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父の背中に求めるもの

06/13/2008にアップした文章です。

 

というのは、もう古いのかもしれず・・・。日本が鎖国を解いてから、はや160年ですが、そのあいだに日本に入ったものを考えると数知れず。どうやら、父親に求めるものも変わりつつあるようで・・・。私はどんなにがんばってもこの先も父親になることはありえないのですが(笑)、母親になることは養子をもらえばあるかもねぇ・・・。それにしても、現代の日本で子どもを育てる気持ちにはちとならず、勇気がある人々に任せておきます。いや、こういう言い方は卑怯だな。私は何より自分がイチバン興味の対象であり続けたいから、親になり、親であることを、断念せざるを得なかった、というのが正解でしょう。強欲の顕れを評価したあとの、正当な結論かと・・・。短い限られた時間ならば、他人に120%全力投球することは可能なのだけれども、1日24時間、1週間に7日、1年365日を、20年くらい続けるというのは、ちょっとありえない話だ・・・。世の中のお父さん・お母さん、特にお母さん、お疲れ様です。Salute!

 

私の日本語は決しておかしくないのだけれども、辞書を引いてしっかり理解しておこうと思う言葉の羅列になっています(笑)。特に、「力」という言葉はたいへんに便利なので、接尾語としてよく使われているのだ。

 

力:(1)人や動物の体内に備わっていて、自ら動いたりほかの物を動かしたりする作用のもととなるもの。具体的には、筋肉の収縮によって現れる。

(2)そのものに本来備わっていて、発揮されることが期待できる働き。また、その程度。効力。

(3)ほかに働きかけて影響を与えるもの。(ア)ほかの人を支配し、自分の思うとおりに動かすことのできる勢い。権力。勢力。(イ)ほかの人が目的を達成しようとするのを助ける働き。骨折り。尽力。(ウ)人の心を動かす力強い勢い。迫力。

(4)何かをしようとする時に役に立つもの。(ア)行動のもとになる心身の勢い。気力・体力。精気。(イ)修得・取得した、物事をなしとげるのに役立つ働きをするもの。能力。(ウ)支え。よりどころ。

(5)〔物〕 物体を変形させたり、動いている物体の速度を変化させる原因となる作用。巨視的な力としては、物体表面に働く圧力や物体内部に生ずる応力などのほか、力の場を形成する重力と電磁気力がある。微視的には、原子核の核子間に働く核力と、原子核・電子間および電子相互間の電磁気力が基本的な力である。さらに、一般的には素粒子の相互作用のことを力とよぶこともある。

経済:(1)〔economy〕物資の生産・流通・交換・分配とその消費・蓄積の全過程、およびその中で営まれる社会的諸関係の総体。(2)世を治め、民の生活を安定させること。(3)金銭の出入りに関すること。やりくり。(4)費用や手間が少なくてすむこと。節約。

理解:(1)物事のしくみや状況、また、その意味するところなどをわかること。納得すること。のみこむこと。(2)相手の立場や気持ちをくみとること。(3)道理。わけ。また、道理を説いて聞かせること。

行動:(1)実際に体を動かして、あることを行うこと。実行。おこない。〔行為とはほぼ同義だが、行動は人間の集団や動物のふるまいについても用いられる〕(2)〔心〕〔behavior〕外部から客観的に観察できる、人間や動物の行為や反応。

包容力:相手のことを寛大に受け入れられる心の大きさ。

決断力:はっきりきめる能力。

柔軟:(1)やわらかく、しなやかなさま。(2)考え方に、融通性があるさま。

説得力:相手を納得させるだけの力。その力のある話し方や論理の展開のしかた。

指導:(1)ある意図された方向に教え導くこと。(2)柔道で、選手が禁止事項を犯したとき、審判員から受ける宣告の一。禁止事項のごく軽い犯し方をしたもの。

 

おそらく、この「力」をつけたものが辞書に載っているのは、よく使われる言葉なのでしょうが、そうでないものは、Ability(能力)と捉えていいのでしょう。ふーむ。

 

このリサーチが焦点にしているのは、「コミュニケーションスキル」で(あ、そうじゃん・・・、「力」というよりはスキルとして言い換えられるものも多いはず・・・)、いつまでも日本は、「男は黙って背中を見せる」では、ニーズにそぐわないことを示しています。若年層ほど、このコミュニケーションスキルを求めており、職場でも「父親のような年齢」の上司にはそれを求めているに違いないのでしょう。

 

では、コミュニケーションスキルというのは何なのか?言葉だけではないので、チェックお願いします。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%83%BD%E5%8A%9B 

 

西さんは寡黙な男ですが、コミュニケーションスキルは、渡米したせいでたいへんにアップしました。私が鍛えたわけではありません。仕事での挫折が大きかったのでしょう。私は放置しておけば、100時間くらい話さなくても居られます(笑)。場やヒトに求められたらちゃんと話しますが・・・。うーん、やっぱり私も中年層の男性のメンタリティを持っているわけだなぁ(笑)。反省しないと・・・。

 

背中を見せておけば、賢い若年層は「酌んで・汲んでくれる」という期待は、そもそもどこから生まれるのか?社会的な文化的な連鎖なのでしょうが、私は英語を話すようになってから、やはり「話さなければわからないことがあり、話してわかることであれば、言ってしまっておいたほうがラク」と思うようになりました。言葉にしきれないもの、整理して話せないこと、というのはたくさんありますが、それに対して真摯な努力をする姿勢があるのかどうか?ということが大切なのではないかと思うのです。

 

それにしても、父親に求めるものが「経済力」というのも厳しい。私は、生産力のない個人は、大人になっていれば男女まったく関係ないと思っているので、この偏った考えもいつか緩やかになって寄ってほしいと願っています。もちろん、子育てや家事も等価な生産力と考えてもらいたいし、そういった意味では、父親がもって帰ってくる貨幣を経済力とするのも、原始的な意味では致し方ないのかなぁとも思うのですが・・・。その経済力のために、会社に縛られ外にばかりいて、家にいる時間が少ないがゆえに、理解力もコミュニケーション力も指導力も説得力も決断力も、全部に対して不利な環境になっていることに、どうか気づいてほしいとも思うよねぇ・・・←どうやら私は働くお父さんにひどく傾倒した考え方らしい(笑)。私も外に出てばかりで仕事をしてきて、母に似たような文句や不平を言われていることが、身に染みているのだろうな・・・(汗)。

 

もちろん、過ごす時間ではなく、質ではあると思うので、コミュニケーションスキルは確かに身につけたほうがいいし、家族だけではなく、仕事でもシュミでも応用活用できるいいスキルなのですが・・・。

 

父親の背中にはもうあまり何も求めていないのか?どんどん日本はこの先も変化していくのか?そうだろうと思います。そのシフトを受け容れるか受け容れないかは、時流をどのように見ているかによると思うのですが、私は基本的に自分の位置を場所だけでも捉えておらず、時間軸も併せているので、何年か何十年かは先を見ていきたいと思っています。ボーダーレス(国境なし)の世の中になってきて、それに追いついていけないのは、やっぱり技術のほうがマインドよりも進んでいるっていうことなのだろうなぁ・・・。

 

昨日のレッスンは、7時半から始まり、2人目の生徒さんが帰ったのが11時でした。お父様が迎えに来ており、その父親の愛を感じつつ、私はほんわかした気持ちで眠りに就いたのです。彼女もまだまだ父の愛の大きさがわかっていないのかもしれないですが、きっとわかるようになるでしょう。死んでしまいましたが、私の父への愛は、まだまだ育っています。背中で充分だと思い込んでいた父は、途中から、よく話すようになり、侵入してくる新しい技術や人々や文化にも順応するようになっていた矢先に、ガンで死んでしまったのですが、彼が生きていたら何を言っただろうか?と思うのは、週に数回くらいはありますね。

 

私もコミュニケーションスキルが命の商売なので、今後もいろいろ勉強していかねば・・・と思いつつ、自分の背中の広さもどうも気になって仕方がない(笑)。何かを語っているのだろうか?と鏡を見てしまうのであった・・・。

 

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