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紀久美先生へのQ&A~心理学講座編~その56

Q56.

先生は怒りたくなった時、どうやって怒りを収めていますか?

 

A56.

あまり怒らないんですよね・・・(笑)。犯人探しもしないので、社会問題なのでは「どこが問題発生点なのか?」などを考えていると、誰かのせいにできるようなことなどあまりないのです。ゆえに心理学がますます面白くなるとも言えます。

それは日常的なことでも同じで、生徒さんに関しても人それぞれの伸びが違います。それがどこから来るのか?と考えるのは楽しいことですが、全く怒りの対象ではありません。

怒りが湧いて当然なのは、「身の危険」をバロメーターにしたことです。誰かが誰かを殴るとか、罵倒して委縮させるとか、権利を侵すとか、というような類のことなので、私はそれ以下のことでは、たいして怒らないんでしょうね(笑)。

形あるものは壊れますし、誰かがどんな行動をとってもどんな考え方を持って行っても、そのヒトなりの理由があるはずですし、私と違うからといっていちいち怒っていたらきりがないですし・・・。

怒ったほうが負けじゃないですか? ここでエネルギーが時間を使うわけですから (・・;)

母が認知症ぎみになって、つくづく思うのは、彼女が見ているものと私が見ているものは全く違うものなんだということです。だって脳がそのようにしか作動しないわけですから。それに対して自分の思い通りにならない、させよう、などと思うことがナンセンスだと、最初から受け止めていれば怒る必要などはないわけです。いつも笑い話にできている自分のゆとりに感謝です♬

怒るという気持ちよりは、寂しくなる悲しくなる、という気持ちの方が先に出てしまいますね。「あー、そこまでしか考えられないのか」「あー、感じたことを優先するのか」「あー、自分の損得勘定で動くのか」「あー、また言い訳をしているのか」という意味で、怒ることよりは、その人が自分で自分の成長を妨げていることに対して、「もったいないなーぁ」と寂しくなったり悲しくなったりします。

本当に怒りには行き場がないんでしょうか? 私はわざわざ怒る必要ないと思っているのです。そうなんですよ、「わざわざ」という感じなんです。認知の仕方により、ネガティブな感情にしたまま、自分を置き去りにする必要はないと思います。そのどす黒い感じがずっと自分の中に残ってしまうと、浄化するのにものすごい時間と情熱がかかるじゃないですか。そんなところで足踏みをして停滞してるなんて、自分で自分の首を絞めてるのと同じようなもんだと思います。

自分が正しいことのほうがたぶん、世の中には少ないと思います。少なくても未熟な私はそう考えています。

 

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