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経済観念が違う人と付き合うと

07/15/2008 にアップした文章です。

イマドキの世の中は、格差が厳しくなっている折、安価で庶民的なものが喜ばれてきた伝統に反して、レアモノや高いから売れるというような風潮が占める割合も大きくなってきました。みんながBill Gatesバリのお金持ちだったら、「いつも極上のもの」を追求できるのですが、お金にはキリがあるので、そうも言っていられません。しかも、高齢化社会傾向は加速し、60歳や65歳まで働いたお金で何とか生きていかねばならず・・・。そうした意味で、日々の経済観念の違いというのは、かなり出るはずで・・・。私もきっとお付き合いしてくださっている方々に多大なる迷惑を掛けているに違いないと、心アタリがなきにしもあらず・・・(汗)。

私は、自他共に認める貧乏暮らしを長年続けてきたので、生活水準をさほどに上げず、ここまでやってきています。図書館使いは、子どもの頃より激しくなくなったものの、「所有・所蔵しなくちゃ」という気持ちは湧かず、どうしても必要なものだけしか買いませんし・・・。食べ物も、母が作ってくれたものに文句を言うことはほぼなく(たまに、味が重なったり、続いたりするときには言うかもしれない・・・)、洋服も買わなければ、宝石が欲しいわけでもなく、至って生活のためだけにお金を使っており、シュミというシュミもなく、不思議だよなぁ、お金がなくなるのは・・・と思っているくらいです。

というのも、私の育ち方から行くと、「たまに集うのだから、集ったときくらいは豪勢に」というのがあり、見栄などでは決してなく、一期一会精神で、どうしても集ったときにお金が嵩むんですよねぇ・・・。グループの生徒さんを受け持つのは、3ヶ月なのですが(12週間)、そのあいだに1回、なるべくならいっしょにごはんを食べようと意図的に行動しています。それはプライベートの潤沢な資金のある生徒さんには申し訳ないのですが、グループレッスンの醍醐味というのは、横繋がりというオマケがついてくるからだと思っているわけです。そこで、それぞれの体験談を話す場を設けたり、情報交換をしあったり、というのが、グループレッスンに参加して「運命的ではないけれども、行動・思考が似ているがために集った人々」としての確率的お祝いでもあり・・・。

もちろん、私のお財布の事情によるのですが、その時にはご馳走できるのであればしているし、ハンパや大目に支払うことにしているのです。とにかく、英語は続けてほしいという一心で。楽しければまた集うだろうし、楽しければ勉強にも身が入るだろうし、と思っていて・・・。

ただし、みんながみんなそう思ってくれるわけでもなく、期待しているわけではないです。借金をされて、貸す場合もそうですが、「手元を離れたお金は戻ってこないと思え!」というのが、信条なのでした。

そんなわけで、生徒さんたちと集うときには、安価なほうが、私が全額出しやすいというのがあるんですが・・・。プライベートの生徒さんたちと集うこともありますが、二人きりでごはんを食べるというのは、なかなかセッティングしずらい状況なので、未だ実現していないかもです・・・。

そのあとは、友だち同士で集うときなのですが、基本的にはDutch treat(ワリカン)でないといけないとは思っています。性別関係なく、どんなときでもワリカン状態が可能だけれども、「今日はあなた」「今度は私」が気持ちよくできる関係がいいだろうと。私の場合、飲むとどうしても出したくなってしまう傾向があり、友だちと呼べる人々はそのことを熟知していて、その代わりを準備してくれます。必要な情報だったり、母を誘ってくれたり、手土産を持って来てくれたり、と、代わりに心づくしをしてくれるので、出してしまったことに関して、後悔したことは一度もなく・・・。でも、「お金を豪気に使うね・・・」とはよく言われます。だからずっと貧乏なままなんだろうな(爆)。いや、昔に比べれば、おなか一杯食べられるし、ずっとマシな生活なんですけどもね。

夜中の番組で、「いい女はどっち?」シリーズがやっていて、「彼との結婚を考え始めたら、彼の収入が知りたくなりました。彼に聞く?聞かない?」というディベートをしていて、私などは、「聞かないやつはバカ」とすら思っていたのですが、聞かない人はいるんだなぁ・・・。びっくりしました。生活していくのに、お金は必須条件で、それを抜かして、愛だの恋だの言っている場合ではないですもんねぇ・・・。いつ子どもを産めるのか、どんな風に育てたいのか、仕事はこのくらいの年齢までこんな形でしていきたい、くらいまで話していても不思議ではないのが、結婚前の男女だと思うのだが・・・(汗)。そういう意味では、お見合いは合理的な側面ももつのではないかと思うのですが・・・。

経済観念が違う男女が、離婚を迎えることは多いような気がします。昨今、借金のせいで離婚をしたという話をよく聞きます。個人が自己破産できる制度ができたせいもあり、消費者金融が業界として確立してしまったせいもあり、気軽に個人でも借金ができてしまい、しかもそれをパートナーや家族に隠せてしまうあたりが怖い。ギャンブルに使ったり、飲み食いや豪遊に使ったり、浮気に使ったり、ブランド物を買うのに使ったり、いろいろなケースがあるのでしょうが、このへんでも、経済観念の違う人と付き合うのはたいへんなんじゃないかと思います。

母と私は、同じ家庭に40年以上属してはいるのですが、けっこう似ている。だからうまく行くのだろうと思えることが多々あります。まぁ、私が母に仕込まれた、と考えるのが論理的なんですが・・・(汗)。が、父は母に比べると、もっとケチだった・・・。彼は札入れを持たず、小銭入れにお札を1枚ずつ折ったものを入れて使っていたのです。貧乏だからしょうがないんだけども・・・(汗)。ところが、そんな父を尻目に、冷蔵庫やミシンや宝石など、その当時は『月賦』と言っていたのですが、それで買い捲る母(爆)。しかも、父の了解なんて要らないと思っており、かなり不和だったと思われ・・・(汗)。

私は西さんに黙って家電製品などを買うことはないです。今回の冷蔵庫もしっかり報告しましたし、去年のエアコンも報告してありますし。ホワイトボードもだし。

(うーん、こう書くとかなり私は消費者としてケチである・・・汗)

その横で、母はせっせといろいろな買い物を続けています。彼女は買うという行為が途轍もなく好きで、かなり充たされるようで・・・。それがビールであろうが、お豆腐であろうが、トイレットペーパーであろうが、何でもいいらしい。洋服でなくともいいならば、こっちから「アレが食べたい」「コレが食べたい」と言っておけば無難で・・・←作為ありあり(爆)。冷蔵庫を買うときには、いくつもパンフレットをもらってきて検討していたし、買っても使わないものをなぜか通販のカタログで見ては○をつけているところも、彼女の買い物依存症傾向が出ていますが、お金に限りがあるのでやらないで済んでいるところ・・・。

その母に似てしまった私は、宝石はピアスだけ、豪遊しないような時間帯の仕事、ギャンブルも数時間なければ儲かるかどうかわからないもの、などと、いろいろなブレーキを掛けています。が、経済観念が違う人とは、無理やり付き合わないでいます。精神衛生上悪いので。

そうだよねぇ。お金持ちがなぜお金持ちなのかというと、やっぱりお金を使わないからなのだ。私は意味なく、飲み食いという形がなくなってしまうものに使うので、どうも実感がないのだねぇ・・・。収集というシュミがある人は、きっと家の中にいろいろ残っていて、使った気がするんだろうけれども、私は使った気というのがまったくしない日々をもう長いあいだ感じているところです。お金のマジックは、果てしなく人々を虜にしますなぁ。

なぜ今日このようなお題なのかというと、京王プラザランチビュッフェは3500円だかそこらなのですが、それを高いと思うかどうか?というのを考えていて、私はあの内容であれば、たまにしか行かないことだし高いとは思わない、という結論から出たものです。経済観念って不思議だ・・・。

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