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母の命日に

ヒトとして母を目指していたわけではありません。私はニンゲンとして充実したい気持ちが大きすぎて、家族を持つことを諦めてしまいましたし、いい妻になりたいと願うことなどはまったく年頭にありませんでした。たぶんベースが「食べていけるようになるかどうか」という結果をしっかりきっちり得られるのかどうか、とっても不安だったからなのだろうと思います。かといって、よく育てられたのか、弁慶の泣き所になったのか、これを誰かに頼ることなく、自力でなんとかしなくちゃ!という気持ちが強かった(笑)。 母を見ていて思ったのは、「食べさせる口がたくさんありすぎる!そのためにがんばりすぎる!」と思いながら見つめていたこと。自分も食べさせてもらっていたのだけれども(笑)。眠る時間が短くていつも疲れていたように見える時期もあったし、とにかくやらねばならぬことが多すぎるように見えた。手伝っても手伝っても、「次はね・・・」と言うので、本当に暮らしていくということは、やるべきことが山ほどあるんだなぁと、怖気や嫌気ばかりが増長していった記憶アリです。 母はすごかったなぁ。本当に独楽鼠のように動きっぱなしだった。 独楽鼠:哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目ネズミ科の動物。頭胴長約60ミリメートル。中央アジアに生息する野生のハツカネズミMus musculus wagneriを、中国で愛玩(あいがん)用として飼育中に生じた突然変異を固定した品種。内耳のかたつむり管に異常が生じたため、1方向に回転するのが名の由来で、マイネズミともいう。

昨今、Amazon Primeで『家電侍』というドラマを観ていて、江戸時代の家事のたいへんさは、貧乏だった我が家も似たようにしてきたなぁと(笑)。実際に我が家に炊飯器やら洗濯機が来た!という感じをまだ憶えてますもんね・・・。そうなると母が少しだけラクになったかも、とは感じました。買えなかったからもらったステレオセットとか、エアコンとか、拾って来た瞬間湯沸かし器を父が修理したなども、とっても鮮明に記憶に留まっているのです。 その母に最後の最後にいい想いをさせてあげられなかったことを、いくらその都度都度でベストを尽くしたとはいえ、少し後ろ暗い気持ちにはなります。ごめんね、と。もっともっと何かしてあげられたらよかったのに、とは思います。でも、もういないのだから詮無いことなのだけど・・・。父の写真と並ぶ母は少し幸せそうです。ヨシとするしかないですね。 母が遺してくれた轍、しっかり踏みしめます(^^♪

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