぜならば、その時点で、「こうあるべき」の姿が、その個人の見解でしかないかもしれないですから。それに注意してみてください。


私も正義感は強い方なんじゃないかと思うのですが、かなりユルユルではありますか(笑)。

 
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