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自殺が増えているかもしれない風潮

俳優の三浦春馬さんが亡くなってから、不思議と追いかけるように件数が増えているかのように見えます。データをしっかり見てみる必要アリ、と思っていて、2020年9月30日現在、竹内結子さんまで亡くなってしまい、詳細が徐々にマスコミに取り上げられ、世間のざわつきは収まっていくようには見えません。

しかも、私個人に関しても、「日本人は自殺するときになぜ靴を揃えるのか?」という記事が、今もものすごい数のアクセスを記録しています。世間の誰かが私ごときの記事が見つかるような検索していることで、世の中の自殺に関する関心が高まっている風潮を感じています。

せっかくこの10年、自殺者数が減り、3万超えが2万以下になりそうなところだったのです。生命を放棄することを止め、むしろ失踪者となる道を選ぶ人が増えたことで(もちろんその中で自殺をしてしまい、見つからない場合も相当数あるかとは思いますが)、別の生き方を望んでいる方々がこれだけ多いわけですから、世相として受け止め、行政も我々ひとりひとりも考えていかねばならない問題だとは思います。年間8万人の失踪者+2万人の自殺者=10万人以上の人々が、今の暮らしを楽しんではいないし、振り捨てたい側のほうに確実にいらっしゃるわけです。もちろん誘拐事件・監禁事件、その末の殺人事件などの数もそれなりにあるとは思いますが、警察庁ではないので、その振り分けを私が完全にできるわけではないので、想像しかできません。体感もないですしね。

毎年10万人以上の方が、今の暮らしから剥がされる、あるいは剥がれることを自ら望んでいるかもしれない現状は、決して倖せな環境ではないということなのかもしれません。なぜならば、その蓄積数は大きい。10年で100万人ですから、人口の100分の1は不幸に陥っている側に位置しているかもしれないわけです。

さらに統計を見ていただくと、職業別があります。無職状態では生きる意義が減るのかもしれず、イメージでは「小さい商売の破綻の自殺」というのは、さほど件数は多くありません。私もここに入ります。(・・;) が、商売要因では自殺は考えたことがないです。

児童と10代の自殺が止むことなく、むしろ増えている傾向にあることも心配です。私がこの商売をしている立ち位置から見ても、子どもたちはたいへんすぎます。少子化を意識したら余計につらいことでしょう。閉塞感・いじめ・家族との関係性・Identityの模索の中、自殺や家出などの他、誘拐の他さまざまな事件に巻き込まれてしまうことも多いのです。

自死を選んでしまうしかないほど追い詰められた感を、しかもそれが長くてつらすぎてもう逃げ場がひとつしかないと思えてしまうようなどうしようもない気持ちを、気づけなかった人たちも残された人たちも、やはり苦しみながら生きていかねばならず、自死というのは不幸せの種のようになってしまうのかもしれません。

たくさんの不幸せの種はあれど、「やらなかったことに対する後悔」が募ってしまい易いものです。

さらに原因についても統計があって、高齢者だけではないにせよ、健康問題で遅かれ早かれ死ぬのだから、苦しい・つらいのだから、というのが大きな割合になります。確かに、自分にコントロール権があるあいだに死にゆく準備ができたらすーっと、という気持ちはわからないでもないです。

私も、老後の面倒を長く看てもらわねばならなくなったら、自死の形である尊厳死を選んでしまうかもしれません。スイスまで行き、合法的に尊厳死を選べるゆとりがあるかどうか、今はまったくわからないのです。

経済問題・生活問題もかなり多いですし、家庭問題も多いです。悩みを誰かに打ち明けることができない性格なだけではなく、環境がそうさせていることも大いにあるのではないかと想像します。

生きている中、暮らしの中で、つらいことや悲しいことがあったとしても、それをどうにかして知らない間に乗り越えるのが無理な場合には、ぜひともプロに頼れる雰囲気が、社会に溢れるようになっていてほしいです。でなければ、やはり自殺者や失踪者の数は減らないように思うのです。どうにか踏ん張っている人も多いのではないかと思えて仕方ないのです。その方々が、もっとラクな気持ちになり、踏ん張ったりがんばったりしなくて済むようになる世の中を、みんなで考えることができたり、それが社会や行政にしっかりと反映されるようになってもらいたいと、心から願うばかりですが、私は無力すぎて自分の廻りにしか目が届いていません。

心理レッスンを入れている理由には、このような「何かできることをシェアしたい」という気持ちも投影されています。

最後に、アジア諸国での日本の自殺率は第4位で、世界でも第8位です。幸せなようで倖せではないのかもしれませんね。

かなり危ない土台や家に、私たちは住み暮らしているのかもしれません。それについて考えてみたら、きっともう少しだけ、月はいっそう蒼さを増し、空は高くまで見えて、太陽が暖かに感じるかもしれないです。

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